メディアは自分に都合良い報道しかしない
社民党の連立離脱に関して、メディアの報道は閣議決定書に署名して連立残留を希望する声が社民党内で強いと報道していた。しかし蓋を開けてみれば、実際には連立離脱を求める声が圧倒的だ。
なぜメディアの報道と実際とが食い違うのか?それは残留を巡って社民党内が混乱する方が、大衆受けする記事が書きやすいとメディアが考えたからだ。だから、社民党の党内分裂を煽り立てるような報道をした。
このことから分かるように、メディアとは自分の利益をまず考えるものだ。大衆受けし、売り上げ増が期待できる記事が書けるよう、事実を歪曲してでも誘導しようとする。そして、空気を読んで大勢につこうとする習性を持つ現代の大衆は、それを鵜呑みにして行動する。自分だけが、流行に乗り遅れることを恐れるからだ。
宣伝・煽動によって社会をコントロールしようとする野心を持つ者にとっては、都合の良い環境だ。ドイツのナチ党が行ったことがまさにこの通りだったことを忘れてはいけない。
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