電気自動車開発への集中が目立ち始めた欧米メーカー
今年に入って開催されている自動車ショーでは、欧米メーカーの開発が電気自動車に集中し始めているのが目に付く。日本の自動車メーカーが先行しているハイブリッド車や新たなインフラ整備が必要な燃料電池車をパスし、基盤技術の開発が各国で進み新たなインフラの整備が不要な電気自動車の方が今後の競争で有利と考え始めたのだろう。もはや次の世代の車は電気自動車だと言わぬばかりに、多数の電動スーパースポーツカーの展示もされているようだ。
現実の日本での自動車の利用状況を見ても、自家用の乗用車に限って言えば、日常の走行距離が1日に100Kmを超えることはあまり無いだろう。特に、地方都市の日常生活の足として多く使われている軽自動車についてはせいぜい50~60kmという人が多いのではないだろうか。そろそろ軽サイズの電気自動車について、税の減免や購入費用の補助などを始める時期が来ていると思う。
電気自動車の維持費として、電池の耐久性(充電できる回数)と交換費用が今後最大の問題になるだろうが、これも実用が始まれば急速に改善されるだろう。ハイブリッド車で先行した日本メーカーだが、ここで電気自動車の開発に後れをとっては何もならない。ハイブリッド車にこだわりすぎないよう希望したい。
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