JR西日本;独自安全研究組織は無駄では?
尼崎脱線事故の被害者や遺族に対して、JR西日本が独自の安全技術研究組織を設立すると表明したという。しかし、これは遺族被害者団体に迎合しようとするだけの無駄な提案に見える。このようなやり方は、国鉄の民営化・分割による弊害と言って良い。
JRには共有の技術開発センターとして「鉄道総合技術研究所」がある。JR西日本が独自の研究組織を持つよりも、JR各社と共同してここの安全技術研究部門を拡充するのが正しい取り組みだろう。安全技術の向上はJR西日本だけの問題ではないからだ。従って、安全技術研究の実行とその成果は、JR全社で共有されるべき者だし、可能な限りは他の民営鉄道会社にも開示されるべきだ。
もしこれが遺族被害者団体の要求による者であれば、JR全社の共通組織に変更するよう遺族被害者団体に求めたい。
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