国民は踊り疲れた?
相変わらず、各種メディアは菅政権批判に熱心だ。しかし、それに対する国民の反応が数ヶ月前に較べると鈍いように感じる。なにやら雰囲気が変わったように見えるのだ。私にはこれが、ステロタイプな政権批判に国民が飽き始めたのでは無いかと思えるのだがどうだろう。
メディアが雰囲気を煽り国民がそれに乗って踊るのは、小泉政権の郵政選挙から顕著になったように思う。それ以後、選挙の都度メディアが悪役を仕立てて煽りたて、国民はそれに乗って踊り続けてきた。
しかしその結果、今の混乱しきった政治状況が作られた。国民がそれに疑問をもち、メディアの論調を醒めた目で見始めているようにも見えるのだ。さらに、メディアの政権批判を冷静な目で、各人なりに評価しようとし始めているのでは無いだろうか。
その表れが、メディアを利用して人気取りをしてきた独裁権力志向の地方首長の人気低下であり、中央政治の報道に対するしらけた雰囲気では無かろうか。
メディアに対して、ワイドショー型政治家に対する迎合報道や、無責任な批判報道から脱し、長期的見地に立った報道を求めたい。
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