ディジタル・アナログの共存を
テレビ放送のディジタルへの完全移行が近づいてくるが、テレビ受像器にアナログ受信機能を残すべきではないだろうか。
それは、現在行われている緊急地震通報などの緊急放送では、ディジタル放送の4秒遅れが大きな意味を持つからだ。特に地震では4秒遅れると警報が間に合う範囲が何十kmも違ってしまい、それが多くの人の生死を分ける可能性がある。しかしながらディジタル放送では、送信側でのデータ圧縮と受信側でのデータ復元で約4秒の遅れが避けられない。
そこで、緊急警報専用のアナログチャンネルを設け、テレビがこれを受信すると自動的に切り替わる仕組みを設けると良い。電源が入っていない場合にも、自動的にスイッチが入って受信できればなお良い。送信側は既にある緊急放送用の設備を流用すればよいし、受信側も技術的な問題はなにも無いはずだ。
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