クランベリー
昔アメリカに出張したときに、クランベリーのジュースやジャムをよく見かけた。クランベリーは日本では高地の湿原に生えるツルコケモノの仲間で、高さ10~20cm程の灌木で、実は1cm程と小さい。その小さな実をどうやって収穫するのだろうと思っていたのだが、ナショナル・ジオグラフィックの記事で答えが分かった。
その記事によると、作物としてのクランベリーは、アメリカでは5大湖に接するウイスコンシン州のいくつかの村で栽培されているらしい。湿地を好むので半湿地状の畑で栽培されているようだ。収穫は予想外の大胆な方法だった。
まず、畑に水を張り株を完全に水没させる。次いでコンバインのような機械で株をしごくと、果実が赤い絨毯のように水面に浮かび上がる。それをまた別の機械ですくい取って集めるというものだ。柔らかい実をつぶさずにしごきとるのは難しいと思うのだが、幾多の工夫が重ねられたのだろう。
興味のある方はナショナル・ジオグラフィックの記事(動画)を参照していただきたい。
ナショナルジオグラフィック(日本語版公式サイト)はこちらhttp://www.nationalgeographic.co.jp/。天文地学、生物学、人類学などの楽しい記事や美しい壁紙がたくさんあります。
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