大相撲と暴力団はお友達
大相撲の親方が暴力団幹部に砂かぶり席を提供したと報道されている。これは昨年の名古屋場所で愛知県警が指摘して発覚したことだが、相撲協会は直接関わった親方の処分だけで済まそうとしているようだ。
しかし、相撲とヤクザの関わりは江戸時代からのもので、特に目新しいことではない。今でも地方巡業は暴力団の協力がなければ円滑には進まない。相撲協会も、所管の文部科学省も、それを当然として積極的な排除に努めては来なかった。国技と称する大相撲は今でも暴力団とつきあわなくてはやってゆけないのだ。
しかし、そんな暴力団との親密な関係にも関わらず相撲協会と相撲関係者が、力士に「国技にふさわしい品格」を求めるのはおこがましいとしか言い様がない。相撲協会は力士の品格を口にする前に、暴力団との関係を絶って自らの品格を整えなければならない。
追記(2010/05/30);結局今回も二親方だけの処分と、いつもの通りのしっぽ切りでお茶を濁しただけ。もっとも他のスポーツ、ボクシングやプロ野球などでも暴力団との癒着は続いている。相撲協会にしてみれば、我々だけが非難されるのはと言う不満があるのだろう。
« 衣替え | Main | 新たな日米秘密協定 »
« 衣替え | Main | 新たな日米秘密協定 »
Comments