日本農業のコスト高の原因
日本の農業はコストが高く、それが食糧自給率の低さの原因とも言われる。
しかし、日本の農業のコストを押し上げている大きな原因の一つとして流通合理化があげられる。流通合理化の手段として自動機械による取り扱いが普及し、自動機械による取り扱いが容易になるよう形や大きさが揃っていることが要求されることになった。そして、自動機械での取り扱いに適さない形状のものは規格外として、市場での取り扱いさえされないようになった。この為、生産農家は手間暇をかけて規格に適合するものを生産せざるを得ないようになった。これが農業の生産コストを押し上げているのだ。
一方で、規格化された作物に慣れた消費者も、色や形が揃ったものでなければ傷物として買わなくなっている。これも規格化された作物しか流通しない原因となっている。
流通業者だけでなく一般消費者も頭を切り換え、農業のコスト削減に協力すべきだ。
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