麻生氏もなめられたもの
中山国交相が、切れる者なら切って見ろとの居直り宣言。
船出から低支持率の麻生氏。任命したばかりの閣僚からこんな発言が出るようでは、麻生氏も全くなめられた物だ。それとも中山氏は、こんな発言が麻生首相の体面と威信を傷つける事が理解できないほど愚鈍なのか。
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中山国交相が、切れる者なら切って見ろとの居直り宣言。
船出から低支持率の麻生氏。任命したばかりの閣僚からこんな発言が出るようでは、麻生氏も全くなめられた物だ。それとも中山氏は、こんな発言が麻生首相の体面と威信を傷つける事が理解できないほど愚鈍なのか。
中山国交相が立場をわきまえない発言を連発している。内容は暴言と言うより雑言に類する程度の低いものだが、できたての内閣の品格をおとしめるものだ。どうせ更迭されるのだから、言う方が得とでも考えているのだろうか。
戦争末期生まれで戦後に右派教育を受けた政治家には、なぜこのようなわきまえのない者が多いのか。戦前レジュームを脱却できなかった親から、ひたすら反日教組教育を受けたのだろうが、時も立場も全く状況がわかっていない。
そもそも今時、日教組批判など全く(30年以上)の時代遅れだ。現在の日教組には、批判するほどの影響力も価値もない。批判すべきは、今の教育をだめにしている政府御用達の教育関係有識者たちだ。学閥の派閥争いで、勢力が変わるたびに教育を引っかき回し混乱させている。
追記(9/28);
わざわざ批判するにも値しない日教組を偉そうに非難して、大臣の地位を棒に振った中山氏。愚かとしか言いようがない。このような人物を国会議員として選んだ地元の有権者たちも、自らの暗愚を恥じるべきだろう。
それにしても、任命されたとたん偉ぶった発言で失敗して更迭される大臣の多い事よ。大臣に任命されたことで、人品が上がったと錯覚するのだろう。自民党にはこんな馬鹿な勘違いをしない、知性豊かな人材はもういないのだろうか。
追記(10/3);
自民党内からも批判を受け、とうとう政界引退だそうだ。恐らく、当選の可能性がないとして公認を得られる見込みが無くなったためだろう。日教組批判に執着したのが高くついたものだ。
小池氏惨敗で、自分の影響力低下に愕然とした小泉氏が引退を決意。小泉チルドレンも、改革のフォローも投げ出して。
もっとも、小泉チルドレンは郵政民営化可決の時点で用済みだし、改革の細かいフォローをする気は毛頭なかったとは思うが。
また、投げ出されて困惑するようなお子ちゃま(チルドレン)は、政治の世界では不要だが。
北朝鮮は危なくてしょうがないと麻生氏。
失言が多く、北朝鮮などとの戦争の原因となりかねない麻生氏。「危なくてしょうがない」の本家が言うか。
舞台裏の数あわせが専門で、政策音痴の小沢氏が首相になるかも。日本の政治がどうなるのか、危なくてしょうがない。
ワイドショー受けねらいの軽率な発言が多い橋下氏。収拾がつかなくなりそうで危なくてしょうがない。
鳩山氏が、民主党党首奪還をねらって動き始めたようだ。
鳩山氏にとっては、民主党は鳩山家の政党で、本来自分が党首であるべきなのだ。そのために、菅氏その他との暗闘を繰り返してきた。そして小沢氏を党首に推したのも、菅氏が党首になることを防ぐのが目的だった。しかし小沢氏の勢力が強くなりすぎれば、当然その力を殺ごうとする。
そこで、小沢氏を自民党の強力候補がいる選挙区に国替えして落選を期待する。口実は、小沢氏の地元は民主党が強いので無名の候補でも当選できる。一方、小沢氏が自民党の強い選挙区にぶつければ、自民党候補を落選させて一議席の増加が期待できるというわけだ。しかし、これは当然、小沢氏が落選するリスクを伴う。
従って、国替えに関して小沢氏は消極的であり、鳩山氏は積極的というわけだ。
かつて1950年代から60年代にかけて、メイド・イン・ジャパンは品質不良の代名詞だった。その時代、日本製品は「安かろう、悪かろう」の代表といわれたものだ。就職して間もない頃、1950年代にまかり通ったとんでもない品質の商品やごまかし商品の事を、先輩から笑い話としてきかされたものだ。
日本製品の品質が向上し、高品質の代表として世界的に認められるには、1970年代末までの長い努力が必要だった。それは、日本政府が行った輸出品品質検査と、ねばり強い「ZD運動」や「QC活動」の末にやっと勝ち得た物だ。しかし今、国内では再びごまかし商品がまかり通るようになってきた。これが日本製品の品質への信頼を失わせることになるのではないかと心配だ。経営者たちは自社の商品にプライドを持って、経営に当たってもらいたいものだ。
これに対し、今の中国ではひどい品質のものやごまかし商品が蔓延している。これはちょうど日本の1950年代末の状況と似通っている。かつて日本がそうしたように、中国政府が率先して品質向上に取り組まない限り、中国製品は国内外から排斥される危険がある。国内向けと輸出向けを問わず、政府機関による厳しい品質検査を行うべきだ。品質に対する信頼を勝ち得るには、10年あるいは20年といった長い時間がかかるだろう。しかしそれに、粘り強く取り組まない限り希望はない。
民主党と国民新党等の合併話が進行しているようだ。
国民新党といえば、反小泉改革の総本山。国民新党の主張を呑んでの合併のようなので、事実上小泉改革に対する宣戦布告だ。
小泉改革のでたらめさが次々と表面化する中でも小泉氏の人気は高い。小池氏が小泉氏に媚びを売り、支持を取り付けたのもそれが狙いだろう。小泉氏にしてみれば、過去の人と言われ影響力が薄れるのを避けるための話題をねらったと思われる。
そのような状況下で反小泉改革を鮮明にすることが、民主党に吉と出るか凶と出るか。これは大きな賭だろう。
政策論に関心がない小沢氏にしてみれば、これは単なる数あわせの手段なのだろうが。
金融業界の人たちは全く「懲りない人々」だ。かつての大恐慌、黒い月曜日、土地バブル崩壊、そして今回の住宅バブル崩壊。
何度経験しても、新しいバブルが始まると「ニューエコノミー理論」をでっち上げて、虚構の成長が永遠に続くと主張する。そして数年でバブルは崩壊し、また新しい「失われた十年」が始まる。何度も繰り返された歴史から何一つ学んでいない。
追記;
安部譲二氏の小説のタイトルをもじらせてもらえば、「塀の中の面々は懲りない」といったところか。
(ウオール街はかつてニューヨークを取り囲んでいた防壁の後に作られたそうだ。)
橋下氏が、関空振興のためには伊丹を廃止せよと主張している。しかしそれは間違っている。
関空を作ったのは、伊丹の離発着制限が大阪経済の国際化を阻害しているという、関西財界の大合唱があったからだ。しかし時代が変わり、大合唱していた関西系大企業の多くが本社を東京に移転してしまった。
東京移転の大きな理由は、
1.大阪では、東京の企業に比べて政官界との密着度で遅れをとり不利である。
2.大阪からは、東京周辺をのぞく関東以北への移動に時間がかかりすぎる。東京からであれば、全国のどこへでも短時間で移動できる。
などである。
こうした理由で、大企業の東京への移動が進み関西財界は空洞化してしまった。それがどのような物かは、北浜周辺のかつて関西系企業の本社が入っていたビルを覗いてみればすぐわかる。多くのビルではネームプレートが「大阪支社」に掛け替えられ、各フロアも閑散としている。
さらに、大阪経済の重心は年々北に移動しており、かつての北浜-本町-心斎橋から、今は江坂-新大阪-梅田に移っている。その理由は、新幹線利用の利便性である。その結果、北浜-難波間では新規ビジネスビルの建設はまれで、建つのは高層マンションばかりになっている。
従って、関西経済の浮揚のためになすべき事は、伊丹の利便性拡大である。伊丹から各地への中小型機による便数を増やして利便性を高めることが大阪の利便性を高め、経済浮揚の助けとなるだろう。
それならば、関空の振興はどうすればよいのだろうか。
それは、24時間離発着可能という点を生かすことだ。特に、離発着が深夜から早朝であっても問題がない航空機、つまり貨物便の利用を促進することだ。現在、成田は貨物の取り扱いが限界に達しており、関空での荷扱いや通関に要する時間を成田より大幅に短くすることで貨物便を呼び込む余地がある。そして、貨物便利用の利便性は、関西中部から南部に生産基地を作るメリットを高め、関西経済の浮揚につながる。
ただ、貨物便の増加を阻害しているのが、発着料の高さと空港橋の利用料の高さだ。これは是非とも大幅に引き下げねばならない。そのためには、関西空港の建設費を、大阪、和歌山、奈良などを中心とする各府県とそこにある市町村が肩代わりし、空港の償却費を引き下げる事が不可欠だ。
結論として、国内線旅客は伊丹、国際線旅客と貨物は関空と割り切り、両空港の連携をはかる方が長期的には関西経済にとって利点が大きいはずだ。
事故米の偽装事件はWTAの産物といっても良いだろう。WTAの輸入義務を果たすため、安く輸入したい農水省が品質にお構いなしに買い集めた結果だ。
輸入したからにはそれを捌かなければ、税金の無駄遣いと非難される。そこで、工業用以外への横流しの可能性に目をつぶって、穀物取扱業者に売りさばく。また、検査で横流しが見つかっては自分が困るので、立ち入り査察は予告して行う。
というわけで、今回の偽装事件はWTAの産物といって良い。世界的な穀物不足が発生している現在、このようなばかげた輸入義務は達成する必要はない。
敗軍の将、兵を語らず。
人を呪わば穴二つというが、人に対する信頼についても同じようなことが言える。
人を信じない者は周囲の人間から信頼されない。同様に、部下を疑う上司は部下に裏切られる。
橋下知事は、部下の府職員を疑いのまなざしでしか見ていないようだ。職員の支持と忠誠を獲得するには、盗撮など百害あって一利無し。
部下を信じなさい、部下を信じる者は部下からの信頼と忠誠を得られるのだから。
ここにきて、阪神が失速して首位が危うくなってきた。これに対して、オリックスは快進撃で首位を窺おうかという勢い。首位争いは波乱含みだ。一体どうなっているのだか・・・・。
阪神は前半戦でリリーフ投手を使いすぎたつけが来たのだろう。オリックスは女狂いの監督が首になって、選手にやる気が出てきたと言うところか。
巨人は、前半戦を2軍でたっぷり休養していた連中がやっと働き始めたといったところ。阪神も目先の勝利にこだわらず、選手を交代で休ませながら使う方がよいのでは?
利便性が高い伊丹に客が流れ、関空発展のじゃまになるとの橋下発言。今の大阪の経済中心である北浜-梅田-新大阪からは、新幹線や伊丹の方が便利なのは関空建設当初からわかっていたこと。
大阪経済の中心が北に移ったのは、新幹線と飛行機のどちらでも利用しやすいからだ。それを無視して伊丹を閉鎖すれば、大阪から逃げ出す大企業はますます増加するだろう。成田の不便さ故に、外国企業が日本から逃げ出したため、利便性が高い羽田の国際線復活を急いでいるのを見れば、大阪が何をすべきかは明らかだ。
伊丹の国際線復活と関空の国内線増加を平行して行い、さらに両空港を有機的に連結して利便性を高める、それこそが大阪の経済中心としての価値を高めることになる。そのためには関空の公営化による利用料の引き下げ、航空会社に対する報奨金の支払いなどが必要だ。当初はばかげて見えるが、利用が増えれば十分引き合うはずだ。
利用者の利便性を悪くして関空の利用を強制しようとするのは本末転倒。飛行機の利用を認められているビジネス客が、電車で一時間の関空を選ぶか、タクシーで30分の伊丹を選ぶかは分かり切ったことだ。にもかかわらず関空を押しつけようとしたのは、まさに御上が決めれば民が従うという時代の産物だ。こんな官僚的発想にこだわっている限り、さらなる大阪の地盤沈下を招くだけだ。
いっそのこと、上海にならって関空から大阪北までリニアモーターカー路線を敷くぐらいの荒療治が必要だ。それよりも、伊丹はビジネス客、関空は貨物とレジャー客と割り切ってそれぞれの利便性を高める方がよいかもしれない。
9月1日の防災訓練の報道を見て、一つ気になったことがある。
東南海大地震が発生した際、関空から航空機で負傷者を他の地域に運び出すというのだが、関空の津波対策は十分なのだろうか。東南海大地震では、大規模な津波の発生が予想されている。狭い紀淡海峡を通り抜ける際にかなり減衰するだろうが、標高がごく低い関空は津波の被害を受けないのだろうかと心配になった。
東南海大地震の際は、関空と神戸の両海上空港は被害を受けて使えないこともあり得ると考える方が良いのではないだろうか。
毎年、8月20日をすぎると、やかましかったクマゼミは静かになり、ツクツクボウシの天下になるのだが、今年は少し様子が違う。というのは、クマゼミが減るにつれ、今年はミンミンゼミの声がよく聞こえるのだ。
神戸ではもともと、クマゼミは市街地に、ミンミンゼミは山中にと住み分けているのだが、今年はミンミンゼミが山から下りてきているようなのだ。クマゼミが市街地に集中するのは、楠、欅などクマゼミが好む樹種が市街地に限られているからだ。これらの樹種がほとんどない山中にはクマゼミは全くいない。このことは、市街地から一歩山中にはいるとすぐに確認できる。
クマゼミとミンミンゼミの挟み撃ちにあって、一番被害を受けているのはアブラゼミだろう。市街地でも山中でも圧倒されている。これに対して、ツクツクボウシは好む樹種が違う(サルスベリのように樹皮が滑らかな木に多い)のであまり被害を受けていないようだ。
それはそうと、今年はヒグラシの声を全く聞かないのはどうしてだろうか。
補足;樹種の好みが極端なのはハルゼミとその仲間だ。松林以外ではほとんど声を聞くことができない。神戸では、森林植物園の松林で毎年盛んに鳴いている。また、海岸の防風林でもよく声を聞く。
北京で惨敗して帰った野球のメンバーが、帰国早々大活躍しているようだ。惨敗の悔しさをぶつけての活躍という評論家もいるが、これはやはり日本のプロ野球が弱いからだろう。
WBCの王監督は入念な準備をして臨んだが、星野監督はなめてかかっていたということもあるかもしれない。また、ボールの違いなどいろいろといいわけを言う関係者もいる。しかし、世界で勝てない選手たちが大活躍できるのは、日本のプロ野球リーグのレベルが世界水準に達していないと言うことだ。
ウイルス性腸炎で10日ほどダウンしていた間に、世の中が動き始めたようだ。元々つなぎの性格が強い福田政権だったが、やや尻切れトンボの感は否めない。
それにしても、密室の談合で党首を決め政策綱領もいまだに明らかにしようとしない民主党。選挙で公開の政策討論をしようと言う自民党。なんだか逆さまのような・・・・・。
総裁候補も小粒で迫力がない。失言癖で外交トラブルが心配な麻生氏。権力にすり寄るのが大好きな小池氏。親父の影が濃く院政が心配な石原氏。今ひとつ煮え切らない与謝野氏。
一方では、自民党が出す政策にけちをつければ事たれりとばかり、建設的な政策を出さない小沢氏。アァ、どちらも情けなや・・・・。
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