小沢氏曰く、「野党は本気ではない」
小沢氏が、「野党が本気ではないのに、なぜ党内から言われなくてはならないのか」と不満を述べたそうだ。
野党が本気ではないというのは確かにその通りだろう。どの政党にしても、このような形(議決)で政治倫理委員会への招致や証人喚問の前例を作ってしまうのは好ましくない。だから、大半の政党は民主党非難の口実に利用しているだけだというのは正しい判断だろう。
しかし野党が本気でなくても、多くの有権者が本気で要求しているのも事実だ。小沢氏と各政党はそれにこたえるべきだ。さもなければ有権者を馬鹿にしていると判断され、手厳しい批判を受けることになるだろう。
これが政党中心の政治の崩壊の始まりになるかも知れない。個人独裁につながるのでなければそれも良いのだが、今のメディアのあり方を見ているとファシズムの台頭につながりかねないのが心配だ。
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