自民がダメなら民主があるさ
橋下氏の首長連合も支離滅裂になってきた。始めは自民党への圧力団体を目指したようだが、自民にそっぽを向かれるとそれなら民主にと方向転換。政党に要求する政策も出されていないし、具体的な要求は不明のままだ。
相手に案を出させてから自分の要求を出すというのは交渉における基本原則だが、自民党にしてもあまりに曖昧で対応のしようがないだろう。民主党は乗り気のようだが、具体的な政策を確定できないままの選挙では人気タレントのイメージを利用ししなければというのはやむを得ないのだろう。
いずれにしても次の選挙は、実現性のある政策は抜きのイメージ選挙になる。どちらが上手くマスメディアを抱き込むか、それが大きな影響を与えるだろう。橋下氏はそこをついて中央政界への影響力拡大を倣っているのだろうが、どうも無節操で軽薄な印象を受ける事は否めない。
注;交渉では先に案を出すのは不利になるというのが常識。だから、交渉上手は提案せずに腹の探り合いを続けて落としどころを探す。そして暗黙の了解ができたところで、落としどころから逆算した提案をする。
しかし、日本人と日本のメディアはすぐにいらだち、早くなんらかの提案をして積極的に交渉を進めよと言い出す。だから、他国は自分からは提案せず、日本が提案するのを待つ。だから、日本にとって不利な交渉結果になるのは当たり前。
« 自民党代議士たちの勘違い | Main | パソコンの「進化」は最早不要 »
Comments