白鵬連敗で相撲人気回復するか?
二場所続けて白鵬が稀勢の里に敗れた。白鵬には申し訳ないが、これが相撲人気の回復につながると良い。
相撲の人気の低下の最大の原因は、白鵬一人が強いという状況だ。一人横綱の白鵬が負けてはならないのは当然だが、白鵬と競いあうライバルがいないことが場所をつまらなくしている。
かつて相撲人気が盛り上がった時期、覇を競うライバルが必ずいた。若乃花には栃錦、大鵬には柏戸と言った具合だ。たとえ既に優勝が決まっていても、千秋楽の結びの一番はプライドを懸けた迫力のある勝負が期待できた。それが相撲の人気を支えていたのだ。
次の場所、白鵬はまなじりを決して勝負に挑むだろう。それに対して、稀勢の里が勝てないまでも好勝負を見せることができれば、相撲の人気回復につながる可能性がある。それを後押しするために、他の力士の奮起が必要なことも当然だ。
次の場所に期待しよう。
追記(2011/01/20);
芝居でも同じ事だが、善玉、悪玉、そして判官が揃わなければ盛り上がらない。相撲協会と横綱審議会は、偏狭で低俗な排外主義に迎合して悪役朝青龍を切り捨てた結果の人気低落であることを、素直に認めて反省するべきだ。
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