ディジタルテレビの普及が進まない
ディジタルテレビの普及が進まないので総務省や放送会社が困っているという。だがこれは当たり前のことで今悩むようなことではない。
理由は、視聴者にとってディジタルテレビでなければならない理由がないからだ。放送内容はアナログと同じで、ディジタルだけの機能にも魅力的な物は無い。双方向機能といっても、クイズもアンケートもみんな食傷している現状では買い換えを促進する要素にはなり得ない。
結局、アナログ放送終了が目前に迫るまで、ほとんどの人は今使用中のテレビが壊れたら買い換えようかという判断をすることになる。特に高齢者はそれまで生きているかどうかもわからないのに、今買い換える必要はないというだろう。
あわてるのはアナログ放送終了半年前でよい。今はそれよりも、難視聴地域の受信設備の建設を国費で進める算段をすべきだ。これは国家事業なのだから。
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