燃料税の使い道
道路特定財源となっている燃料税の使途の一部を、地方公共交通の維持にも広げるのはどうだろう。
地方の過疎化の原因として高齢化が大きな要因となっているが、高齢化に伴って移動手段の確保も問題になる。それを公共交通機関を整備することで補えば、高齢者も村にとどまりやすくなるだろう。高齢者がとどまりやすければ若い人の移住もしやすくなるだろう。しかし、そのような公共交通機関は採算が合うわけがない。それを燃料税の一部で補填するのだ。
いわゆる改革・解放、効率化・市場原理化によって地方の生活は切り捨てられてきた。そしてそれがこの国に荒廃を引き起こし始めている。地方の生活に手厚い政治を行うことで、その荒廃を食い止めるべきだ。
等しく痛みを分かち合うと言いながら、その痛みは地方と都市の弱者だけに押しつけられてきた。そして小泉・安部の両政権は、無駄を省くのではなく切り捨てることを改革と称してきた。いまはその弊害を直視し、是正してほしい。
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