エジプトが軍政化
大統領の辞任を受けて、エジプトでは軍部が政権を掌握することになったようだ。事実上、米国の意を受けた無血クーデターと言ってもよいだろう。これが、我々日本人が考えるような民主化につながるのか、あるいは強権的軍部独裁になるのか、先行きの予想が難しい。
米国にとっては、イスラム原理主義勢力の発言力増大はなんとしても食い止めたいところだけに、軍を動かしてこれらの押さえ込みを図ろうとする可能性がある。しかしこれは、今までムバラク政権を支援してきた米国に対する反感に火をつける事にもなりかねない。そしてそれはイスラエルを取り巻く環境を激変させることにつながる。
また今回の事態は、今まで米国の支援に依存してきた周辺国の支配者達に、米国に対する不信感を抱かせる事にもなるだろう。米国には、今後非常に難しいさじ加減が求められる。
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