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June 01, 2010

一蓮托生;小沢氏のジレンマ

鳩山氏の今後について、メディアでは小沢氏が鍵を握っていると言う報道が多い。また、小沢氏が鳩山氏に引導を渡すことに期待する改選議員も多いと言う。しかし、小沢氏が鍵を握るというのは正しくないかもしれない。

それは鳩山氏を失脚させてなお参院選で敗れれば、今度は小沢氏が批判の矢面に立たされると言う事だ。選挙で勝てる見通しが立たない状態では、保身のため鳩山氏で選挙に負ける方が好ましい。

しかし別の見方をすれば、この状況で首相になりたいという者がいるかどうかにも疑問がある。他の民主党幹部にしてみれば、鳩山/小沢で敗北すれば小沢氏追い落としの口実になる。首をすげ替えても好結果が期待できない状況では、選挙後に政治資金問題と敗北の責任で小沢氏を役職から追放できるのは魅力的だ。だから、選挙は鳩山/小沢体制でと考える者も多いだろう。また、敗北の可能性が高い状況で、首相になるのは貧乏くじを引くことでもある。そんなリスクを取る者がいるかどうか。小沢氏が腹心に因果を含めてと言う事もあり得ないではないが、そんな姑息な手段では敗北がますます厳しいものになるだろう。

一方で小沢氏が失脚して、党資金に対する支配力を失えば、陣笠議員達も小沢氏から離れざるを得なくなる。それは他の幹部達にとってますます好都合だ。この為、最悪の場合、次の党代表を立てることができないまま選挙になだれ込むことになりかねない。

結局、小沢氏にとって好都合な状況を作ることは難しい。どちらも自分の失墜へと続く分かれ道で立ちすくんでいる状態といっても良い。もちろん後戻りは不可能だ。

追記(2010/06/01);やはり会談は決裂。極力自分が傷つかずに首相を退陣させたい小沢氏と、自分を辞任に追い込めば小沢氏も道ずれにと言う鳩山氏との利害の対立か?しかし、小沢氏が傷つかずに鳩山氏を辞職させる手段があるとは思えない。

小沢氏はそれを必死に探しているのだろうが。

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