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March 2010

March 30, 2010

地方分権は知事集権;ファシズムの足音が聞こえる

最近の知事達が主張する地方分権は、知事への集権を目指しているようだ。

国に対しては権限の委譲を求める一方で、市町村レベルに対しては知事の権限強化を要求する例がよく見られる。さらにまた、知事に忠実でない市町村長からの要望は受け付けないと公言する知事もいる(同じ事を議会に対して主張する市長もいる)。しかし、これはまるで中小企業のワンマン経営者の言いぐさで、知事独裁を目指しているようにしか見えない。

同じ事は世の中全般にも言えるのだが、自分の要求に従わないものは排除して、自分のわがままが通るようにしようとする風潮は危険だ。この動きは民主党も同じで、国政を党幹部による独裁を指向しているように見える。

少しずつファシズムが台頭してきているように感じられてならない。

リニア新幹線後の空港存続

橋下氏はリニア新幹線が完成すれば伊丹空港は不要だという。確かに東京との交通に関しては伊丹の利用者は減るだろう。しかしその場合、関西空港は伊丹以上に利用が減るだろう。

東京しか眼中にない橋下氏にとって、東京との交通利便性以外は念頭にないのだろうが、空路の重要性はむしろ東京圏以外との利便性確保にある。伊丹を廃止すれば、東海道・山陽新幹線で直結していない地域、特に東北・北海道からのアクセスが格段に悪くなり、経済中心としての大阪圏の地位は今以上に低下する。

大阪圏経済の地盤沈下を促進してまで関空にこだわるのはばかげている。大阪圏の経済全体と関西空港と、どちらがより重要か分からないようでは困ったものだ。

何かにつけて、東京、東京と大騒ぎする橋下氏。そんなに東京がよいのなら、東京都知事選に立候補しなはれ、橋下はん。

鳩山政権は物事にこだわらない

普天間基地移転先の政府案を三月末までに決めるのは、法律で決めたわけではないので数日のずれにこだわる必要はないそうだ。この分では、五月末までの解決も守る必要がないと言い出すのは目に見えている。「責任を持って」とは一体どのような意味だったのだろうか?民主党の政治家は、政治資金同様、法律に公然と違反しなければ何をしても、約束を守る必要はないと言う事らしい。

確かに物事にこだわるのは、政治に必要な柔軟性を維持する上で良いことではないかもしれない。しかし、柔軟であることと約束を守る事とは違う。やむを得ず約束を守れない場合には、素直に謝罪と説明を行うべきだ。にもかかわらず、約束は法律ではないからこだわる必要はないというのは見苦しい。受けを狙った空手形も、言い逃れの屁理屈ももうたくさんだ。

確かに、約束を守るのは本人の矜恃の問題で、法律の問題ではない。しかし矜恃の無い人間は本質的に信頼に値しない。従って、そのようなことを公言するものは国家指導者たる資格がない。鳩山氏も小沢氏も、その他の政権幹部も、次の選挙で政治の舞台から退場してもらいたい。

言い訳、言い逃れは聞き飽きた

このところ何かにつけ、言い訳と言い逃ればかりの民主党政権。もう聞き飽きました。

政府が駄目なら、まともな政府ができるまで政権交代をさせればよい。と言うわけで、どうやらもう一度代えなければいけないようです。

さて、今度はどんな形の政権にしましょうか。考えなければいけないのは、そしてどんな政府ができるのかに責任があるのは、我々、そしてあなた方、そう有権者全員です。

March 28, 2010

桜の開花が早いと

昔から、桜の開花が早いと満開までの日数が長いと言われている。

言い換えると、開花が早い年は開花後に寒い日が多いと言うことだが、今年もどうやらその通りのようだ。神戸でも薄ら寒い雨や曇りの日が多く、晴れても気温が上がらない。いっとき暑いぐらいの日があったので余計に寒さがこたえる。

花見に行くには、早春賦でも歌いながら暖かくなるのを待つしかなさそうだ。しかし、満開になる前に雀に食い散らされてしまうかもと心配だ。

追記(2010/03/29);
今日は朝から晴れかと思ったが、その後雨が降ったり雪になったり変化がめまぐるしい。雨になった時に裏山を見上げると、40~50m上空までは雪で下りてきてその後溶けて雨になって降ってきている様子が、急斜面を背景にはっきりと見えた。

戯れ唄(盛春譜);
 桜ほころび柳萌ゆる
 さては時ぞと思うあやにく
 今日も昨日も氷雨降る空
 谷のうぐひす歌は思えど
 寒さに凍え声も出でず

March 27, 2010

「はやぶさ」帰還軌道に

故障で期間が危ぶまれていた小惑星探査機「はやぶさ」が帰還軌道に乗ったそうだ。今後も順調であれば、小惑星「いとかわ」のサンプルが入っている可能性があるカプセルをオーストラリアに投下して任務を完了することになる。

日本の探査機には故障が多発し、搭載しているコンピューターの宇宙線耐性に問題があるんではと言う気がしないでもない。しかし故障したイオン推進器2基をなだめすかして使い、光セーリングも使って帰還にこぎ着けたと言うことは、それなりに宇宙航行技術の高さを示したとも言える。

特に、深宇宙探査に必須とも言えるイオン推進と光セーリングで経験を積んだことは、今後の宇宙探査にとって価値があると言えるだろう。今後の宇宙探査が、無知な仕分け人につぶされないことを祈る。

March 26, 2010

ヒゲと人事考課

ヒゲで人事考課を下げるのは人権侵害との判決が出た。まあ当然だが、あまりにもむさ苦しいヒゲで人事考課を下げたくなるやつがいるのも確かだ。

ひげが濃いものが綺麗に刈り揃えているのは見栄えがするが、ひげが薄いのに伸ばしていると貧乏神のようでうんざりする。

March 25, 2010

ノーと言えない鳩山氏

相変わらず、右顧左眄の鳩山氏。KYを恐れてKYになる人をよく見掛けるが、鳩山氏もその一人かもしれない。結果として、次から次へと周囲の人の顔をつぶしている。

いっそのこと勝間勝代大女史をブレーンに迎えるというのはいかがかな?そうでもしてノーと言えるようにならないと、取り巻きからもから見放されて孤立するのは目に見えている。

止まらない橋下氏の東京憧れ症候群

今度は大阪ですか。橋下氏の東京憧れ症候群(東京シンドローム)は募るばかりのようですなあ。


そんなに「」知事にあこがれるなら、不人気の慎太郎氏の後釜に立候補するのはいかがかな?慎太郎知事の再選はほぼ絶望だから、チャンスはあるかも。

減らしても減らしても

省庁の数は増える。

そして喜ぶのは閣僚ポストが増える与党議員。

食品安全庁が新設されるらしい。消費者庁で所管するのでは駄目な理由が分からない。

「学識経験者」たちも、自分が影響力を行使できる官庁を増やしたいのか。省庁が増えれば、諮問委員会も増える。それで収入源を増やそうとするのか。

京都知事選挙は相乗り

今日(2010/03/25)告示された京都府知事選挙は、共産党対非共産の相乗り選挙になるようだ。

昨年の地方選挙の多くで、民主党が有力候補に自民党の推薦を受けるなと迫り、囲い込みに成功したのとは様変わりだ。これは、今年行われた主要な地方首長選挙で、相乗り以外の民主党推薦候補が敗北していることの反映だろう。最早民主党の看板だけでは選挙に勝てない状況になっているため、有力候補に自民外しを強要できなくなったのだ。

この状態では、小沢氏が参院選での複数立候補を強行しても、多くが共倒れになるだろう。小沢氏の選挙戦略が音を立てて崩れ始めている。

March 24, 2010

電力買い取りの義務化で貧困層にしわ寄せ

炭酸ガス抑制のための自家発電装置から発生する余剰電力を、電力会社が割高な価格で買い取ることを義務づける制度によって、建機料金が高くなるそうだ。

炭酸ガス発生の抑制には賛成だが、この制度は一個建ちの広い家を持つ富裕層に有利で、集合住宅に住み発電装置を設置できない中流層や貧困層には不利なようだ。買い取り制度のしわ寄せを受ける貧困層に対しては、何らかの補償措置が必要だろう。

電力会社に割高な価格で買わせるのではなく、消費電力量と相殺するだけではいけないのだろうか。

宇宙の外側の証拠

2010/03/23付けのナショナル・ジオグラフィック・ジャパン・ウエブサイトに「暗黒流動、“宇宙の外側”の証拠を発見」と言う記事がある。

これは”「銀河団は既知の宇宙の外側にある物質の重力によって、強く引き寄せられている」という理論”(注;””内は記事からの引用)に関するものだが、私にはほとんど理解できない。もし、この宇宙に存在するものに宇宙の外からの力が作用するとすると、現代物理学の基本原則の一つである「エネルギー保存則」が崩れてしまうような気がするからだ。

外からの力が作用すると言うことであれば、この宇宙内の力も外部に作用するはずで、エネルギーが出入りすることになる。これは、宇宙全体のエネルギーが保存されることを前提としている、宇宙の進化に関する理論にも影響するはずだと思うのだがどうなのだろうか。

March 23, 2010

やはり小沢独裁

生方副幹事長解任は取り消し。しかし取り消しを決めたのもやはり小沢氏。

その小沢氏も、始めは当然のことのように解任を承認したが、非難の嵐を浴びて仕方なく動いたように見える。次の選挙での不成績で退陣要求が高まることを恐れたのだろう。民主党での権力を失えば、それは小沢氏の政治生命の終わりを意味するからだ。かつてのように政党資金を持ち逃げしても、その金についてくるものはごく少数でしかないだろうから。

小沢氏以外は誰も決定権を持たない独裁の実体がますます鮮明に。民主党には名前の通り自由がない。


追記(2010/03/23);高嶋筆頭副幹事長が暴走して恥をかき、党に迷惑をかけた形になるが、恐らくおとがめは無いだろう。それどころか裏では、何らかの形で穴埋めをする事になっているだろうし、選挙後の新体制では生方氏は役職を外されることが予想される。

高嶋氏の行動は、時代劇で悪家老に取り入ろうと必死に媚びる小役人のようだ。こんな根性では、政界から退場してもらう方が良いのだが・・・。

居直り、居座り、頬被り(2)

以前に「民主党、居直り居座り、頬被り」と書いたが、これがますます拡大している。自分の政治団体の有力者や、支援団体の幹部が逮捕や起訴されても、自分は知らなかったからと居直り、居座り続ける。同じ党の同僚もすねに傷を持つので頬被りして知らぬふり。

親分が手本を示しているので、子分達がそれに倣うのは当然だが、これが定着すると他党でも見習うものが増えるだろう。そして民主党にはそれを避難することができない。非難すれば自分たちの親分を批判することになるからだ。

政界全般に不正が横行する時代になりそうだ。政治資金疑惑、密室ボス政治など、今や民主党は政界汚染のトップランナーだ。前回の総選挙は反自民の選挙だったが、次回は反民主、反自民の選挙にしよう。

当選後入党する、政党隠しの偽装無所属議員にだまされないようにしなくては。

追記(2010/03/23);支持率低下に慌てて、小林議員に対する何らかの処分を急遽検討し始めたようだが、居座りのご本尊への処分無しでは片手落ちだろうに。

March 22, 2010

官僚排除は愚行

民主党の政策音痴ぶりがますます目立っている。原因は民主党が政策立案に必要なスタッフを抱えていないからだ。その状態で官僚を政策立案に関与させないという民主党の方針は、全くの愚行としか言い様がない。

なぜならば、官僚機構は内閣と与党にとってもっとも安上がりに使える調査・提案組織だからだ。官僚機構は行政機関として、業務を行う為に大規模な情報収集を行っている。そして、各担当分野を熟知した出先の担当者がいる。彼らは地方自治体を通さずに、直接に情報を収集している。理由は、地方自治体を通すと、自治体に都合良く色づけされることがあるからだ。

確かに、高級官僚は末端の詳細について全ての詳細な情報を頭に入れているわけではない。人間にはそんなことができるわけがない。しかし、高級官僚は配下の組織を動かして詳細な情報を収集し、それを分析することができる。その組織能力は政党の比ではない。同じ事は民間のコンサルタント会社にも可能かもしれない。しかしそれには多額の費用がかかる。民間のコンサルタント会社は、ちょっとした公開資料の収集だけでも数十万円を要求するし、それに分析や対処法の提案を求めたりすれば簡単に数百万~1千万円以上を要求するものだ。

これに対し、内閣が担当省庁に調査や分析資料を請求する分には別途の費用は必要がない。本来の業務を行うだけのことだからだ。もちろん分析の妥当性を吟味する必要はあるが、それはとかく依頼者に迎合する報告を出しがちな民間調査機関を使っても同じ事だ。

だから、官僚を政策立案から排除するのは全くばかげたことなのだ。官僚は自分たちに都合の良い資料しか出さないから云々は、閣僚が自らの能力不足を白状しているのと同じ事。政治家自身、あるいはそのスタッフに十分な吟味能力が有りさえすれば、官庁から出された資料を鵜呑みにすることはあり得ない。

民主党は、官僚を排除するのではなく、使いこなす事を勉強すべし。官僚を使いこなせない政治家は閣僚たる資格はない。さらにまた、民主党に迎合しない官僚は解雇するなどと脅すのは愚の愚だ。そんなやり方では、誰も良い仕事はしないものだ。民主党が、裸の王様になりたいのであれば別だが。

March 21, 2010

普天間継続使用の可能性が高まった

今日(2010/03/21)のNIKKEI Netの記事によれば、米国は普天間基地の継続使用に傾きつつあると言うことだ。米国としてはシュワブ沖の現行案か普天間基地の継続使用以外は受け入れないとの記事もあり、民主党が今更シュワブ沖案に戻れない以上、普天間基地の継続使用以外の選択肢は無くなったと言う事のようだ。これで以前に書いたように普天間基地の移転が10年、20年と遅れる事になれば、沖縄県民に対する民主党の背信行為は重大だと言わざるを得ない。

それにしても、昨年の総選挙前に書いたことがあるが、民主党は本当に政権を取るつもりでマニフェストを作ったのだろうかと思わざるを得ない。政権を取っても一体どうやって実現するつもりなのかというような項目が並んでいたからだ。政権さえ取れれば実現しなくてもかまわないとでも思っていたのだろうか。あるいは選挙向けの公約など、受けがよさそうな事を適当に並べておけば良いと思っていたのか。

いずれにしても、民主党が、与党としての責任を全く理解していなかったことは間違いない。

March 20, 2010

立場の相違

伊丹空港の存続について、大阪府と兵庫県が対決色を強めている。これはまた、自民党と民主党の対決が先鋭な大阪府と先鋭ではない兵庫県の立場の違いでもある様に見える。

大阪府では、自民が支持する知事と民主が支持する大阪市長との対立が強くなっているが、兵庫県では市長選の相乗りなどむしろ協調的姿勢が目立つ。これが両者の対立の原因になっていそうだ。

また民主党は、関西空港に国家資金をこれ以上つぎ込みたくないので伊丹の活用を望んでおり、兵庫県と利害が共通している。一方、関西空港に少しでも多くの国家資金を注入させたい大阪府は、民主党と対立する自民党と利害が共通する。このあたりが伊丹空港に関する決議合戦の原因だろう。

いずれにしても、多額の国家資金注入が必要な関西空港を、今後どうするかの決定には国民的な合意が必要だろう。

太陽が冬眠する?

今日(2010/03/20)付の朝日新聞科学面に「太陽が冬眠準備中」という記事(Web記事はこちら)が出ている。

これは数年前から言われている太陽黒点の極小期が長引いていると言う事と関連するものだ。太陽の黒点は通常は11年周期で増減し、それに伴って暖冬や冷夏が発生してきた。しかし直近の周期が長引き、12年以上経っても増加に転じなかったのだ。最近になって太陽黒点が発生し始めたと報じられていたが、周期が延びるのは太陽活動が低下する前兆だという。

このような太陽活動の低下は過去に何度も発生しているが、1700年頃の低下は特に寒冷化が著しく、また長期間続いたので小氷期とも言われている。今後太陽活動の低下がどの程度のものになるのか、そしていつまで続くのかは分からない。しかし、温室効果ガスの増加に伴う温暖化についても、あるところまで進むと海流変化によって寒冷化に逆転するという説もあり、先行きについては分からない事が多い。

また、太陽の中心部から放射されるニュートリノが、現在の核物理学の理論計算に較べて著しく小さいという報告もある。それは太陽中心部の核融合反応が低下しているからだろうという。測定できるようになったのが最近のことであるため、これがいつ頃から始まったかは分からないが、遅くとも150年後にはそれが表面にまで伝わり、太陽の熱放射が減少し、地球が寒冷化に向かうかもしれないという。

それやこれやを考え合わせると、どちらにしても人為的な大気環境の急変は避ける方が良さそうだ。

ブログ内関連記事;地球の将来は温暖化? それとも寒冷化?

他サイトの関連記事;Solar conveyor belt speeds up(SOHO Website)
           SOHO;SOlar and Heliospheric Obsevatory

March 19, 2010

普天間基地移設の行方;差異ある各紙の報道内容

普天間基地移設先の政府見通しについて各紙が報道しているが、そのニュアンスについては各紙各様だ。

朝日新聞の記事はまだ県外移設を放棄していないと言う内容。
毎日新聞の記事は県外移設を放棄したかどうかを曖昧にしている。
読売新聞の記事は県外移設を放棄して県内移設になりそうだと言う内容。
日本経済新聞の記事は県内移設に方針を固めたと言う内容。
産経新聞の記事も県内移設に方針を固めたと言う内容。

鳩山首相のコメント自体は同じだが、各紙の民主党に対する態度がそのまま反映されてそのニュアンスはまちまち。かつて鳩山氏が県外移設を断言したことにも、朝日新聞は触れず、かばうような態度を見せている。

民主党は、あれは鳩山氏個人の見解で党のマニフェストではないから、公約違反ではないと主張し始めている。しかし私は、政党の筆頭者が公式の場で断言した文言は立派に公約であると思うのだがどうだろう。

橋下知事また東京のまねをする

大阪府の橋下知事がポルノ規制に乗り出すという。

とことん東京のまねをするのが好きな人だ。裏返せば、東京に対する劣等感のかたまりだとも言える。かれの東京シンドローム(東京に憧れる症候群)は根深い。

March 18, 2010

大相撲の取り組みが変わった

今場所(2010年大阪場所)から相撲の取り組みが大きく変わっている。先場所まで序盤からあった上位同士の対戦が無いのだ。

かつては、上位同士の取り組みは終盤(10日目以後)にしかなかったのだが、いつのころからか序盤戦の客の入りを増やすため序盤にも行われるようになった。この為上位力士に序盤から土が付くことが多かったのだが、これが上位力士が初日から調子を上げておくことを強い、疲労蓄積による故障の原因ともなっていた。以前は、上位力士は下位力士との取り組みで調整し、終盤の上位戦に向けて徐々に調子を上げていったのだが、近年はそれができなくなっていたのだ。また、横綱審議会に名を連ねる知ったかぶりの素人が、場所から調子を上げておかないと避難するのも悪かった。

今場所のように序盤に上位同士の取り組みがないのは、相撲協会の財産である上位力士を怪我から守る上で良いことだ。もっとも、相撲協会がこのように変更したのは単純に、一人になった横綱と、人数が減った大関に序盤から土が付かないようにと考えてのことだろうが。

閣僚歳費も仕分け対象に

民主党政権になって閣僚が止めどもなく増えていく。無駄な閣僚が大勢いそうなので、閣僚数とその歳費も仕分けにかけるべきだ。

最近の報道によると、民主党が手本にしているという英国では、ろくに仕事をしない閣僚が多すぎるとして問題になっているそうだ。多すぎる閣僚は、税金泥棒としてリストラするか歳費を下げるかして欲しいものだ。

KY嫌いの危険行為

家の近くを歩いていて、写真の様な光景を見た。どこからか取り外して持ってきたバイク用エンジンを、オイルを抜くためにマンホールの上に放置していたようだ。

オイルがマンホールに流れ込めば、水質汚濁防止法違反になるが、それだけではない。ここは下り方向にしかバス停が置かれていない急勾配の坂道だ。歩道の舗装は写真の様に滑りにくくなっているが、マンホールの鉄蓋の表面に付いたオイルを踏めば滑って転倒する恐れがある。

犯人はよくここでバイクをいじっているのを見掛ける若者だと思うが、危険予知をしない連中にも困った物だ。

オリックス球団の地元無視経営

オリックス球団が「バッファローズ」の名前を捨てるそうだ

オリックスは、合併時に「ブルーウエーブ」を捨て、大阪にフランチャイズを移すと発言して、神戸のサポーターからの非難を浴びたが、今度はバッファロースサポーターの顰蹙(ヒンシュク)も買いそうだ。さらにまた、球団名に「大阪」をつけ、本格的に大阪の球団にすると言う。神戸のサポーターはさらに離れていくだろう。

このような地元サポーターの感情を無視するようなことばかりしていると、神戸と大阪の両方のサポーターの支持を失うと思う。いっそのこと、オリックスには関西から出て行ってもらい、空いたフランチャイズに新球団を作る方が良いのではないかと思う。

似ている?似ていない?

以前からプジョー車とマツダ車の一部が、チェシャ猫のようなフロントマスクで似ているなと感じていた。しかしここに来て、ホンダからCR-Zが、プジョーからRCZが発売開始。フロントマスクが似ているか似ていないか人それぞれの感じ方次第だが、名前が何とも紛らわしい。

それにしても最近の量産車のデザインは、ベンツ、トヨタ、ニッサン、ヒュンダイなどのボッテリかつヌラリとしたデザインと、アウディ、プジョー、マツダ(三菱、ホンダもこの陣営か)などの大口を開けたフロントスタイルに二分されているようだ。

March 17, 2010

ID(インテリジェントデザイン)論

ナショナルジオグラフィックがID論に対抗する記事を連続して出していた事がある。ID論に対する米国の自然科学者たちのいらだちが強く感じられるような気がする。

ID(インテリジェントデザイン)論とは進化論に反対するもので、生物は偶然変異の積み重ねで進化したのではなく、優れた知性(要するに全知全能の神)によってそのように作られたのだという主張だ。

これはキリスト教(イスラム教やユダヤ教でも同じ事だが)の教義に基づくもので、神が世界の全てを作り、最後に神自身の姿に似せて人間を作ったという、天地創造神話を事実として認めさせようとするものだ。この主張は今でも、特に米国で根強く、進化論を学校で教えることを法律で禁止しようとする動きが絶えない。(イスラム教圏については知らないが、進化論に対する観点は同じだろう。)

元々、プロテスタントそのものがカトリックに対する原理主義運動的な性格を持つが、そのプロテスタントの勢力が強い米国では特にキリスト教原理主義色が強いのだ。このことは米ドル札に印刷されている「アメリカの大義は神の意志」という言葉にも強く表れている。

このことは米国が推し進めようとしている「グローバリゼーション」にも反映されている。つまり米国が良いと考えること、言い換えれば米国にとって都合の良い事は神の意志であるから、全世界をそれに従わせることは当然だという事になる。キリスト教徒にとって、世界を神の意志に従わせる事は義務であり正しいことだからだ。

このような米国の原理主義キリスト教徒にとって、生物は神とは無関係に発生し進化したという進化論の考え方は、神の創造主としての超越性を否定する道徳的に許し難いものであり、それを子供に教えるのは法律をもってでも禁止すべきだということになる。そして物心つく前から聖書を教えられ、プロテスタントの原理主義的思想をたたき込まれて育った米国人には、反「進化論」者が多いことも当然の成り行きなのだろう。

実際にID論を「科学的に」立証しようとする「科学者」も少なくないようだ。彼らの主張の主なものを上げると、「宇宙が自然発生したというには人間に都合良くできすぎている」、「生物は偶然の積み重ねでできたとするには複雑精緻にすぎる」だから知性の優れた存在が人間に合わせてこれらを作ったというものだ。

これは適者生存という進化論の考え方の「論理的逆」であり、物事を自分に都合がよいように解釈するという点で、経済評論家やアナリスト達(多くはキリスト教徒だ)が次から次へと持ち出すニューエコノミー論とも共通性がある。いずれにしても旧約聖書の系譜を引く一神教は、まず教義ありきで、全てをそれに都合がよいように解釈するという点で共通している。

これはまた、キリスト教とイスラム教の間の今も続く長い宗教戦争の原因でもある。双方の原理主義者達にとって、歩み寄りは教義の変更につながるからだ。

小沢一郎の目指すもの

最近、小沢氏が何を目指しているのかが見えてきたような気がする。

それは、旧田中派/越山会流政治の復権だ。そして政界の全権を握って検察などの司法人事に介入し、自分に手出しができないようにすることで、田中角栄と自分を政治の中心から追い出した自民党と司法に報復すると言う事だ。

小沢氏があくまで越山会流の金権政治に執着し、反自民と反検察にこだわるのもそう考えれば納得できる。

道義的にそれを許すかどうかは別問題だが。

March 16, 2010

参院選後は民主/自民連立か?

民主党の支持率が急降下し、自民党も体勢を立て直せずにいる。そのため、次の参議院選挙でどのような結果が出るのかの予想が難しくなってきた。

民主党が単独過半数を取れない可能性が大きいのだが、その場合どのような合従連衡が起こるのか?社民党が切り捨てられるのはほぼ確実だが、その他はどうなるのだろう。選挙結果によっては小沢切り、自民との連立も無いとは言えない情勢だ。

規制は何でも反対に反対

東京都が児童ポルノ規制条例を提案しているが、これに対して漫画・アニメ・ゲーム業界はこぞって反対している。理由は表現の自由が侵される可能性があるからだという。しかし私はこの反対理由には同意できない。

そもそもこのような規制案が出てくるのは、その業界の一部に無節操な者たちがいるからだ。この者達は金になりさえすれば社会規範も無視する。しかし他の同業者達はそれから目を背けて制止しようとはしない。その理由も互いの表現の自由を守りたいと言うことだ。しかし結局のところそれは、自分たちのすることに口を出されたくないと言う利己的な願望を取り繕う物だ。そうして無節操な者たちを野放しにするからこそ、規制が必要だという主張の原因になっている。

また一方で、業界は自主規制や自制を求められても、国が定める明確な基準がないからなどという言い訳を持ち出すことも多い。これもまた何らかの法的規制が必要だという主張の元になる。なぜならば、国や自治体にはその用は基準を提示するための法や条例が必要だからだ。

従って、児童ポルノや度の過ぎる性的表現を規制するためには、明確な基準を定めずに法や条例を作り、規制対象となるかどうかの判断は裁判に委ねるのが良いと思う。なぜならば、そもそも裁判とは法の対象になるかどうかを決めるための物であるからだ。そして、法に明確な基準がない場合には、その時の社会規範に照らして判断される。社会規範の頒価が早い分野に関しては、この方が柔軟な法の適用ができるという点で優れている。だから、この種の規制に関しては判例主義の方が良い。

と言う理由で、この種の放置すると無節操な物がはびこる分野の法規制については、私は「規制は何でも反対」には反対する。

March 15, 2010

どう見ても無理がある介護施設の緊急時対策

札幌市のグループホーム火災で多くの死者が出てしまった。その後の報道によると、発災時に当直にあたっていたのは女性一人だけだったという。それでは認知症の高齢者を幾人も避難させることはとうてい無理だろう。

この施設には火災報知器はあったがスプリンクラーは無かったという。そのてんを問題にする向きもあるようだが、火災状況によってはスプリンクラーがあっても犠牲者が出ることは想定できる。また、厳重な防災設備を要求すればするほど介護施設の設備投資額が増え、裕福な者しか入所できない物になってしまう。

そこで提案したいのは、周辺住民と連携した緊急事態勢を構築することだ。周辺住民に何らかのメリット(たとえば学童保育など。保育の一環として老人の世話を手伝ってもらっても良い)を出し、その代わりに緊急時の応援に駆けつけてもらうのだ。応援をボランティアとするのか謝礼を出すのかは周辺住民との相談で決めればよい。

誰が首相か分からない

麻生政権時代から見られた傾向だが、閣僚や党の幹部が首相を差し置いて、勝手気ままに個人的見解や思いつきを喋ることがますます目立つ。(首相自身も、担当閣僚と打ち合わせ無しに発言することが多いようではあるが。)これでは一体誰が首相なのか、誰が政府の意見としてとりまとめるのか全く分からない。

権限のないことについても、大物ぶって偉そうに発言したがる者が多いと言うことだろうが、いくら何でもこれは酷すぎる。誰の発言が政府の見解なのか、だれが政府を代表して発言しているのかはっきりして欲しい。また、取材に当たるメディアも、個人的見解なのか、首相と打ち合わて了解を得ての発言かを問いただして欲しいものだ。

March 14, 2010

日本人の勘違い

大西洋クロマグロの捕獲禁止に関して、毎日新聞が「捕鯨国のノルウェイも禁止に賛成」という見出しを掲げている。しかしこれは勘違いに基づく表現だ。

ノルウェイが捕鯨禁止に反対するのは日本に同調して反対しているわけではない。彼らが捕鯨禁止に反対するのは、捕鯨が民族文化の一部でありその伝統を維持したいからだ。しかし大西洋のマグロ漁に関してはノルウェイの文化的伝統とは関わりがない。だから彼らには禁漁に反対する理由がないのだ。

従って、ノルウェイが日本同様捕鯨禁止に反対しているから、マグロの禁漁に対しても日本に同調して反対するだろうと期待するのは全くの勘違いだ。これも日本人の外交音痴の一例だろう。

トンデモ科学者の疑問;テクノロジーの行き詰まり

最近のテクノロジーの動向を見ていると、いくつかの分野で従来の方法論が行き詰まりを見せているような気がする。

例を挙げると、コンピューターの分野ではCPUの数やMPUのコア数を増やす以外に能力を向上させる手段が無くなっている。その結果消費電力が急増し、特にパソコンの分野では、画像表示装置の消費電力の増加が激しいため、電源容量の増加が著しい。かつては200W程度で十分だったものが、今では400W以上が普通で、ゲーム用のパソコンでは1KWと電気ストーブ並みのものもある。
これがスーパーコンピュータになると、小さな街をまかなえるぐらいの電力を必要とするらしい。消費電力を減らすには、全く新しい方法論が必要だ。

また医療分野でも、医薬の開発期間が長くまた開発コストが膨大になり新薬の開発が難しくなっている。その原因は、薬剤で簡単に治療できる病気が無くなったことと、副作用に対する要求が厳しくなって医薬としての承認を得るために必要なデーターが膨大になっている事にある。
また、認知症その他の代謝がらみの疾病は作用と副作用の境界条件が微妙なため、単一の特効薬によって治療することは難しいだろう。むしろ漢方のように体内の機能バランスを調整して治癒を目指すような方法論の方が適しているように思える。

このほかにも環境問題や食糧問題についても、これまでのテクノロジーの方法論では解決が困難な問題か幾つもある。広い分野で基本から方法論の見直しを行うべきだと考える。

衰える吉野の桜

近年、吉野の桜に樹勢が衰えた物が多いと言う。原因は桜の木に菌が寄生して幹を腐らせるからだという。だとすると、原因は桜の木を増やしすぎたためではないだろうか。

一般に単一種ばかり植えると、いや地が出たりその種を好む病害虫が増えて立ち枯れが多発したりする。その点から考えると、桜の木の間隔を広げて間に他の樹種を育てる方が良い。楓など紅葉する樹種を植えれば春も秋も楽しめるだろうし、適度に針葉樹や照葉樹などの常緑樹を植えることも必要だろう。

一目何千本を売り物にしているのは分かるが、あまりそれにこだわり、桜ばかり増やすと山全体を滅ぼしかねない。何事も適度に止める事が良い。

追記(2010/04/21);しばらく前の吉野を紹介する番組で、地元の保護団体の活動を紹介していた。その中で気になったことが一つある。

というのは、山桜には新芽が赤いものと緑のものがあるのだが、山全体を濃いピンクに見せる為、新芽の赤が特に濃い株を選んで、その種から苗木を作って植えていると言うことだ。しかし、これは好ましいことではないと思う。

というのは、遺伝的に近いものばかり植えるとその系統を好むカビや菌がはびこりやすくなり、効範囲で一斉に樹勢が弱る可能性があるからだ。これを避けるためには、いろいろな系統のものを混植して、遺伝的多様性を保持する方が良い。

それに、山全体が同じ色に染まるよりも、唱歌の「もみじ」ではないが、濃いも薄いも数ある方が私には美しく見える。

進む社民党切りの準備

民主党と公明党が接近し、連立政権から社民党を切り捨てる準備が進んでいる。

公明党は民主党に接近することで、次の参議院選挙での得票増と政権への影響力を手に入れることで収入増を狙い、民主党は公明党を取り込むことで、社民党を切り捨てても両院での安定多数を確保することを狙っている。どちらも見え透いているだけに選挙で裏目に出る可能性もあるのだが・・・・。

切られることを見越して独自性を打ち出すのか、それとも切られるのを恐れてさらに民主党にすり寄るのか、社民党は決断を迫られている。しかし、今の社民党には村山氏のように決然として連立を離脱する強さはないだろう。結局は民主党にすり寄り、独自性を失うことで消滅への道を歩むと思われる。

March 11, 2010

GDP下方修正の目的は?

昨年(2009)の7-9期のGDPの下方修正が繰り返されている。これは少々異常な事態で、GDP公表値の信頼性に響く。

私の立場では検証のしようがないが、この異常な訂正の背景が何であるかは考えてみる必要がある。まず、最初の公表値(速報)の数字が景気刺激を目的に意図的に高くされていた事が考えられる。

しかし、その後さらに2回目の大幅な下方修正が続いたことについては、その後の景気回復を大きく見せる為の演出ではないかとの疑いがある。次の参院選に向けて、民主党の経済政策の成果を強調し、選挙を有利にしたいというわけだ。

自民党は隠れて圧力をかけるのが通例だったが、民主党が官僚に対する圧力をかける権利を主張し、従わない物は処罰すると公然と表明しているだけに、左遷や降格を恐れた経済官僚と日銀幹部が、民主党に迎合して数値を変えたのではないかということだろう。決算にたとえれば逆粉飾だ。

March 10, 2010

普天間問題に進退を賭けるつもりはない

読売オンラインの記事(2010年3月9日22時17分付け)によれば、鳩山氏は普天間問題について「進退をかけるとか、野党の挑発に乗るつもりは全くない」と発言したそうだ。これは事実上、普天間移転先の5月中の決定が不可能であることを認め、退陣要求への予防線を張った事を意味する。

彼や政権幹部が繰り返し言ってきた「トラストミー」や、「責任を持って解決する」は一体何だったのか?問題解決のための確とした手順や見通しを持たずに、その場しのぎのリップサービスを繰り返していたとしか言い様がない。

この成り行きでは、たとえ小沢氏の金の力を借りて鳩山氏が政権の座に留まったとしても、他国の首脳で鳩山政権の発言を信頼する者はいなくなるだろう。国内政治においても政策が場当たりで、周囲への副作用への配慮や長期的な見通しを持って行っているようには見えない。

日本が主要国としての発言力を維持するためには、一国の責任者としての信頼に値しない鳩山氏の退陣が不可欠になってきた。

March 09, 2010

お水取り中は寒い

関西では、東大寺のお水取り(修二会)が終わらないと本格的には暖かくならないと言われている。

今年は3月に入った直後に暑いぐらいの日があったのでどうかと思ったが、ここに来て猛烈に寒い。やはりお水取りの期間は寒い日が多いという言い伝えは生きている。

それにしても、この冬は寒暖のぶれの大きいこと。温暖化のせいかどうかはともかくとして、天候の変動が荒っぽくなっているような気はする。気候に影響する大気循環のモードが変化し始めているのだろうか。

大気循環の変動は海流の状態を変化させ、海流の変化は大気循環を変化させる。このフィードバックがネガティブであれば変動は自立的に収束するが、ポジティブであれば変動が発散し大きくなる。全地球的な大気と海水の相互作用はどちらなのだろうか。

また冷たい夏になって、大凶作になったりせねば良いがと思う。

何を今更

日米安保関係の密約に関する報道が続いている。しかし、私には今更何を言っているのかとしか思えない。日米安全保障条約や沖縄返還に関する密約は、当時から既に公然の物だったからだ。

日本政府の、「米国は日本人の心情を尊重して核を持ち込まないと日本政府は考えている。従って、日本政府は米国艦船の日本入港にあたって核兵器の有無を問い合わせることはしない。持ち込むのであれば事前協議があるはずだ。」と言う説明が詭弁であることぐらい、よほどおめでたい人以外は承知していた。しかし、この詭弁を黙認するのが多数派だった。

その理由は、日本の復興に不可欠な対米輸出に対する悪影響を恐れたり、おぞましい核兵器が日本に持ち込まれ、それを阻止するすべがない事から目を背けておきたいなどいろいろだった。表だって反対するのは社会党と共産党だったが、どちらも国会での非難は型どおりで真剣味が感じられなかった。また、反対理由も「良い核兵器と悪い核兵器」論で、国民の多くはそれにしらけていたこともある。

当時、国民の多くが密約があるのは真実だと考えながら、黙認していたのはこのような事情があるからだ。

それを今、日米密約が存在した証拠を見つけたと得意げに報道されても、我々の年代としては何を今更としらけるだけだ。密約に関する文書が表に出始めたのは、それを秘密にしている理由が既に過去の物になってしまったと言う事でもある。

March 07, 2010

民主党推薦は5人中4位で落選

兵庫県洲本市の市長選挙が行われた。結果は民主党推薦の候補が立候補者5人(いずれも新人)中の4位だった。地方都市の選挙で国政との直接の関係は無いが、民主であれば何でも支持という空気ではなくなって来ていることは間違いなさそうだ。

空気を読むのが得意で勝ち馬に乗るのが好きな有権者達は、次の参議院選挙ではどう動くのか、先行きはますます不透明になってきている。

エリカ

エリカの木

昨日(2010/3/6)の散歩中、車道と歩道の間の緑地に植えられた高さ2m程のカイズカイブキに、ピンクの花が咲いているように見えた。そんな馬鹿なと思って近づいてみると、これがエリカ(ジャノメエリカ)だった。

早春を代表する花として鉢植えで売られているものは、高さが30cm~50cm程で、地植えにされている物でも通常は1m程度までだ。これほど大きな株は初めて見た。樹形も遠目ではイブキにそっくりで、花がなければ葉の違いに気づかずに通り過ぎてしまう。

エリカの花

散歩の時にいつも持ち歩いているデジタルカメラでクローズアップ撮影。逆光で半透明になった花弁が、ガラス細工のように見えた。

March 06, 2010

地方主権とは言うけれど

民主党は地方主権の拡大と言うけれど、これはあくまで中央官庁との関係に限った話で、民主党との関係は中央集権化を推し進めようとしているようにしか見えない。基地問題はその際たる物だが、その他にも地方からの陳情は党(もちろん小沢氏のことだ)を通さなければならない、交付金等も全て民主党を通さなければいけないなどきりがない。

党内中央集権主義の党が地方主権の拡大を進めるとは矛盾している。

それにしてもこの言葉、なぜ地方分権の拡大ではいけないのか?

March 05, 2010

政府は、高速道路通行料金値上げの方向

今日(2010/03/05)の報道によれば、国交省は高速道路通行料金の実質値上げを検討しているとのこと。公約違反もいいところだが、これもゼロからの再検討の対象なのだろう。

もっとも私は値上げには賛成だ。高速道路を利用しないのに税金で維持費を払わされるのはごめん被りたいからだ。経済活性化のために事業用車両は値下げして、その分をレジャー用車両から値上げで徴収すればよい。CO2削減にもなるから一挙両得だ。

観光客によるお手軽な地方経済活性化はバブル時代の発想で時代遅れ。いい加減に政府も地方自治体も頭を切り換えて欲しい。地域の特性を考えた産業振興策はあるはずだ。町村合併による地方自治体の広域化が災いして、各地域に対するきめの細かい目配りができなくなり、そのために紋切り型の振興策しか思いつかないのだろう。

ゼロからの見直しでゼロに戻る?;普天間基地移転問題

普天間基地問題は、現状のままで継続使用という方向が有力になり始めた。以前の記事で「普天間基地移転は20年以上遅れる可能性がある」と書いたが、それが現実の物になるかもしれない。

ゼロからの見直しで、結局は移転そのものがゼロに戻るのは、公約通りなのか公約違反なのか?「ゼロから見直すために、移転をゼロに戻しました」と言っても、それで納得する人はいないだろうに。

小沢氏は囲碁が得意だそうだが、政策に関しては先を見通して手順を読み切ることが不得手なようだ。政策音痴が実権を握る民主党では、日本を駄目にするばかり・・・。と言っても、自民党は相変わらず方向違いの改憲論議に熱中しているばかりで、今何をすべきかが分かっていない。

日本にはまともな政治家も政党もないのか!次の選挙では不満の意思表示として、共産党にでも投票しようかとすら思う。いくら勝っても過半数は取れないし、参議院だから共産党独裁の心配はない。

March 04, 2010

皇族は日本人ではない?!

外国人参政権や日本人の法的定義について調べているうちに、皇族は法律上日本人ではないのではないかと思うようになった。なぜならば、ネット上での議論を見る限り、日本人とは日本国籍を有する者という考え方が主流のようだからだ。

それならば、日本国籍を持たない皇族は日本人ではない事になる。これは一体何なのだ?!

確かに、皇族には基本的人権はなく、従って参政権もない。これは皇族が日本人ではないからなのか?

追記(2010/03/10);憲法学者の多くは皇族にも人権はあり、立場上基本的人権の一部が制限されていると言う見解が多いようだ。しかしそれは憲法が保障している基本的人権ではないように思う。

なぜならば、憲法上天皇は日本国民ではないからだ。これは旧憲法でも現憲法でも変わらない。理由は、そもそも天皇は「主」であり「民」ではないからだ。「民」は「主」に属する物であり、従って天皇が「国の民」なることはあり得ない。

そして戸籍は「民の登録簿」であるから、「主」である天皇とその一族がそれに記載されることはあり得ない。これが皇族に戸籍がない理由だ。また、「姓」は天皇がその功績によって「民」に与える物であるから、天皇家=皇族に姓は必要がない。

と言うわけで、天皇家はどう考えても「国民」ではない。そして現憲法が基本的人権を保障しているのは「日本国民」に対してであるから、皇族は基本的人権の保証はしていない。これは、皇族は「国家の主」として超越的な生得の権利を有するという、戦前の考えを引きずってこうなったのだろう。

橋下氏の東京シンドローム

大阪府の橋下知事の言動を見ていると、東京に対して強い憧れと劣等感を持っているのではないかと思う。

都庁より高い府庁舎ビル、都知事より高いフロアにある知事室、そして都知事のような大きな権限、これらを手に入れることに対する強い執着を感じるからだ。そのため、大阪市を府直轄にしたいと言い出したのだろう。

しかし現実の行政において、権力集中が良いとは限らない。東京都には東京都なりの問題があり、その結果区長への権限の分散が行われた経緯がある。区長公選制もその一環だ。

橋下氏がそれほど都知事に憧れるのであれば、いっそのこと都知事になればよい。石原慎太郎氏の人気も下り坂な事だし、立候補してみればチャンスはあるかもしれない。

いかがかな?

March 03, 2010

春の香り

住宅街を散歩しているとあちらこちらでイカナゴの釘煮の香りがし始めた。いつのころからかは知らないが、神戸の春を代表する香りだ。

材料のイカナゴが去年は不良で今年も事前の予想は不良だったが、解禁直後の様子では平年並みになりそうとのこと。神戸の実家や親戚から釘煮が届くのを待っている人も多いだろう。

イカナゴは瀬戸内地方での呼び名で、関東などではコウナゴと呼ばれる。寒流域以外の各地の近海でとれ、小型の物は佃煮にすることが多いようだ。釘煮は甘辛く味付けるが、関東地方の佃煮は塩辛い。地方ごとの特徴があるので、食べ較べるのも面白そうだ。

それがどうした?

と言ったのは愛人問題で取材を受けたさるフランスの大統領だが、最近はだからどうしたと言いたくなるメディアの報道が多い。

その1;「2チャンネル」がダウンしたそうだが、産経新聞がこれはゆゆしき事態だという。しかし私の見地からは「だからどうした?」と言いたい。2チャンネルがダウンして困るのは、ネット上の騒ぎ屋さん達だけだ。現実の生活では誰も困まりはしない。

その2;クロマグロが禁輸になるかもしれないというが、これも「だからどうした?」だ。クロマグロが高価になっても餓死する者はいない。元々マグロの刺身は庶民が日常的に食べられるものではなかった。トロで大騒ぎするようになったのもバブル以後だ。昔の食生活に戻れば良いだけの話。質素な食生活はメタボ対策にもなり、医療費の削減にもつながる。

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