冬季五輪終了
日本人にとってバンクーバー冬季五輪は終了したも同然。いつもの事ながら、前評判倒れで好成績が残せなかった競技が多いが、これははやし立てたマスメディアの責任かもしれない。
女子フィギュアはよく頑張ったが、首位との差は歴然としていた。特に感じたのは選手自身よりも、選曲、振り付け、衣装などで選手をサポートするスタッフ達の力量差だ。この点は競技組織がもっと考えるべきだろう。また、本番前に調子をトップに持って行かなければ、メディアがすぐ不安をかき立てる事もやめさせるべきだ。この為、日本人選手は本番前に疲れてしまい、本番での調子を落とす例が多いからだ。
一方、ノルディック系のスキーは二十年前から主力選手が替わらないようではどうしようもない。後継選手育成を怠っている競技団体が責められるべきだ。
これに限った事ではないが、日本の競技団体はスターが出るとそれに寄りかかり安住する。また、マスメディアはその選手を美化し、それに勝つと悪役にされかねない雰囲気を作る。選手自身も日本人のトップであればスポンサーも付くのでそれに安住して、全世界のトップ選手と競おうとする意欲を持たなくなる。これらの結果、十年二十年とトップ選手が入れ替わらず、国際大会での成績が低迷する競技が多いのだ。
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