鳩山政権は物事にこだわらない
普天間基地移転先の政府案を三月末までに決めるのは、法律で決めたわけではないので数日のずれにこだわる必要はないそうだ。この分では、五月末までの解決も守る必要がないと言い出すのは目に見えている。「責任を持って」とは一体どのような意味だったのだろうか?民主党の政治家は、政治資金同様、法律に公然と違反しなければ何をしても、約束を守る必要はないと言う事らしい。
確かに物事にこだわるのは、政治に必要な柔軟性を維持する上で良いことではないかもしれない。しかし、柔軟であることと約束を守る事とは違う。やむを得ず約束を守れない場合には、素直に謝罪と説明を行うべきだ。にもかかわらず、約束は法律ではないからこだわる必要はないというのは見苦しい。受けを狙った空手形も、言い逃れの屁理屈ももうたくさんだ。
確かに、約束を守るのは本人の矜恃の問題で、法律の問題ではない。しかし矜恃の無い人間は本質的に信頼に値しない。従って、そのようなことを公言するものは国家指導者たる資格がない。鳩山氏も小沢氏も、その他の政権幹部も、次の選挙で政治の舞台から退場してもらいたい。
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