ものは言い様
MSNに面白い記事が出ている。面白いというのは、同じ事について全く逆の印象を与えるような記事になっているからだ。
どちらも「価格.com」の立体(3D)テレビについてのアンケート調査結果記事の引用だが、一方はいかにも人気があるように見せる見出し「3割強が3Dテレビの購入に前向き、Webアンケート調査」(記事1)で、もう一方は人気がないように見せる見出し「3Dテレビ、購入しない理由の多くは「メガネ装着」と「価格の高さ」」(記事2)になっている。
この中で、第1の記事では「30%もが買いたい」といかにも人気があるような表現、第2の記事では「30%しか買いたいものがいない」というあまり人気がないような表現になっている。同じデーターから全く逆の印象を与えようとしている。「ものは言い様」と言うが、その典型とも言える例だ。
「価格.com」の原記事へのリンクが無く、見つけられなかったので伝聞に基づく印象になってしまうが、立体テレビの人気が出ると見て煽り記事を書いたが、その後の人気が思ったほど立ち上がらないので、逆の記事を書いて注目を引こうとしたという所だろうか。「価格.com」に限らず商品情報サイトは煽り記事が多いが、ここまで来ると無責任のそしりを受けそうだ。
« 脳死移植が不要になる日も近い | Main | 増税論議 »
Comments