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March 01, 2008

価格破壊の時代は終わった

安いことは良いことだを合い言葉に、長く続いてきた輸入品による価格破壊だが、どうやらその時代も終わりに来たようだ。

世界的な資源争奪による値上がりもその原因であるが、その値上がりの中で利益を確保するためのコストダウンが限界に来つつある。利益を出すためのコストダウンのしわ寄せが品質管理に行き、結果として製品安全が軽視され始めているのだ。

今はもう認識を改め、安全にはコストがかかることを受け入れるべきだ。そして売り上げ至上主義の国や地位からの購入をやめ、自前の製造を復活させるべきだ。

以前にも書いたが、輸入品に支払われた費用は国外に流出し日本人の所得には寄与しない。これに対し、国産品に支払われた費用は国内を環流して日本人の所得に寄与する。つまり、国産人の購入のために支払った費用は、回り回って最終的にはその人自身の所得のなにがしかに寄与するのだ。総合的な損得を考えるときには、この効果も考慮しなければならない。もちろん、雇用の増加による効果もだ。

だから、国産化率を高める努力をしよう。
輸入品依存の価格破壊には引導を渡そう。

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