トヨタ凋落の始まり?
トヨタの米国での販売台数が急降下を続けている。アメリカのバブルに乗って大排気量化・高価格化路線を突き進んできたトヨタの経営戦略が齟齬を来したとも言えるだろう。
不況下の米国人が愛国心を発揮して「バイアメリカン」に走っている影響もあるだろう。しかし、大型高価格車の代表である「メルセデス・ベンツ」に対抗しようと、まねをした車を作り立ち上げた「レクサス」ブランドだが没個性な車作りが早くも飽きられているという面もありそうだ。
「レクサス」ブランドの車は、著名高級車のデザインを混ぜ合わせたとしか思えない個性のない、また格調もないもので、トヨタ以外のどのメーカーのものだと言っても通る。その結果、車を愛するのではなく車が高価格であることを愛する人に主に受け入れられている。
一方、「トヨタ」ブランドでも没個性な車が増えている。しかし、「クラウン」のみは大排気量化しすぎてはいるがまだ「トヨタ」らしい格調を留めている。今後は、「トヨタ」の伝統的なデザインに立ち戻り、コンパクトで格調のある車を作ってほしい。そうでなければ、トヨタもまた米国車メーカーと同じ道をたどるだろう。
« 豚+鳥=恐怖のインフルエンザ(今回は絶好の予行演習) | Main | 政府による感染症感染者の行動監視の研究(1984年の恐怖?) »
« 豚+鳥=恐怖のインフルエンザ(今回は絶好の予行演習) | Main | 政府による感染症感染者の行動監視の研究(1984年の恐怖?) »
Comments