大政奉還で悪化した?トヨタの企業体質
立て続けに露見したアクセルとブレーキの不具合に対する対処を見ていると、この何年かでトヨタの企業体質が悪化したように見える。不具合に対する説明も小沢氏やJR西日本に似て、自己防衛のための強弁に聞こえる。
アクセルペダルの問題は、右ハンドルと左ハンドルの違いで設計が異なっているから、日本は関係がないと言いたかったのかもしれないが、ブレーキに関してはそうはいかない。ブレーキを踏んだときの車の挙動は運転感覚の中でも最も重要な物の一つだ。それを「単なる感覚のずれで慣れてもらえば良い」で済まそうとするのは、顧客重視を大切にしてきたトヨタとは思えない自分勝手な言い分だ。
トヨタの企業体質が、大政奉還に伴って悪化したとしか思えない。かつてのような優秀な番頭に経営を任せるやり方の方が良い。
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