流鏑馬世界大会
青森市の砂浜で流鏑馬の世界大会が行われたそうだ。日本を含む6カ国から28人が参加し、各国の弓矢を使って技を競ったそうだ(記事)。
優勝はモンゴル人の選手で、日本人は4位が最高だったそうだ。流鏑馬のような騎射は各国でも重要な武術だったので、今でも伝統武術として競技会が行われるところがあるようだ。外国選手は騎射に適した自国の伝統的短弓を使っていたようだが、長弓しかない日本選手は多少不利だったかもしれない。
勝敗は勝敗だが、勝敗を超えてそれぞれの文化伝統を見せ合う、このような競技会は楽しそうだ。もっと多くの国から、それぞれ伝統の騎兵装束と弓矢を携えて集まると良いと思う。
補足;日本は山や森が多いので、開けた場所での会戦が少なかった。このため騎兵の分化が進まず、騎兵専用の武器もほとんど開発されなかった。これに対して、大陸諸国では広い場所での会戦や襲撃が多かったため、騎兵の運用が工夫され、弓騎兵、軽騎兵、重騎兵など様々に分化した。そしてまた、それぞれの兵科に適した専用の武具が開発された。
« 彼岸花(2010/09/19) | Main | 天の声 »
Comments