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August 2010

August 31, 2010

朝日新聞本紙と週刊朝日

朝日新聞本紙は小沢批判に傾いているが、週刊朝日は「反」反小沢を貫いているようだ。これも各編集部の独立性を尊重していると言うことなのかもしれないが、社としてどうなのかと言うことはつかめなくしている。両陣営に対しての保険では無いだろうが。

ただ、週刊朝日の主張のうち小沢氏の脱官僚支持には同意できない。それは小沢氏の目指す脱官僚の内実は上意下達の独裁政治だからだ。政治家主導という名目はファシズムの勢力拡大にもしばしば利用されている。

さらに言えば、政治家による官僚支配が旧ソ連の政治権力機構を腐敗させ、国家崩壊に導いた。かつて歩く人の共産党の大物が権力は腐敗し崩壊すると吠えた。そして個人による独裁権力が支配した旧ソ連もその道をたどった。

また、上意下達の個人独裁は社会の活力を失わせる。なぜならば組織構成員は、自発的行動の結果、上司の批判にさらされたり処罰を受けて利することを恐れ、必然的に指示待ち型にならざるを得ないからだ。そして上司はまた、自分の上司からの叱責を恐れ、唯々諾々と指示に従う部下を重用する。そして、誰もが細部にわたる明確な指示を受けない限り行動しなくなり、社会の活性が失われる。これが旧ソ連の失敗の最大の原因だ。

どんな名目があるにせよ、私は個人独裁には反対する。週刊朝日も「敵の敵は味方」などと言っているときではない。

グローバル化と世界不況

グローバル化によって各国経済の相互作用が強くなった今、一国の景気回復操作が他国の足を引っ張ることが多くなってきた。その結果が金融緩和合戦と自国通貨の値下げ競争による足の引っ張り合い。そしてそれが世界中を景気減速スパイラルに巻き込むことになる。

世界各国がそろって景気回復を目指すには、各国の協調とある程度のローカライゼーションが不可欠のようだ。各国経済が独自性と独立性を保つ方が各国の素早い景気回復のためには良いと思う。

アメリカの利益が神の正義と考える、アメリカの資本家や経営者たちは激しく反対するだろうが。

August 30, 2010

キングメーカーを気取る鳩山氏

どうやら鳩山氏はキングメーカーを気取っているようだ。民意より個人的な恩義を優先するのだという。政治家にとっての道義を全くはき違えている。

相変わらず国民が何を求めているかには関心がないようだ。それともとことん鈍感なのか。多くの国民にとって鳩山氏は用済みで退場を求められていることに気づいていない。

政治家としての資質が無い鳩山氏とそれに群がるやはり資質に欠ける政治家たち。国会解散請求運動を起こすべきかもしれない。

民主党は非民主党

各種世論調査の結果は菅氏の圧勝。しかし民主党内では小沢氏優勢らしい。どうやら民主党の「民主」は党内に限られ、有権者の声は関係がないようだ。党名を「非民主党」に改めるべきだ。

小沢氏は民意を尊重して衆院選公約を厳守すべきと言っていたが、民意とは小沢氏自身の意志のことらしい。これはファシズム以外の何物でもないと思うのだが、国民各人ははどう思うだろうか。

できもせず、無理に実行しようとすれば国家財政を破綻させることが確実な公約の固執する。そして上位下達の独裁を主張する小沢氏の勝利は、今後の選挙に甚大な悪景況を与えるだろう。そして、天皇すら自分の道具として使おうとする身勝手は、日本の将来も破壊しかねない。

August 29, 2010

たたいても、たたいても出る;相撲協会の埃

またまた出てきた相撲とヤクザのつながり。今後もいくらでも出てきそうだ。

最近は、横審が外部委員会の活動を押さえようと躍起になっているし、ヤクザとの関係を絶つのは絶望的。老害集団の横審にお灸をすえるためにも、テレビ中継は当分はしない方が良い。

August 27, 2010

世界一の美女

世界中にミスコンテストは掃いて捨てるほどある。世界的に著名なコンテストも多数ある。

それらの優勝者の中で一番の美女は誰だろう?たとえば、ミスユニバースとミスワールドはどちらが美しいのだろうか(笑)?

金正日氏の訪中

金正日氏が突然訪中したことがいろいろ憶測を呼んでいるようだ。また、一方で彼がカーター氏との会談に応じなかったことが米国人の不満を買ったとも言う。

ただ、カーター氏の訪朝に合わせるよう突然訪中したのは、会わないための口実だったのかもしれない。訪中の外交スケジュールが決まっていたからと言えば、最小限の言い訳にはなるからだ。

訪中の理由は、カーター氏と会えば金正日氏の健康状態が知られるので合わせるわけにはいかなかったと言うことかもしれない。

August 26, 2010

ロシア流交渉術

ロシア人の交渉は常に足して二で割るやり方だ。彼らはこの方法で双方の当事者の顔が立つと考える。それはフィンランドや中国との領土交渉でロシアがどう決着をつけたかを見れば明らかだ。また、ロシア以外の多くの国の外交交渉でも同様のやり方が行われる。

それに対し日本は、最初に控えめに要求を出して全部とろうとする。その結果多くの外交交渉で膠着状態になってしまう。外交交渉でこれはきわめてまずいやり方だ。

ロシア流に、はじめから双方の顔が立つ落としどころを想定して要求を出しておけば良いのだ。北方4島を取り返したければ南千島全体を返せと要求する。そして交渉によって4島で手を打った形にすれば、両国の政府は相手に譲らせたのだからと自国民に説明がしやすい。

もっとも、日本人の中には少しでも譲歩すると弱腰だと騒ぎ立てる者たちも多い。また、事前に交渉方針や目指す妥協点を公表しておかなければ密室交渉だとマスメディアが騒ぐ。そんなやり方が外交交渉でいかに国益を損なうか。日本人以外はよく心得ているのだが・・・。第二次大戦前のマスメディア報道を見れば、こんな日本人の性癖もまた大戦突入を余儀なくされた原因の一つだとわかるはずだ。

自民対非自民の戦い

小沢氏がやっと代表選立候補を表明した。「満を持して」なのか「追い込まれて」なのかは見方が分かれるだろうが、これではっきりしたことが一つある。

それは今度の代表選挙は「自民」対「非自民」の戦いとなると言うことだ。小沢・鳩山を中心とする元自民党員勢力と、非自民で旧自民党流の手法を嫌う勢力との戦いだ。

代表選挙の結果どちらが勝っても党分裂の可能性がある。そして、次の衆議院選挙まで混乱は続くだろう。その間は高級官僚の手腕に頼らなければならないのだが、それだけの気概がある官僚がどれだけいるのか。これもまた、はなはだ心許ない。

一番無難な落としどころとしては、小沢・鳩山派が敗北し離党、自民党との連立政権結成と言うところだろうか。

追記(2010/08/26);
「追い込まれて」と書いたのは、小沢氏が首相を目指す理由の一つ(現時点では最大の理由かもしれない)が、強制起訴逃れと考えられるからだ。小沢氏が菅氏に対して強制起訴からの保護を求めたが菅氏がこれに応じるはずもない。そこで首相を目指さざるを得なくなったという構図なのだが、選挙しかできず、全くの政策音痴の小沢氏が首相になれば日本がどうなるのか・・・・。

August 25, 2010

地方主権に干渉する橋下大阪府知事

先日、竹原阿久根市長を賞賛した橋下氏がまた、竹原氏の演出が見事だと賞賛しているそうだ。ワイドショー型政治を目指す橋下氏としては、話題作りとして市議会との対立をことさらに演じるのが好ましいと言うことらしい。

しかしながら、このところ橋下氏の発言は支離滅裂になり始めている。自分の思い通りにならないと、大げさに非難して悪役に仕立てようとするのはこれまで通りだが、最近はた他の地方自治体の自治に介入しようとする行動が目立つ。竹原阿久根市長を賞賛し支援しようとしたり、市長派による名古屋市議会のリコール請求署名集めを後押しする発言をしたりしているのがその例だ。

しかし、他の地方自治対内の問題に介入するのは地方主権を侵害する行為だ。国に対して分権を求める発言をする一方で、自分の言いなりにならない府内市町村に対しては権限を取り上げて集権化しようとしたり、自分のイエスマンを市町村長にしようとする行動も目立つ。

橋下氏の場合、地方主権拡大の主張も、所詮は自分の権限を拡大し、独裁体制を作りたいと言うことのようだ。

為替レートと株価

本来、為替レートはその通貨に対する信認の度合いであり、その基盤はその国の財政に対する信頼と経済の好不況の度合いに対する評価に依存するはずだ。つまり為替レートが上がる場合は、その国の景気が良いかあるいは良くなる期待が持てる状況のはずだ。しかし現状の日本の場合はこの関係が全く成立しない。

日本では為替レートの上昇(円高)は、輸出依存度の高い主要産業に悪影響を与えるので景気が悪くなり株価が下がるのが「常識」となっている。しかし、不況対策として景気刺激策をとれば、それは上記の関係からさらに為替レートの上昇をもたらす要因となり得る。つまり、円高の影響を緩和するための措置がさらなる円高を引き起こしかねないのだ。

結論として、円高対策と景気刺激策はトレードオフの関係になり得る。経済政策はこの点に留意してたてる必要があるだろう。根本的な回復には、欧米の景気が回復し、各国の財政が好転するしかないのかもしれないが。

欧米通貨からの逃避先としてなぜ「円」なのかと言う点も今ひとつ理解できない。なぜ経済成長が続く中国やその他の発展途上国ではないのか。もしかすると、円高の元凶は日本の金融機関や投資機関かもしれない。

August 23, 2010

つまみぐい

阿久根市長が、鹿児島県知事に副市長任命の合法性に疑問があると言われ、今度は司法の判断に従うべきだと言ったそうだ。

その言い分は「法治国家であり、違法かどうかは司法が判断することだ」、「知事でも政府高官でも判断すべきではない」、と言うことだそうだ。今までは司法判断も「裁判官も公務員だから従う必要はない」と言ってきたこととは裏腹な発言だ。

要するに「自分に都合が良ければ法に従うよう要求する」、「自分に都合が悪ければ法を無視する」、と言うことらしい。最近、世の中に自分に都合の良いところだけ法律を振りかざし、都合が悪ければ無視する者が日本中で増殖しているが、阿久根市長もその一人ということだ。

法治国家の行政官として、法律のつまみ食いは許されることではない。市長を支持してきた阿久根市民にも遵法意識が無いと言うことだろう。

August 22, 2010

密室化する臓器移植

家族のみの同意による臓器移植が続いている。移植で人命が救われることは良いことなのだが、家族同意に至る過程が公開されないことに引っかかる。

家族に対する説得や強要、圧力がなかったのかどうか、確認できるような情報公開が不可欠だ。でなければ臓器移植に対する反発が高まり、提供病院に対する不信感から悪い噂が広がり、結局臓器の入手が困難になるだろう。

早くも3Dに陰り?

いくつかのメディアが3D映画の興行成績が落ち始めたと騒いでいる。少しの変化でも大騒ぎして、売り上げを伸ばそうとするのがマスメディアなので、それが凋落につながるかどうかは何ともいえない。

従来の映画でも興行成績はその中身次第だ。それは3Dでも同じこと。立体に見えることだけに頼って、物語や映像としてのできが良くなければすぐ飽きられる。2匹目、3匹目を狙った、できの悪い映画が続いただけかもしれない。

実は、3D映画はこれまでにも幾度となく制作され、その都度話題になったがすぐに飽きられて消えていった。当時は「立体映画」と言った。方式もモノクロ時代の「赤青眼鏡」から「天然色映画」時代の「偏光眼鏡」、今回の「液晶シャッター式眼鏡」までいろいろだ。

いずれにしても飽きられた理由は、立体視に依存するあまり映画としての内容が伴わなかった、眼鏡の煩わしさが敬遠されたなどだ。制作者は立体視だけでは売れないことをしっかりと念頭に置いて、2D映画の名作並みの内容を追求しなければ、今回もまた一時の話題で終わってしまう。3Dテレビもまた同じだ。

追記(2010/08/22);いつものことながら、マスメディアの無責任さにはほとほとあきれ果てる。つい先日、もう3Dでなければ映画もテレビもだめだと言わんばかりにもてはやしていたのが、手のひらを返したように3Dはだめだと言いたてる。

この調子では、今回も3Dが生き残るのはテレビ(パソコン)ゲームだけかもしれない。特に空気を読むのが自慢の業界人が多い日本では。

August 21, 2010

空気を読むのが上手?下手?

民主党で小沢氏を党代表にという動きが続いている。

いったい民主党議員は空気を読むのが上手なのか下手なのか。党内空気を読むのが上手だが、有権者の空気を読むのは下手なのか。

今、小沢氏を党代表にすれば有権者の心は決定的に民主党から離れるだろうに。そのことは世論調査で、小沢不支持によく現れている。菅首相は支持しないが退陣も求めない、と言う世論が何を意味しているのかわかっていないようだ。

めまぐるしい首相交代にはうんざりした。とりあえずしばらくは菅首相の手並みを見よう、というのが世論の大勢だと思うのだがどうだろう。

August 18, 2010

トンデモ科学者の疑問;植物編3

植物が好きで、野草の写真を撮ったり眺めたりして楽しんでいる。

しかし以前から不思議に思っていることが一つある。それは植物の利き手の問題だ。

植物には右利きと左利きがある。たとえば朝顔は左巻き、藤は右巻きと決まっていて、個体ごとに違っていたりはしない。しかし、花弁の重なり方となるとそうはいかないのだ。

筒状の花の中にはつぼみの時からねじれがないものもあるが、多くの花はつぼみの時、花弁が右回りか左回りに重なってたたまれている。この重なり方が同じ株の中でも異なっているものがある。花が開ききってしまうとわかりにくい場合もあるが、完全に開いてからでもはっきりとわかるものもある。

なぜどちらかに決まっていないのか、これは不思議なことだ。一個体の遺伝子の中に両方が用意されているのか、それとも重なりの方向はランダムな要素によって決まるのだろうか?

と言うわけで花の世界にも不思議なことがいろいろある。一度そんな目で眺めてみてはいかが?

August 15, 2010

敗戦の日

今日(8月15日)は太平洋戦争で無条件降伏を受け入れた敗戦記念日だ。日本人の多くは、「敗戦と言う事実」を認めたくないので相変わらず「終戦」という言葉でごまかしている。しかし当時の国家指導者たちが勝算が無いまま戦争を始め、そして敗北したという事実は変わらない。

勝算が無いというのはあるいは間違いかもしれない。むしろ、負けることはないと言う甘い期待を抱いたまま戦争を始めたと言うべきだろう。この精神構造は今も引き継がれ、不都合な可能性は無視すると言う行動が世の中に蔓延している。これは「敗戦」を「終戦」と言い換えて現実を無視しようとする精神構造と同じところに根ざしているのだろう。

「敗戦」は「敗戦」として直視し、日本を敗戦に導いたご都合主義と、それを民衆も支持したと言う点を素直に反省すべきだ。

明治以後、民衆にとって戦争とは外国に勇ましく攻めて行って勝って帰ってくるものだった。徳川政権の成立後、国内で大規模な戦争がなかったため、日本人は戦場の悲惨さ、戦闘に巻き込まれた民間人がいかに悲惨な目に遭うのかと言うことには全く無知だった。それがあの敗戦の原因の一つと言っても良いかもしれない。

「孫子の兵法」に言うとおり、勝てない戦争をしなければ負けることはない。しかし、勝てる戦争でも、戦場となった場所では多くの兵士と民間人が傷つき死ぬのだと言うことを忘れてはいけない。

August 14, 2010

盛り上がらない菅降ろし

ここに来て、政界にはなにやらしらけたムードが漂っている。

理由は菅降ろしの世論が盛り上がらないせいかもしれない。産経新聞をはじめとする反民主党メディアがしきりに菅批判を展開しているにもかかわらず、世論調査ではもう暫く菅氏の様子を見ようという続投支持の雰囲気が漂っている。

原因の一つに、首相交代の連続に国民の嫌気がさしたと言うこともあるのかもしれない。民主党内の小沢派議員が民族派・保守派と協力して何かと画策しているが、下手に動くと民主党支持が急降下しかねないと様子見を決め込む議員も多いようだ。また先の選挙での敗北も、消費税問題と言うよりも、国民の反小沢、反鳩山感情に根ざすところが大きいと言う認識も浸透し始めたようだ(誰も公式には認めようとしないが)。

一方で自民党にも決め手がなく、小沢氏が下手に動いてくれることを期待するしかない。

というわけで、身動きが付かない永田町にはしらけムードが漂い始めたような気がする。両党の代表戦が終わるまでは大きな動きはないかもしれない。

それにしても、2年ごとに党内選挙で総裁や代表を派閥力学で選び直すというのもばかげていると思うのだが・・・。そのたびごとに論功行賞で役員を入れ替えているのでは、力量のある幹部が育たないだろうに。

都会に水田が復活すれば

都会に水田が復活すれば多くのメリットがある。

都市気候の緩和、大気の浄化、身近での自然とのふれあい、洪水の防止等々。良いことは多いが現在も将来も実現は不可能だ。

幹線道路の両側200mほどを水田や林にする手段は無いものか・・・・・。

熱中症危険指数

かつて使われて、今では使われなくなった気象用語に「不快指数」というものがある。これは、「気温」、「湿度」、そして「風力」を基に、人がどれくらい蒸し暑く不快に感じるかを表したものだ。

その後、用語そのものが不快感を増幅させるとして使われなくなったが、これを「熱中症危険指数」として復活させても良いのではないだろうか。パラメーターの多少の修正は必要かもしれないが、これを使って「熱中症注意報(場合によっては警報も)」を出せば、多少は被害を減らせる可能性がある。

注意報が出れば、屋外での激しい運動や作業をひかえ、高齢者への目配りを強化するなどの対策ができるだろうと考えている。

豪雨続く

今年(2010)は春から豪雨が多い。かつては集中豪雨とも呼んだが、最近はその呼び名は使われないようだ。観測点が増えたため豪雨が観測される範囲が広がって、「集中」とは呼びにくくなったのかもしれない。

それはともかく、天気図を見ると早くも「秋の長雨」の走りとでも言いたいような前線が現れている。しかしこの前線は例年の物より大規模のようだ。気象衛星の画像を見ると、ヒマラヤ山脈の西側からカナダ近くまでの前視界にわたって長大な雲の列がある。この雲の列が、インド・パキスタン、中国西南部から華南、そして日本に豪雨をもたらしているようだ。

この原因は「エル・ニーニョ」あるいは「ラ・ニーニャ」とも言われるが、これは赤道付近を西に流れる赤道海流の強さを反映しており、この海流はまた、中緯度を東へ流れる海流の強さの影響を受ける。さらに海流の強さを決める大きな要因は風である。赤道付近を西に吹く貿易風と中緯度を東に吹く偏西風がそれだ。

一方でこれらの風の強さを決めるのは、中緯度と高緯度の両気団の強さだ。そしてこれは海面温度分布の影響を受ける。

というわけで、風と海流は相互に影響しあって一種の振動現象になっていると思われるが、各地域のわずかな平均気温の変化がこれにどのような影響を与えているのかはまだわからない。多数の研究者がそれぞれのモデルに基づいた予測を出しているが、今のところ現状をなぞるのが精一杯で将来の予測に十分なレベルではない。

現在の世界気象はそのような震動の振れ幅が大きくなっているような気はする。これが一時的な現象で、やがて以前のような状態に戻って落ち着くのか、あるいは新しい準安定状態に移るのか、当分の間続くのか。これは大規模な食料難民を発生させるなどして、世界の政治情勢に影響する可能性があるだけに各国は広範な対応を考えておくべきだ。

August 12, 2010

橋下氏が阿久根市長を賞賛

読売新聞の記事によれば、橋下大阪府知事が竹原阿久根市長を賞賛したそうだ。

元々独裁的な権力をほしがる点で共通しているだけに、橋下が内心で彼に共感しているだろうということは予想していたが、公然と認めることが両者にとって吉と出るか凶と出るか。

大阪府民がどう反応するのか興味が持たれる。

August 11, 2010

ぶれる相撲協会

批判を受けて相撲協会がアドバイザー解任を撤回。そもそも理事長に解任の権限があったのかどうかが疑問だが、自己中心に都合良く考えて、世間の常識に従わないことが問題。

狭い世界だけを見て育っているから常識に欠けるのは仕方がないと弁護する向きもあるようだが、一人の社会人であることには代わりがない。親方集には社会人としての常識を学び直してもらう必要がある。

それにしても、麻生政権以来ぶれるのがはやる世の中だ。ぶれるぶれると騒ぎ立てる方も見識がないのは同様だが。

August 10, 2010

相撲協会居直る

居直りは小沢氏だけではないようだ。相撲協会が理事長名で外部委員会の委員長アドバイザーを解任する通知を出したという。外部委員会委員長は委員会が任命したアドバイザーであるから理事長には解任する権限がないととりあうつもりはないらしい。

ここのところ相撲協会は、横綱審議会の後押しを得て外部委員会との対立を深めている。やはり親方集の間では元力士以外が口を出すのを嫌うものが多いようだ。

いずれにしても、名古屋場所後は極力事件に触れず、すでに過去のものとしてふたをしてしまおうとする様子が見て取れる。その為にもここは直りでいこうと腹を決めたのだろう。これに対して文部科学省やNHKがどのような反応を示すのかを注視したい。

いずれにしても体質改善が完了するまで、相撲協会はいったん一般法人化すべきだと思うのだがどうだろう。

August 09, 2010

小沢氏は、再び自民党政権復帰の功労者となるのか?

民主党の小沢派が小沢氏側近の代表戦選出を目指してがんばっているようだ。表向きの口実は、菅氏が消費税増税に言及して参院選で敗北したからということだが実態は小沢資金目当てだろう。

先の参議院選挙にしても、民主党の敗北の主因は小沢氏や鳩山氏の黒い体質が主因で、消費税がらみの発言はそれを多少後押しした程度だと思うのだが、民主党議員の多くにとっては菅氏の責任にして追い落としたいということなのだろう。

しかし、次の代表選挙で小沢傀儡政権が復活すれば、その次の選挙で民主党はさらなる大敗を喫するだろう。国民の大勢が反小沢に傾いているからだ。

かつて小沢氏はその傲慢な発言で自民・社会連立政権成立の功労者となった。小沢傀儡政権になれば、自民を中心とした連立政権が生まれ、その再現ともなりかねない。民主党議員には慎重な行動を望みたい。

August 08, 2010

秋の気配(2010)

暑い日がまだまだ続きそうだが、今日(2010/08/08)早くも「ツクツクボウシ」と「ヒグラシ」の声を聞いた。

例年気がつくのは8月10日を過ぎてからなので、数日早いのかもしれない。猛暑の為か秋が早いと予告しているのかはわからないが、どちらの声も涼しさを感じさせてくれる。

8月10日を過ぎれば「クマゼミ」も減り始める。秋が忍び寄り始めたようだ。

日本型デフレスパイラル

最近「日本型デフレ」あるいは「日本型デフレスパイラル」という言葉をよく目にする。デフレ脱却のため「インフレ目標を掲げよ」という主張も目にする。しかし、庶民にとってはデフレもインフレもありがたくない。

ところで、「日本型デフレ」とは何だろう。いくつかの異なる定義があるようだが、共通しているのは「低金利を続けすぎて利下げによる刺激効果が無くなった状態」と言うことのようだ。しかし、今の日本経済低迷の原因は別のところにある様に思う。

ここしばらく日本の大規模小売業者は、売り上げが落ちると低賃金国に生産を移して、低コストで生産したものを輸入して販売することを繰り返してきた。マスメディアもこれを「価格破壊」と呼んでもてはやしてきた。しかし、その結果日本国内での製造が減少し国民の平均収入を減少させ、さらなる売り上げ減をもたらした。

すると大規模小売業者さらに生産を海外に移し、それがさらに日本人の収入を減らし売り上げ減につながる。日本の経済はこの悪循環に陥っているのだ。これが続く限り、日本の国内消費の本格的な回復、そして経済の回復はあり得ない。

しかし、これを断ち切るための国産品優先して購入しようという声はどこからも上がらない。マスメディアからも、政治家からも、経済界からすらもだ。その理由は、そのような気運が高まると米国などが自国製品優先は貿易障壁だとして報復を受ける可能性があるからだ。欧米への輸出に頼る大企業にとってこれは好ましくない事態だ。そこでそのような動きが出ないよう、国産品愛用は身勝手な主張で好ましくないとしてメディアを暗に規制している。また、国民も身勝手な主張で恥ずかしいことだと信じ込まされている。

結果として、日本人の仕事と賃金の海外垂れ流しに反対するものは誰もいない。これが日本型デフレスパイラルだ。

August 06, 2010

携帯プレーヤーを使わなくなった理由

最近携帯プレーヤーを使わなくなった。理由はイヤホンで音楽を聴きながら歩いていると、周囲の様々な情報を受け取り損ねていることに気がついたからだ。

山歩きだけでなく市街地でも周囲には音で受け取る情報があふれている。鳥の声や風で揺れる枝のそよぎ、人々の話し声や港から響いてくる船の汽笛などが様々な情報を伝えてくる。しかし、イヤホンをつけているとその多くが聞こえない。ただのイヤホンでもこうだから、最近はやりのノイズキャンセラ-付きのヘッドホンではほとんどの情報が欠落してしまうだろう。

外界を閉め出して自分の内側にこもりたいものには良いだろうが、わたしにはこのような情報を受け取らずにいると損をしているように感じるのだ。

August 05, 2010

阿久根市長のリコール対策?

リコール運動が動き始めることに危機を感じたのか、阿久根市長が市民懐柔策に出たようだ。臨時議会の招集、解雇不当判決が出た職員の復職などだ。とはいうものの、最近任命した副市長にその実務を行わせ、本人はほおかむりを決め込むようだ。全く素直でない人だ。

こんな根性曲がりを支持する市民の気が知れないが、そういえばもう一人O府にも同類の知事がいましたっけ。こちらはまだ府民の熱心な支持を受けているようだが、いつまで続くことか。

タレントのS氏が政界に打って出そうだと言うことで、熱心にラブコールを送っているが、O市のH市長と同様にすぐにけんかをするのが目に見えている。

August 04, 2010

透水性舗装の冷却効果

私が住んでいる神戸市市街地の歩道には、透水性舗装がされた場所があちこちにある。そんな歩道を歩きながらふと思ったのだが、透水性舗装の表面温度は非透水性舗装の表面温度より低いのではないだろうか。

透水性舗装は雨水を浸透して下の地面に吸収させることで、降雨時に下水に流れ込む水が急増しないように考えられたものだ。これは逆に言えば、表面が乾燥した状態では地面から水が浸透してくると言うことでもある。従って、この水分が気化熱を奪うことで、舗装を冷却している可能性がある。

赤外線式表面温度計があれば簡単に確認できることなので、ネット上に温度の実測値があるかどうか探してみよう。

追記(2010/08/05);
ざっと調べてみた限りでは、残念ながら一般的な透水性舗装には冷却効果が無いという情報が多い。ただし、保水性を持たせた透水性舗装に冷却効果があるという特許がいくつか出願されている。

冷却効果が無いというのは、舗装の下の地面から十分な水が供給されないことが原因のようで、舗装内部に給水パイプを設置して供給するという例もあるようだ。このことから考えると、湧水が豊富な地域ではそれを利用して冷却できそうだ。さらに、非透水性舗装を全廃して地面の含水量を高めるとどうなるのかといった点にも興味がわいてきた。

それとは別に、別項で書いた散水車の効果も透水性舗装で高まる可能性がある。散水の効果が持続しないのは、撒かれた水の大部分が下水口に流れてしまうためと考えられる。透水性舗装であれば、水の一部が地面に浸透して蓄えられる。そのため冷却効果の持続が期待できる。

追記(2010/08/06);
冷却効果の鍵が舗装材が含む水分であるとすれば、舗装材の下に保水性が高い材料を使う手もありそうだ。吸水性ポリマーの様な水の吸収・放出に伴って寸法変化があるものではまずいが、鹿沼土の様な多孔質で、ある程度の強度がある材料であれば利用できる可能性がある。

歩道の工事をしているところを見たことがあるが、透水性ブロックの下は砂を敷き詰めた状態になっていた。この砂に上記の様な保水材を混ぜて使えば良いと思う。保水材の強度が高ければ、車道の舗装下地にも使えるだろう。保水材はまた、舗装下の地面に流れ込む水の急増を緩和し、下地強度が低下する効果も期待できる可能性がある。さらに、保水層の厚みを大きくすれば、一時的貯水槽として利用できる可能性もある。

タンカー損傷事件

ペルシャ湾で日本のタンカーが損傷した事件があったが、アルカイダ系の組織から自爆攻撃をかけたとの声明があったそうだ。

実際に攻撃をかけたかどうかは不明だが、タンカーの写真を見る限りでは火薬の爆発による損傷には見えない。理由は、損傷の中心が喫水線より上であるにもかかわらず塗料に焼けた痕がが全く見られないことだ。塗料を変色させない低温度で爆発する火薬があるとは聞いたことがない。まるで超高圧の空気を至近距離から吹き付けたとでも言うような感じだ。また、水中爆発であれば損傷の中心は水面下であり、またタンカーの薄い鋼板が耐えられるとも思えない。

さらに、ロケット砲や対艦ミサイルであればどこかに貫通穴や焼け焦げがあるだろう。しかし船体にそのような痕はなく、さらに他船との衝突によって生じるようなすれ痕もない。むしろ柔らかいものを強く押しつけた、言ってみれば巨大な消しゴムを押しつけたかのように見えるのだ。しかも船体のへこみは上下・前後ともほぼ対称の正方形に見える。ということは、きわめて短時間にほぼ直角方向から力が加わったものと考えられる。

今後、専門家の調査で何によって生じた凹みであるのかは解明されるだろうが、きわめて奇妙な損傷だ。素人目には火薬の爆発で生じたものとはとても思えない。

追記(2010/08/10);
現地当局の調査で、爆発物の痕跡が認められたそうだ。真偽のほどが定かでない過激派の声明もある。爆風量が多いがあまり高温にならない火薬が、焼け焦げを作らない絶妙の距離で爆発したのだろうか。

散水車

道路脇緑地の花壇に、荷台にタンクを積んだトラックが水をまいている見て、近頃散水車を見かけないことに気がついた。

30年ほど前、夏の市街地では散水車をよく見かけた。道路の埃を押さえるため、走行しながら水をまいていたのだが、路面の温度を下げる効果もあって、通り過ぎた後は一時涼しく感じたものだ。ところが、最近はさっぱり見かけない。

これは市街地の道路を管理する部門の経費節減のためだろうか。そうだとすると残念なことだ。

August 02, 2010

再びPCダウン

先日、PCが不調なのでHDDを交換して復旧したと書いた(記事)ばかりだが、再び起動不能を繰り返し、ブルースクリーンも出るようになった。ブルースクリーンの表示を見ると同じRAMアドレスでメモリーエラーが出ているようだ。30年以上PCとつきあっているが、RAMの故障は初期故障以外無いという先入観があったので、前回は留意していなかったがどうやらこれが主原因だったようだ。

問題のアドレスは0x8EなのでBIOSを読み込む領域だろう。だとすれば起動しなくなるのも当然かもしれない。というわけで、2セット取り付けてあるRAMのうち低アドレス側の1セットを取り外してみると、何度繰り返しても問題なく起動する。どうやらこれが正解だった様だ。

ただし、この状態ではRAMの総容量が2GBで、日常的に行っている写真データの大量読み込みや加工処理では、重くなる可能性がある。また、データーのやりとりにアプリケーションを複数立ち上げていることも多いので、新たに1GB2本を買って装着した。32ビットOSではメモリーが0.5GBほど無駄になるが当分これで様子を見るつもりだ。折を見て64ビット版に代えても良いだろう。

美人過ぎる○○

最近はやりの「美人過ぎる○○」だが、これはその「○○」に該当する女性一般に対して失礼な物言いのような気がする。

「美人過ぎる○○」は裏返すと「○○に美人は不適当」ともとれるからだ。

育児放棄と虐待の対策

相変わらず後を絶たない育児放棄や虐待。原因についてはいろいろ説があるが、はっきりしていることが一つある。それは、保護に当たる組織には人員も権限も不足しているということだ。また、背景にある親の精神面の治療も十分には行われていない。

権限について言えば、現状では育児放棄や虐待の疑いがあってもその子供を直ちに強制保護することができない。これが防止上の障害になっている。また、保護した子供を親の手元に戻す時も、判断基準やその後の監視手続きが曖昧だ。少なくとも、親にその分野を専門にする医師のカウンセリングや治療を強制的に受けさせた後、医師の診断に基づいた家庭裁判所の許可を得て返すぐらいのことは必要だろう。そして、そのための人員や権限さらに施設を確保することもだ。

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