Microsoftが新OS開発に着手?
マイクロソフトが業務用に新OSの開発を始めたとの報道が流れている。このロイターの記事はMSNにも引用されているので信頼性があるのかもしれない。それが本当だとすると、企業ユーザーがWindows 7への切り替えを保留する可能性もある。
またこれは、マイクロソフトは業務用OSとしてはVista系に見切りをつけたという事かもしれない。Vistaは業務用としては不要な機能が多くすぎる。それ以外にも外部記憶装置を使えないようにしたいという、企業のシステム管理者の要望もある。特に、USBメモリーによって情報が持ち出され、自宅のパソコンから流出するトラブルも多い。このような現状から企業のシステムがWindows以外に置き換わる可能性が出てきたからだ。
企業の情報管理面からは、情報は中央に置かれたサーバーで一括保存・管理し、端末では保存できないようにするのが望ましい。また、端末から外部記憶装置にデーターをコピーできないようにしたい。そうなれば、個々の端末にアプリケーションを置く必要もない。端末は起動とネットワークへの接続に必要な最小限のデーターだけを保持し、アプリケーションはその都度必要な物をダウンロードすればよいことになる。
これは昔の業務用ネットワークと本質的に同じだが、全てを集中管理することによりセキュリティの管理がしやすくなる。半可通の端末使用者がデーターを持ち出し、ファイル交換ソフトやウイルスで流出させることを防止するには、これ以外に有効な手段がない。
このような企業システム管理者からの要望に応えるには、Windowsは余計な機能が多すぎるし、Windows対応端末にも同じことが言える。再び個人用端末と業務用端末が、OSでもハードウエアでも別物になる可能性があると言うことだ。
« 府庁舎移転;橋下氏の本音は都庁よりも高いビル? | Main | 民主党、米国に降伏? »
Comments