検察叩きの後遺症;高校生刺殺事件の容疑者が逮捕されない理由
神戸の高校生刺殺事件の容疑者がいまだに聴取も逮捕もされない。
これまでに公表された目撃情報からは、犯人は周辺の住民と思われる。さらに風体も明らかになっているので、警察は既に容疑者を特定している物と思われる。
これまでの捜査であれば、参考人として任意聴取が行われていて当然の状況だ。にもかかわらずそれが行われないのは、昨今の検察や警察の取り調べに対する非難が影響していることは確実だ。メディアもまた、村木局長事件で世論を煽り立て、検察や警察を無理な起訴に追い込んだことを反省しているのか、すっぱ抜きをひかえているようだ。
従って警察は、絶対確実な物証が手に入るまでは容疑者を泳がせておくことになる。周辺住民にとっては不安な状況がまだしばらくは続くだろう。
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