Windows 7
コンピュータ関係の評論家がこぞって絶賛したWindows vistaが一般に受け入れられず、急遽登場したWindows 7だが果たしてどれほどの物だろうか。RC版については、評論家たちがVistaの欠点が解消されたかのような高評価を並べていたが、ここに来てVistaと大差ない、資源食いで重いことにはかわりがないという評価も出始めている。
Windows 7がVistaと大差ないのであれば、ハードウエアもほとんど変わらないので、いま販売店が売り急いでいるVista版がお買い得だ。ただ、MicrosoftがWindous 7の売り上げ促進のため、短期でVistaのサポートを打ち切るのではないかというのが不安要素。Microsoftなら、それもやりかねない。
さて、Vista版と7版とどちらがお買い得か、なかなか判断が難しいところだ。
追記(2009/10/21);
各種の情報を集めた結果では、どうやらWindows7はVista SP2とでも言うべきOSのようだ。基本は同じでマイナーアップなのだが、あまりにVistaが不評だったため、名前を変えてイメージチェンジを狙ったようだ。自動車でも、名前を変えただけの新車種が良くあるがそれと同じだ。
今週末まではVista版があるだろう、それを狙うのも手か。
もっとも私の場合、妻用のノートPCの更新を考えているので、ボーナス商戦を待つことにする。2~3万割高にはなるだろうが、妻一人ではWinows7へのヴァージョンアップができないので。
追記(2009/10/22);
資料収集を続けているが、どうやら遅さに悩まされているVista使用者にはヴァージョンアップする意味はありそうだ。もっとも、現状支障がない人には価値がないことは当然だが。
しかし、XP使用者にとってヴァージョンアップする価値があるのかどうかまだ分からない。どうやってもXPより遅くなるのではないかという疑念が払拭できないからだ。XP用のソフトウエア資産が多い企業ユーザーが、すぐにWin7に乗り換えるという事にはなりそうもない。
売り物の新機能も、企業ユーザーにとっても価値がない物ばかりという事も理由になる。タッチパネルも、企業の伝票処理などには30年以上前から使われている。それ用のハードウエア資産が使えなくなるしソフトウエアも新たに作らねばならない。
追記(2009/10/24);
マイクロソフトが新しい業務用OSを開発しているという、エイサー会長の発言が報道されている。業務用はWindows7をパスして次のOSの様子を見るという選択肢もありそうだ。これについての詳細は別記事を参照してほしい。
追記(2009/10/28);
MSNに私と似たような考え方の記事が紹介されていた。XPは7へのヴァージョンアップは必要がないが、Vistaではヴァージョンアップを勧めるという趣旨だ。
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