護衛艦衝突事故の原因は錯覚?
衝突事故の原因は見張り員の錯覚かもしれない。
というのは、まれにではあるが「赤」と「緑」を取り違えることがあるからだ。例えば、工場の機械設備のスイッチは「赤」と「緑」で色分けされている。工場によっては逆の場合もあるが、一般的には「赤」が「入」、「緑」が「切」だと思う。いずれにしても同じ工場の中では統一されている。
にもかかわらずとっさの場合に逆に操作してしまうことがあるのだ。機械を止めようとして、「緑」を押しているつもりで「赤」を押し、止まらないのであわてて事故になった例がある。私自身も自動車を運転中に、前方の信号が「緑」なので進入しようとしたが、何か変だと感じて確認し直すと「赤」だったので急停止したことがある。
「赤」と「緑」では見間違えそうにもないと考えがちだが、前後の状況に影響されて頭の中で逆にしてしまうことがある。だから、確認は何重にも繰り返して行わなければならない。このためには、声に出して確認することが有効であると言われている。
それとは別に、米国規格のイージス艦の意外な弱点が暴露されてしまった。それは水上攻撃に弱いと言うことだ。特に、運動性が悪いため、正面から特攻艇で突入されたら回避できないのは困ったものだ。水面上にある標的を識別できないレーダーでは、砲の照準ができないだろうし、さらに艦首正面は俯角がとれないので、接近されたら砲撃できない。インド洋で活動する米国艦を攻撃したがっているテロリストにはうれしい情報だ。
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