利益を得るものを疑え
パキスタンでベナジル・ブット氏が暗殺された。パキスタン政府はアルカイダによる犯行だとしているが、アルカイダもタリバンも犯行声明を出していない。
犯罪捜査では、「利益を得るものを疑え」というのが定石だそうだ。そこで、ブット氏がイスラム過激派に暗殺されるともっとも利益を得るもの誰かということになるが、それは疑いもなくムシャラフ大統領だ。最大の政敵を葬り、なおかつイスラム過激派に対する反感をあおり立てることができれば言うことはない。だから、ムシャラフ氏がイスラム過激派を装って暗殺を実行させた、あるいは過激派が暗殺しやすい環境を整えて実行させたのではないかという疑いが出てくる。
もっとも、イスラム過激派がブット氏を米国の手先としてねらっていたのも周知の事実だ。だから、上記は単なる憶測にすぎない。
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