July 2024
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« January 2010 | Main | March 2010 »

February 2010

February 28, 2010

裾出しがはやるので

ズリパン裾出しスタイルがはやっている為か、最近購入したシャツ類などの丈が皆短い。そのせいで少し動くとすぐ裾が出てきてしまう。古い同サイズの物と較べると5cm、物によっては10cmほども短い。衣料メーカーにとっては生地の節約でコストダウンになっているだろうが、こちらにとってはありがたくない。

おかげで、散歩の途中頻繁に立ち止まってシャツの裾をズボンに押し込むというみっともない作業を強いられる。今後は身ごろの丈を確かめてから買わねば。

February 27, 2010

KY嫌いの若者達

外出した帰り道のこと。乗っていたバスが停留所から動き始めたとたん、バスの直前を横切って車道を渡っていった若者がいた。こんなJMでKYをしない若者が多いから、街は危険で仕方がない。

乗降を終えたバスがウインカーを出して動き始めたとき、その脇を通過しようとする車の運転者に、そのバスの直前から人が出てくる事を予想する者はまずいないだろう。今回はたまたま右車線に後続車がいなかったから事故にはならなかったが、この若者の行為は無謀としか言い様がない。はねてしまえば、たとえ事故の責任を問われなくても嫌な記憶は一生残る。

歩道を走り抜ける自転車といい、人混みでたばこを持った手を振って歩く者(意外に若い女性にも多い)といい、KY嫌いの若者が多いので街は危険が一杯だ。

注;JM;状況を見ない、見えない、KY;危険を予知する、予知できる

February 26, 2010

冬季五輪終了

日本人にとってバンクーバー冬季五輪は終了したも同然。いつもの事ながら、前評判倒れで好成績が残せなかった競技が多いが、これははやし立てたマスメディアの責任かもしれない。

女子フィギュアはよく頑張ったが、首位との差は歴然としていた。特に感じたのは選手自身よりも、選曲、振り付け、衣装などで選手をサポートするスタッフ達の力量差だ。この点は競技組織がもっと考えるべきだろう。また、本番前に調子をトップに持って行かなければ、メディアがすぐ不安をかき立てる事もやめさせるべきだ。この為、日本人選手は本番前に疲れてしまい、本番での調子を落とす例が多いからだ。

一方、ノルディック系のスキーは二十年前から主力選手が替わらないようではどうしようもない。後継選手育成を怠っている競技団体が責められるべきだ。

これに限った事ではないが、日本の競技団体はスターが出るとそれに寄りかかり安住する。また、マスメディアはその選手を美化し、それに勝つと悪役にされかねない雰囲気を作る。選手自身も日本人のトップであればスポンサーも付くのでそれに安住して、全世界のトップ選手と競おうとする意欲を持たなくなる。これらの結果、十年二十年とトップ選手が入れ替わらず、国際大会での成績が低迷する競技が多いのだ。

February 25, 2010

壊れたもの

「自民党をぶっ壊す」で壊れたものは日本の政治。

「価格破壊」で壊れたものは日本の雇用。

次に壊れるのものは何?

追記(2010/02/26);
これらを良いことだと大々的に賞賛したメディア、そしてそれを熱狂的に支持した大衆も共犯だ。KYになるのを恐れて賛成しただけだという者もいるだろうが。

February 24, 2010

子供手当は無駄だらけ

民主党がこだわる子供手当は無駄だらけだ。民主党が公約に掲げたからという事もあるが、どうしても「お上が与えてつかわすからありがたく思え」といいたいのだと思いたくなる。

無駄が多いというわけは、給付金形式は支給に経費がかかるからだ。事務経費がかかる上に、支給対象者の把握に新しいシステムまでが必要だそうだ。これに対し、扶養する子供に対する控除額を増やす方法で行えば、新規の費用は必要がない。また、控除要件に合致するかどうかは各種の税務申告書で把握できている。

にもかかわらず至急にこだわるのはなぜか?関係者が頭の切り替えをできないのか、あるいは「与えて使わすからありがたく思え」と言いたいがためなのか。いずれにしても、給付金形式は無駄が多く合理的ではない。

February 23, 2010

道ばたの春(2010/02/23)

この数日の暖かさで、散歩の道ばたにはもう、小さな春がやってきている。

なずな(ぺんぺんぐさ)

のぼろぎく

うしはこべ

おらんだみみなぐさ

どれも地味で目立たないが、国道脇の植え込みの根本に、暖かい日を浴びて気持ちよさそうに咲いていた。

自動車暴走事故の原因

トヨタ車の暴走事故は別にしても、日本でも自動車暴走事故は多数発生しているが、そのほとんどの原因はアクセルとブレーキの踏み間違いで片付けられている。しかし、これは運転者の「ブレーキのつもりでペダルを踏んだら加速した」と言う証言だけでそう判断されているのではないのか?実際に踏み間違えた事が検証されているのかどうか気になるところだ。制御コンピュータの誤動作やバグが隠れていないかの再調査をする必要がある。

自動車の制御にコンピューターが使われるようになり、使用されているソフトウエアも多いはずだ。その全てについて安全性が十分に検証されているのか、そしてそれがどのような手続きで行われているのかについて、詳細な情報公開が望まれる。

追記(2010/03/01);
そういえば今から40~50年前、オートマチック車が市販され始めた時期にはオートマチック車の暴走事故が多発した。その原因は、セレクターを前進(D)または後退(R)に入れたままエンジンを始動したことだった。この事故がきっかけになって、セレクターをニュートラル(N)またはパーク(P)にしないとセルモーター(スターター)を回せないようなインターロック機構が装備されるようになった。

もっともマニュアル車は今でもインターロック機構が無い。自動車教習所で教わった、踏切でエンストして再始動できないときは、ローギアでクラッチをつないだままセルモーターを回せ、という緊急脱出方法は今でも有効なはずだ。

追記(2010/03/15);TKさんコメントありがとうございます。
そうですか、踏切でエンストして再始動できなかったら、車をすてて緊急通報装置に走るしかないのですね。まず通報して、列車が止まってから車に戻り、踏切外に押し出してもらうと言う手順を覚えておきます。

February 22, 2010

胡蝶蘭(2010)

我が家に住み着いて25年ほどになる胡蝶蘭が今年も花を開いた。10年以上植え替えもしていないので、鉢の上にすっかり浮き上がった状態で二株に分かれているが、機嫌良くしているので触らないことにしている。

肥料はほとんどやらず、水もからからに乾いているのに気がついたときにやるだけという、きわめていい加減な管理をしているが、それが我が家の環境に合っているのかもしれない。

下がその写真。花茎が出ても支柱を立てないので、垂れ下がって咲いている。愛好家には「なんと言う無様なことを」と叱られそうだ。

春の足音(2010/02/22)

しばらく足が遠のいていた王子公園に散歩に出かけた。道ばたの雑草も急に伸び始め、公園の木々の枝でも春の花が開き始めていた。お水取りが終わるまであと二十日ほど。春めいてくるのももうすぐだ。

じんちょうげ

ぼけ

ゆきやなぎ

民主党の勘違い

民主党のすることを見ていると、彼らは大きな勘違いをしていたのではないかと思う。

それは、総選挙で高い支持率を得たので、民主党が決めて指示すれば有権者が従うと思い込んでいたのではないかと言うことだ。どう考えても短時間では意見をとりまとめるのが不可能なことを、あれも決めますこれも決めますと言っていたのは、そうとしか思えない。

たとえば、普天間基地移設問題。どう考えても1年や2年では現状案以外の移設先を決められるわけがないと思われるのに、いまだに短期間で来寝ると言い張っている。これは民主党が決めれば地方はそれに従うと思い込んでいるからとしか思えない。

また、数々の不正な政治資金処理に対する説明なども、民主党への高い支持率に検察がおびえて手を引くだろうと見ていた節もある。また、民主党を支持した国民が検察を非難するだろうとの期待もあったろう。

さらに最大の勘違いは、高い支持率は、マスメディアが煽り立てた反自民の流れに乗った、KYになることを嫌う人たちによるものであるにもかかわらず、小沢氏の選挙技術や戦術によるものだと思い込んだことだ。

総選挙の結果は小沢氏を支持したものではないことを、民主党は肝に銘ずるべきだ。また、小沢氏が主導する利益誘導による金権政治は、かつて自民党の衰退の始まりとなったこともだ。今回の長崎知事選挙で見られたような、閣僚を送り込んで「民主系候補を応援すれば、いくらでもいいなりに補助金を出す」などと言わせるような露骨なやり方は、民主党への失望感を高めるばかりだろう。

今の民主党は、利益誘導による集票ボスによる密室政治という、かつての自民党のもっとも悪い部分を引き継いでいる。これは小沢一郎が持ち込んであり、そのことは小沢資金に群がる新人議員達の姿によく現れている。いくらKYと言われることを恐れる有権者が大いにしても、やがては自分のしていることの意味に気がつくだろう。潮の流れは明らかに変わり始めている。

February 21, 2010

関西空港と大阪経済をともに振興するには

大阪府の橋下知事は伊丹空港を廃止して、旅客を強制的に関西空港に向かわせようとしている。

しかし、伊丹を廃止しても旅客は関空には向かわない。大部分は新幹線に流れ、残りも多くが神戸空港を利用するだろう。それは和泉地区を除く近畿の住民の多くにとって、関空の利便性が悪すぎるからだ。たとえば、京都からですら神戸空港の方が関空よりも短時間で安く行くことができる。伊丹廃止は結局、日本の他地域から見た関西の利便性を低下させ、関西経済をさらに地盤沈下させることになる。従って、伊丹廃止は関空振興にはあまり役立たない。

それならばどうすれば良いのか。それには、何度も言っているように関空の貨物ハブ空港化を図ることだ。夜間発着が可能であり、周辺に荷捌きや通関用の施設を建設する土地が十分にある、という関空の特性は、貨物ハブ空港としての利用に最適だ。さらに、夜間も通関手続きが可能にすれば、貨物ハブ空港としては強力なセールスポイントになる。そうなれば、航空貨物を利用する事が多い電子部品製造、医薬品製造などの精密産業にとっての立地条件が良くなり、周辺に集まってくるだろう。これはさらに関空の利用を増やすことになる。また、泉南地区の人口増ももたらすだろう。周辺に人が増えれば旅客の利用も増える。

このようにすれば関空と大阪経済の双方の振興の役に立つし、伊丹を廃止した場合のように、北近畿地区の利便性を低下させて経済の足を引っ張ることもない。

もちろんそのためには大阪府も相応の費用を負担しなければならない。空港橋の無料化、夜間通関のための人件費の負担などだ。着陸料や駐機料の軽減も必要だ。しかし、これらはいずれ空港への補助金の減少や税収の増加などで回収が期待できる。国の援助資金を引き出す為の後ろ向きの主張は捨てて、自ら資金負担をして建設的な施策を行うべきだ。

もたもたしていると、同じような条件を持つ中部国際空港に先を越される。陸上交通に関しては中部空港の方が地理的に有利だからだ。

February 19, 2010

伊丹廃港への早道;橋下知事への助言

伊丹廃港を達成したいのであれば、あなたが賞賛した小沢氏に忠誠を誓い、民主党の言いなりになることを表明すればよい。そして次の選挙で民主党を支援することを誓約すれば上等だ。

民主党は、自党を支援するものにだけ便宜を図ることを公言している。だから、その通りにすればよい。伊丹機能拡大の話が出るのも、橋下氏が民主党に忠実ではないからだ。

右手で奪い、左手で与える

右手で奪った金を左手で与え、もらったことに感謝しろと言う。

民主党がしている増税(国債増発もだ)と給付金はそういうことだ。始めから奪うべきではない。控除にすれば給付に関わる費用は不要で、無駄な税金を使わずに済む。

普天間移設陸上案

普天間基地の移転先を、キャンプシュワブの陸上部にしようという案を民主党や国民新党が言い始めている。しかし、これは海上案以上に地元には受け入れがたいだろう。

民主党は、与党になってから強権体質を見せるようになっているが、これもまたその例だろう。民主党の言いなりにならなければもっと酷い目に遭わせるぞ、と言う脅し以外の何者でもない。受け入れ派ですら、騒音対策や安全確保のため、もっと沖に移動をと言う要望があったにもかかわらず、騒音がさらに酷くなる陸上への移設を言い出すとは、地元無視も甚だしい。

民主党は何かにつけ、言いなりにならない相手に脅迫をかける事例が目立つ。特に公務員人事制度改革と称して、立法、行政、司法の三権に関わる人事を党が独占して、意のままになるものだけを任命しようという体質は認めがたい。

こんな政党をいつまでも与党にしておくことには反対だ。

超古代の航海者達

ナショナルジオグラフィックの記事によると、エーゲ海のクレタ島で10万年以上昔の旧石器が多数発見されたそうだ。この時代はまだ現生人類が登場する前で、ネアンデルタール人やハイデルベルク人の時代だという。クレタ島はこの時期には一度も陸続きになったことがない。それにもかかわらず、人間が集団で暮らしていたことから、彼らが地中海を航海していたと考えざるを得ないのだそうだ。(古代超文明マニアは、宇宙人が運んだ証拠だと主張するだろうが。)

彼らが使ったものが船なのか筏なのかは、今のところ知るよしもない。しかし、計画性を持って集団で行動する能力があった事は間違いなさそうだ。もしかしたら、古代から伝わる伝説の中には彼らが目撃した事件が含まれているかもしれない。それを聞いた現生人類が、神話として伝えた可能性がないとは言えない。

だとすると、神話や民話の物語にはどれほど古代の事件が語られているのか。そういった観点からそれらの内容について考え直してみることも必要だろう。それはまた、先行人類と現生人類の関わり方や文化的交流を知る手がかりになるかもしれない。

いずれにしても、我々は古代人や先行人類の文化的能力を見下す傾向がある。それは現代文明人の思い上がりによる蔑視が原因なのだが、それも改めるべきだろう。

February 18, 2010

トヨタの危機は社長にあり

世界第一位の自動車メーカーになった上で創業家に大政奉還、というトヨタのもくろみの狂いがトヨタの危機を増幅している。特に豊田社長が表に出たがらない事がトヨタに対する不信感を強め、特に米国においてそれが深刻になっている。

豊田社長が米国議会での公聴会へ出席しないと言う表明で、「議会に小物を送って済ませようとしている、米国議会を馬鹿にしている」と言う声も出始めている様だ。米国人全体が馬鹿にされたと感じれば、集団訴訟が拡大し、不買運動も広がるだろう。その結果はトヨタにとって深刻なものになるはずだ。

トヨタの幹部、そして豊田社長は、社長が率先して矢面に立たないことの意味が分かっていないのではないだろうか。どうやらこの社長と今の経営陣は、引責辞任に追い込まれそうな雲行きだ。

追記(2010/02/19);
米国議会からの呼び出しを受けて、やっと出席することにしたようだが、米国人には嫌々出席すると見られるだろう。米国人の好感を得るためには、始めから自分が出席すると言うべきだった。これは、米国トヨタのトップを信頼しているかどうかとは全く別次元の、米国議会や顧客に対する経営史の姿勢の問題なのだから。

今回の対応のまずさで、豊田社長はビッグスリーの経営陣同様に、尊大な性格であるという印象を米国人に植え付けてしまったろう。今後の対応はさらに難しくなると思われる。

February 17, 2010

東京・大阪の格差拡大が進む

今日(2010/02/17)の報道によれば、米国の航空会社が一斉に羽田便の申請を出したそうだ。羽田の国際線解放は、成田の混雑解消だけではなく、アジアの中での東京の地位低下を食い止めようとする手段でもある。

ただ、これは東京と大阪の格差を拡大し、大阪の地盤沈下を促進する作用もある。大阪が、都市としての利便性を低下させても関西空港にこだわり続けるならば、大阪経済の沈滞はますます進行するだろう。本来であれば、関空よりも伊丹の利用拡大を考え、大阪の利便性向上を図るべきなのだ。

それはともかく、関西空港は地元経済界が支えるからと、国にねだって作った空港だ。国に金を出せとたかるよりも、大阪府が自ら進んで資金を出すようでなければ、国も空港の経営援助資金は出さないだろう。

これまでに何度も書いてきたことだが、関空の振興には夜間発着ができる特性を生かして、航空貨物ハブとしての機能向上を図るのがよい。24時間通関処理ができるようにすれば、貨物便の利用は大幅に増えるだろう。そのための施設を作る場所は、空港内と対岸にいくらでもある。

February 16, 2010

春の足音(2010/02/16)

ここ数日は寒い日が続いているが、2月も半ばを過ぎ、道ばたの木の芽が少しずつふくらみ始めた。また少し春が近づいた。

ユキヤナギのつぼみコブシの芽

ユキヤナギのつぼみ

皮を脱ぎ始めたコブシの芽

February 14, 2010

居直り、居座り、頬被り

「居直り、居座り、頬被り」、どうやらこの三語が今の民主党の標語のようだ。
川柳風に書けば、
    「民主党、居直り居座り、頬被り」
と言うところか。

ついでにもう一つ。
    「民主党、名前の通り、自由無し」

February 12, 2010

わきまえとけじめを失った日本人

オリンピックに出場するスノーボード選手の服装や態度が議論になっている。批判と擁護の両方があるようだが、この背景は日本人が場所と状況をわきまえた服装や態度を取らなければいけないという、わきまえとけじめを失ったことにあると思う。

本人は服装にこだわりがあるそうだが、場所と状況に合った服装ができるかどうかと言うことは、本人の人間性の評価に直結してしまう。場所と状況を無視してまで主張するのは、やはり周囲に対する気配りをしない自己中心で社会性が欠如していると見なさざるを得ないからだ。

日本では公式の場所に出る機会が少ないため、周囲の大人や教育者も、そのような場でどのように振る舞えばよいのかについての知識がない。それが原因であるのは分かるが、やはり日本の社会全体として何とかしなければならない問題だろう。現状はあまりにもわきまえとけじめがなさ過ぎる。

それはともかく、「こだわり」という言葉はいつから良い意味で使われるようになったのだろう。本来は悪い意味で使われることが多いと思っていたのだが。

バンクーバー冬期オリンピック

冬季オリンピックが始まる。メディアは今回も、日本選手を盛大に持ち上げメダルの期待とはやし立てている。

しかし過去のオリンピックでは、毎回メディアがかき立てた期待に反する結果が多い。今回はどれほどの失望を味わうことになるのだろうか。何の期待もせず、ただ競技を楽しむことにしよう。

失われる国家公務員の政治的中立性

民主党の公務員制度改革によって、これまで兎にも角にも形だけは保証されてきた国家公務員の政治的中立性が完全に失われる。今後は、新政権に忠誠を誓わない公務員を自由に降格処分できることになるからだ。(これは立法・行政・司法の三権の分立が保証されなくなることも意味しており、憲法違反の可能性もある。)

その結果、国家公務員は政権交代によって降格されることを避けるため、積極的に働くことはしなくなるだろう。そして皆、指示待ちの姿勢を取るだろう。やがて行政活動は停滞し、日本の行政はどんどん崩壊してゆくことになるだろう。経営者が処権圏を乱用すると、従業員が経営者に対する信頼を失い、積極的に働かなくなることで企業がつぶれるのと同じ事だ。

私は、立法の立場にある政党が自由に公務員を処分して、行政に干渉することを可能にする、この行政改革案には反対する。

追記(2010/02/20);
この件に関して、本日の読売新聞に社説が掲載されたので参照して欲しい。
読売新聞は、政治家による恣意的な任命が行われないかどうか疑問としているが、私は恣意的な任命を可能にする事が目的の制度変更と判断している。

トヨタ凋落の始まり(そしてトヨタ特需の終焉)

トヨタの社長が米国で釈明の会見を行うそうだが、議会の公聴会への出席は拒んでいるそうだ。しかしこれはまずいやり方だ。

まだ記憶に新しいはずだが、GMとクライスラーの経営陣の公聴会への出席問題で、彼らがいかに非難を浴びたか、トヨタはそれから何も学んでいない。むしろ、「議会の許しがあれば公聴会で社長から説明したい」ぐらいの積極性を見せるべきだったのだ。

しかし今のトヨタは、社長を人目にさらすことを避けることばかりを考えている。これが米国人にはどんな悪い印象を与えるかを考えていない。恐らくトヨタの幹部達は、社長を直接批判の矢面に立たせないことで、創業家への忠誠を競っているのだろう。つまり、トヨタの幹部達にとっては、会社の経営よりも創業家への忠義の方が大切だと言うことだ。これは、今のトヨタが世界的企業であると言うよりも、肥大したオーナー経営の中小企業にすぎないと言う事を如実に示している。番頭経営の時代の良さが、大政奉還によって完全に失われたと言っても良い。08年から09年にかけて、いくつかのトヨタ批判の記事を書いたことがあるが、実情はもっと深刻なようだ。

トヨタの実体が顧客より創業家社長を重視するものだと言う事が露見し、顧客の信用を大きく喪失した。このままでは、立ち直るために社長の退陣が求められる事態に進むだろう。それを避けるためには、社長自らが先頭に立って説明と謝罪に走り回るべきだ。

また、今回の事態で東海地方のトヨタ特需は終わりを迎えることになるだろう。関係企業は景気後退に立ち向かう準備を進めなければならない。トヨタがここまで事態を悪化させてしまったので、回復には10年を覚悟すべし。

February 11, 2010

サッカー代表戦の不人気

サッカー日本代表戦の最少入場者記録が更新されたそうだ。

ここのところサッカー人気の凋落が目立っているが、特に日本代表チームの国内試合ではそれが一際目立つ。しかし考えてみればそれも無理のないことかもしれない。

サッカーとは畢竟点取りゲームであり、囲碁のような陣取りゲームではない。ゲームを見るものにとっての醍醐味は、強烈なシュートとそれを止めようとするキーパーとのせめぎ合いだ。だから、地域ばかり攻めてゴールを攻めない日本代表の試合は見ていて面白くない。それが代表戦不人気の最大の要因だろう。

人気回復には、ゴールの枠内へ飛ぶシュートの数を増やすことが一番の良薬だ。シュートを外すことを恐れ、誰かが打ってくれるのを待ってパス回しだけをしているような選手は、代表チームから外すべきだ。

February 10, 2010

世界の潮流は電気自動車へ

トヨタとホンダを除く世界の主要自動車メーカーは、ハイブリッド車は所詮遷移期だけの商品と見て、電気自動車の開発に集中しているようだ。EUでは早くも電気自動車に関する規格制定を進めることが合意されたほどだ。

その背景には、ハイブリッド車でトヨタとホンダに先行されたこともあるが、商品寿命が短いと思われるハイブリッド車の開発に多額の投資をするのはばかばかしいと言う経営者達の判断もあるのだろう。

日本の自動車評論家達が電気自動車の航続距離に不満を述べているうちに、欧米ではハイブリッド車の時代が終わり、電気自動車の天下になっているかもしれない。価格を別にすれば、今の電気自動車でも既に日常の足としての能力は十分だ。

電気自動車が普及すれば、高価さの原因となっている電池の価格も下がる。電気自動車が主流になるのは、大方の専門家の予想より早いだろう。無補給での長距離走行が求められる用途、たとえば長距離トラックや長距離バスなどはハイブリッドになる可能性はあるが、電気だけで長距離を走れる技術が完成するまではジーゼルエンジンのまま使い続けられるかもしれない。

いずれにしても、ハイブリッドエンジンの成功にいつまでも寄りかかっていては、世界の潮流から取り残されることは確実だ。

補足;私の個人的な感覚では、小型内燃機関で発電機を回し、走行は電力でと言う形も短期的にありそうには思う。なぜならば、電気自動車の技術を流用できるし、今のハイッブリッドエンジンよりも構造が簡単になるからだ。

潔さが感じられないトヨタ

今回の不具合騒動を見ていると、豊田社長には潔さが全く感じられない。かつてはこんな会社ではなかったと思うのだが、トヨタの経営がもてはやされる中で慢心し責任を取らない社風がはびこってしまったのだろうか。

創業家社長を守ろうとする取り巻きの意向なのか、本人の性格なのか、問題が表面化した後も社長がなかなか姿を現さず、嫌な役目は部下に押しつけて逃げているという印象を与えた。その上、姿を現しても言い訳ばかり並べ立てて、会社に対する信頼性や好感度を引き下げるようなことばかりしている。

社長の潔さが感じられない行動は、今後のトヨタに少なからぬ悪影響を与えそうだ。世界的に失墜したトヨタ製品への信頼度を回復するには、10年いや20年かかるかもしれない。状況によっては、豊田社長の退陣に追い込まれる事もあり得るだろう。

February 09, 2010

橋下知事の片思い

橋下知事は熱心に媚びを売るが、相手の民主党はつれないそぶりが目立つ。

橋下氏は民主党政権による関空支援の見返りに、伊丹廃港が決め手になるとの計算だったのかもしれないが、民主党政府はこれ以上関空に資金を出したくないと言う考えのようだ。その結果、伊丹廃止の見返りに、関空支援金に加えて大規模な箱物開発資金も引きだそうという、橋下氏のもくろみは完全に当て外れになっている。

橋下氏が、自分の高支持率を背景に主張すれば国は言うことを聞いてくれるだろうと思っても、民主党の方も自分たちの高支持率を背景に、地方は民主党の決定に従うべきだと思っている。また、自民党の支援で当選した橋下氏には、元々良い感情を持っていないこともある。その結果が完全なすれ違いだ。

今後、橋下氏が切れて民主党政府を声高に批判すれば、中央の流れは関空廃止に向かいかねない。若き三百代言はこの状況をどう打開するのだろう。民主党が地方からの請願や陳情を受ける為の条件としている、民主党への忠勤を表明するのだろうか。

February 08, 2010

嘘で塗り固めた民主党

ここに来て民主党の嘘が次々と露呈している。

自民党議員に対して、「秘書の罪は自分の罪。自分の秘書がやったら辞職する。」と大見得を切っておきながら、実際に秘書の不正が露見すると見苦しい言い訳ばかり並べて逃げ回る。かと思うと、「フリーターの星」は、実は定職に就く必要がない資産家だった。政治改革とは、官庁への陳情や請願を禁止し、民主党に忠誠を誓う自治体や組織からのものだけを党のボスが受け付けることで、利益誘導政治をやりたい放題にできるようにすること。エトセトラエトセトラと、列挙し出すときりがない。

こんな政党を熱狂的に支持したメディアと有権者。どこまで馬鹿で目が見えなかったのか。

お次は、選挙目当てに離党した元自民党議員を札束で釣って入党させた。参院選後の社民切りの準備だろう。選挙前に社民を切れば選挙で不利になるのは間違いない。小沢氏も議員を一人増やした手柄で居座るつもりだろう。

所詮、代議士という人種は、自分の当選ばかり考えて国民の利益などには関心がないのだ。そして、そんな連中が集まって作る政党については言うまでもない。

追記(2010/02/09);民主党につれなくされて、俄然民主党を非難し始めた橋下大阪府知事。民主党が嘘つきだという点だけは、私と意見が一致するようだ。

February 07, 2010

春の足音(2010/02/07)

ここ数日、気温が低い日が続いている。しかし今日は風が穏やかなので、昼食後に散歩に出かけた。

始終通る道だが、今日は道ばたの日だまりで、「シロバナタンポポ」が花を開き始めているのを見つけた。まだ寒風を避けるように背が低いが、暖かくなれば15~20cm程の花茎を伸ばすようになる。

「シロバナタンポポ」は関東ではあまり見掛けないが、近畿ではさほど珍しいものではない。

February 06, 2010

伊丹空港国際化論が浮上?

橋下氏の伊丹廃港論とは裏腹に、政府の国家戦略室では伊丹の国際空港化も視野に入れた論議がされているそうだ。これが関西空港の廃港まで視野に入れたものかどうかは分からないが、伊丹廃港をてこに国に各種給付金をせびろうとする橋下氏の戦略の足許を見られたと言うことかもしれない。確かに、伊丹を再び国際空港化して関空を放棄する方が国としては安上がりという論もあり得る。

先日、橋下氏は豊能町の関係者に対し、「国では伊丹廃港を視野に入れた議論を進めている」、「伊丹を廃港にして国から有利に見返りを引き出したい」という趣旨のことを述べたようだ。しかし、国が消極的に見える伊丹廃港を種にだだをこね、国から給付金を引きだそうとしても認めないと言うことだろう。先日の関空への給付金要求付き普天間基地移転誘致と言い、大阪人のぼったくり精神の発露かもしれないが。

伊丹廃港でなく、関空廃港という逆ねじを食わされた形だが、橋下氏はどう主張を変えるのか?

大政奉還で悪化した?トヨタの企業体質

立て続けに露見したアクセルとブレーキの不具合に対する対処を見ていると、この何年かでトヨタの企業体質が悪化したように見える。不具合に対する説明も小沢氏やJR西日本に似て、自己防衛のための強弁に聞こえる。

アクセルペダルの問題は、右ハンドルと左ハンドルの違いで設計が異なっているから、日本は関係がないと言いたかったのかもしれないが、ブレーキに関してはそうはいかない。ブレーキを踏んだときの車の挙動は運転感覚の中でも最も重要な物の一つだ。それを「単なる感覚のずれで慣れてもらえば良い」で済まそうとするのは、顧客重視を大切にしてきたトヨタとは思えない自分勝手な言い分だ。

トヨタの企業体質が、大政奉還に伴って悪化したとしか思えない。かつてのような優秀な番頭に経営を任せるやり方の方が良い。

February 05, 2010

進む日本の後進国化

政治の世界でも、経済の世界でも、そして民衆レベルでも、日本がどんどん後進国化しているような気がする。

後進国化の意味は、先進国にふさわしい矜恃が失われて不正が蔓延し、他方では自分に不都合な事は他人に責任を押しつけて非難し合う場面が増えてきていると言うことだ。また、マスメディアが喜びそうな言葉をまき散らし、あるいは反対派を悪役に仕立て上げ声高に非難し、それによって民衆を自分の望む方向に動かそうとする。民衆もまた実体を見ずに、耳に心地の良い空疎な言葉を喜んだり、喜々として悪役非難の尻馬に乗る。

これらは全て後進国に特徴的なことだが、今それが日本に広がり始めている。これは日本人の民度が後退していることを如実に表しているように見えるのだ。そう、今確かに日本は後進国化し始めている。

February 04, 2010

朝青龍の引退

朝青龍がとうとう引退した。アンチ朝青龍派は処分として溜飲を下げるだろうが、朝青龍が相撲協会に見切りをつけたという面もある。長期間土俵上を湧かせてきた朝青龍を失って、華やかさに欠ける白鵬だけで興行が成り立つのか、相撲協会はその問題に直面することになる。

良くも悪くも主役であった朝青龍抜きで相撲をもり立ててゆくには、華のある日本人力士が必要だ。しかし、そのような若者は相撲協会の旧弊を嫌い、他の分野を目指す。これは紛れもない事実だ。今後大相撲が存続して行くためには、伝統と旧弊をはき違えた相撲協会の根本的な制度改革が必要になるだろう。怪我で前途を失う力士を減らすためにも、年六場所制や長期間の巡業は見直すべきだ。

それはともかく、朝青龍には長い間主役をつとめてくれてありがとうと言いたい。見るからに傷んだ体を直して、新しい世界で活躍して欲しい。

トヨタが傷つけた物

今回のトラブルでトヨタが傷つけたのは自社の体面や信用だけではない。トヨタですら不都合なことを隠すと言うことで、日本企業全体の信用が傷ついた。さらに環境対策で先進的な自動車を使っているという顧客のプライドも傷ついた。

今後、下請けや関係会社に対する指導力は失われるだろうし、顧客に対するブランド価値も失うだろう。世界トップを目前にして舞い上がり、レクサスなどと言うえせ高級ブランドにうつつを抜かしていたつけが回ってきたとも言える。

世界一になって大政奉還と言うもくろみもあったろうが、今回の不具合隠蔽でトヨタが負った傷は深い。これらが製造された時期に既に主要経営陣の一人であった、豊田社長の責任も追及を免れないだろう。

信頼を得るには長い時間がかかるが、失うのは一瞬で足りる。それを回復するにはひたすら誠実であるしかない。日本企業の経営陣はその事を噛みしめるべきだ。政治でも同じ事だが。

KYなマンション?

散歩の途中で目に付いた看板。

KYな人向きなのか、すぐにあいつはKYだと騒ぐ人向きなのか・・・・。

春の足音(2010/02/04)

今年も、鉢植えのヒメリュウキンカが咲き始めた。キンポウゲの仲間に特有の、光沢のある鮮やかな黄色の花が咲くと急に華やいでくる。

春の足音がまた一つ。


ひめりゅうきんか

トヨタも欠陥隠し

トヨタがブレーキなどの欠陥を認識しながらそれを隠し、密かに回収を進めていたことが明らかになってきた。三菱自動車の欠陥隠しがあれほど非難されたにもかかわらず、同じ事をしていたわけだ。トヨタに対する信頼感が大きく低下することになるだろう。

今回のトヨタの欠陥は、アクセルやブレーキの電子制御用ソフトウエアに原因する物のようだ。トヨタは、定期整備などで販売店に車が持ち込まれたときに、制御装置のソフトウエアの書き換え、つまりアップデートで密かに改修しようとしていたのだろう。これはマイクロソフトが、自動アップデートで未公表の重大欠陥も改修するのと同じやり方だ。

融通は利かないが、堅実で何が起きるかが予想しやすい機械式制御と異なり、何が起きるか分からないソフトウエアの欠陥(バグ)を常に抱え、多機能だが不確実な電子式制御の問題点を認識し、電子式では何系統もの異なる安全保証システムを組み合わせることが必要だ。

最近の事故を見ていると、産業全体として電子制御の安直さに慣れ、安全保証に対する意識が低下しているような気がする。

付け加えると、私は一時期三菱車に乗った以外は、長年トヨタ車を使っている。

4億円疑惑は時間切れ

小沢氏の土地購入疑惑に関しては、時効が迫っていたためやはり時間切れになったようだ。しかし、その後も続々と疑惑が報道され、小沢氏は今や疑惑の百貨店になりつつある。

ロッキード事件の反省から、いろいろ予防線は張ってあるのだろうが、さて今後どのような展開になるのか?

一部に、国民の圧倒的な支持を得た小沢氏を追求するのはけしからんと言う声があるが、これは間違いだ。国民が選んだのは小沢氏ではなく、自民党ではない等を選んだのだから。

February 03, 2010

朝青龍事件の雲行きが・・・

朝青龍暴行事件の雲行きが妙な具合になってきた。写真週刊誌の記事にも曖昧な点が感じられたのだが・・・。

アンチ朝青龍派に絶好の材料を提供したこの事件。まさかねつ造ではあるまいが、果たして真相やいかに?

それにしても「伝統」と「旧弊」をはき違えている感がある相撲協会。朝青龍抜きで興行を成り立たせるためには強い日本人力士が必要だ。そのためには「一門制」や「親方の権限」、そして「力士の養成法」など、改革しなければならないことは多数ある。江戸時代から昭和40年代まで続いた、「出稼ぎ」じみた「部屋制度」そのものも見直すべきかもしれない。

精神性を残したまま近代スポーツとして生まれ変わらせることができるのかどうか、国民全体での議論が必要かもしれない。

February 02, 2010

春の足音(2010/02/02)

明日は節分、そして明後日は立春だ。まだまだ寒い日が続きそうだが、春も確実に近づいてきている。

今日の午後、いつもの散歩に出かけると、近くの家の庭先にあるアカシア(たぶん銀葉アカシア)の花が黄色く色づき始めていた。まだ遠くはあるが、春の足音がかすかに聞こえ始めたようだ。

六甲山にある神戸市立森林植物園でも、ロウバイとシナマンサクの花が見頃になってきているという。冬枯れだった植物園も、少しずつ華やぎ始めたらしい。そろそろ、暖かい日に散策に出かけてみようか。

朝日新聞社が小沢一郎擁護キャンペーンを開始?

今日の朝刊の週刊朝日の広告に次のような文字が並んでいた。

・ 冤罪だらけ 特捜検察の「化けの皮」
・ 検察vs小沢戦争 子供人質に女性秘書「恫喝」10時間
・ スクープ!「第三極をつくれ」財界人が資金提供
        ”小沢切り”新党構想 密会参加の現職閣僚

とりあえず買ってきてこれから読もうと思うのだが、冒頭の対談が鈴木宗男、藤本順一、上杉隆の3氏。朝日新聞社は鈴木宗男氏も冤罪だとして擁護することにしたらしい。

独裁、独占に反対し、自由と民主主義の擁護者を自認していた朝日新聞社が、個人独裁色を鮮明にしている小沢一郎氏をなぜ擁護するのか、これから記事を読んでみることにしよう。

February 01, 2010

また日航に・・・・

かつて対米貿易の大幅出超が日米間の大きな問題になっていた当時、日本政府は米国の歓心を買うためボーイング747の大量購入を日航に求めた。それが今の日航問題の伏線にもなっているのだが、今度は三菱グループが開発している中小型旅客機の大量購入を求めるという。

それはそれで国内産業の育成という意味はあるのだが、これから再建にかかる日航に対し、国があれこれと指図をしすぎるのは好ましくない。売却する747の代わりに購入する機材の選定は日航自身に任せるべきだろう。

政治に強い三菱グループなので、民主党政権への食い込みも既に盛んに行われているのだろう。しかし過去に、政府が日航の足をひっぱたことの再現になるのを心配する。

中国の強気の理由、そして日本の将来

このところ中国の強気が目立ち始めたが、それも当然だろう。

なぜならば、中国は自国の国内市場の急拡大で今後も継続した好景気が見込めるからだ。今年にはGDPで日本を抜き、世界第2位になると予想されている。30億とも言われる人口からすれば成長はまだまだ続くだろう。人口比から言えば日本の30倍、米国の15倍にまで当然伸びるだろう。

そのため、中国は国内の好景気を維持するのに米国への輸出に頼る必要性が低下している。つまり、米国のご機嫌を伺う必要がなくなり始めていると言うことだ。これが米国に対する強気の背景で、米国への輸出に頼っていた高度成長時代の日本とは異なる。

今後、中国の景気動向の世界景気への影響力はどんどん増加するだろう。いずれ米国も中国の景気に頼る時代が来る。そして、中国の次にはインドも続くだろう。

そのような時代をにらんで、日本はどのような外交と経済運営を進めるのか?各政党にそれを考えるだけの能力があるのか疑わしいだけに、何とも心細いことだ。そしてまた、短期的な収益のみを追う米国流経営に染まった日本財界も、「そんな将来のことは私には関係ない」と言って考えようとはしないだろう。

日本の将来は近視眼の政治家や財界任せにはできない。かつては、そのような長期展望は高級官僚が担当していたが、官僚排除の世論で官僚はそれは自分たちの仕事ではないと考え始めている。一体誰がこの国の将来を考えるのか?今それが問われなければならないのだが、有権者もメディアも無関心だ。

日本の将来のため、劇場型やワイドショー型の政治は終わらせなければならない。多くの有権者とメディアの目覚めを願う。

« January 2010 | Main | March 2010 »