読売新聞が大連立を提唱
読売新聞が8/16付け社説で自民・民主の大連立を提唱している。しかし私は大連立には反対だ。
そもそも、議会制民主政治は拮抗する勢力の与野党があって初めて十分に機能する。圧倒的大多数の与党による議会は、戦前の大政翼賛会に見るごとく健全な討論を阻害し、多くの物事を国民の目から隠してしまう。衆参両院のねじれにより正常な政治が行えないとの主張もあるが、与野党が公開の場で議論を戦わせて、最善の妥協点を見いだすことこそ議会制民主主義の要諦なのだ。
しかし、大連立は密室での取引を容易にし、議会制民主主義を不健全なものにしてしまいがちだ。だから私は大連立に反対する。
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