自民、民主党首会談(3)連立提案の真意
党首会談で自民、民主連立の提案がされたのは連立の可能性を探るためではなく、むしろ連立を画策する動きを封じるためだろう。両党とも大連立を望む者がおり、その動きによっては今後の政局運営複雑になる可能性がある。それを予防する目的で提案があったと公表したのではないか。
事実、公表後は大連立を批判する意見の表明が相次ぎ、連立を求める動きはしにくくなった。また次の選挙を考えれば、民社党が大連立に乗れる状況にないことは両氏にとって分かり切ったことのはずだ。だから、福田、小沢両氏が合意の上で連立封じに動いた可能性は大いにある。
さらに、小沢氏がわざわざ提案を持ち帰った裏の事情を考えると、民主党内で密かに連立を求める勢力に党内の有力者がいるのかもしれない。
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