橋下知事の片思い
橋下知事は熱心に媚びを売るが、相手の民主党はつれないそぶりが目立つ。
橋下氏は民主党政権による関空支援の見返りに、伊丹廃港が決め手になるとの計算だったのかもしれないが、民主党政府はこれ以上関空に資金を出したくないと言う考えのようだ。その結果、伊丹廃止の見返りに、関空支援金に加えて大規模な箱物開発資金も引きだそうという、橋下氏のもくろみは完全に当て外れになっている。
橋下氏が、自分の高支持率を背景に主張すれば国は言うことを聞いてくれるだろうと思っても、民主党の方も自分たちの高支持率を背景に、地方は民主党の決定に従うべきだと思っている。また、自民党の支援で当選した橋下氏には、元々良い感情を持っていないこともある。その結果が完全なすれ違いだ。
今後、橋下氏が切れて民主党政府を声高に批判すれば、中央の流れは関空廃止に向かいかねない。若き三百代言はこの状況をどう打開するのだろう。民主党が地方からの請願や陳情を受ける為の条件としている、民主党への忠勤を表明するのだろうか。
« 嘘で塗り固めた民主党 | Main | 潔さが感じられないトヨタ »
Comments