天の声
代表戦で敗北した小沢氏がお国入りして、支持者に「神様のお導きで負けたおかげで皆さんに会えた」と言ったそうだ。敗北後だけに支持者の緊張をほぐそうと、わざと負け惜しみに聞こえるような言葉で笑いを誘おうとしたのだろう。
これでひとつ思い出した言葉がある。それは角福戦争と呼ばれたあの総裁選後、福田氏が「天の声にも変な声がある」と言った言葉だ。これも負け惜しみと言えば負け惜しみだった。
この総裁選後、田中角栄氏の「日本列島改造計画」に乗って建設ブーム、土地投機による財テクブーム、さらにドルショックや石油ショックの中断を経て投機バブルへ、そしてその後現在まで尾を引くひずんだ投機主導経済へと続いたのだが・・・・。
今度の天の声は何をもたらすのだろうか。
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