KNOPPIX
久しぶりにKNOPPIXで遊んでみた。
KNOPPIXはインストール不要のLINUXであるので、CDまたはDVDからブートできるようにBIOSを設定しておくだけで気楽に使える。ハードディスクには何も変更を加えないので、いきなり電源を切ってしまっても保存しなかったデータが失われるだけで済む。
KNOPPIXにはCD版とDVD版があるが、今回はDVD版を使ってみた(注)。
使用上はデスクトップのメニュー操作がもたつくが、アプリケーションを読み込んでしまえば軽く動いてくれる。各アプリの操作も、それでなれてしまえば問題はないし使い勝手も悪くない。日常的に使いそうなアプリケーションはそろっていて、パソコンを初めて使う人にとってはLINUXでもWINDOWSでも同じ事だろう。LINUXとアプリケーションがプレインストールされたPCがあれば誰でも使えそうだ。世上言われるほど敷居は高くない。敷居が一番高いのは、Windowsのファイルシステムに慣れきった中程度のマニアにとってかもしれない。
DVD版KNOPPIXに含まれているアプリケーション等を見ると懐かしい名前がいくつもある。名前が一部変えられてはいるが"eye"、"neko"があるし、"nethack"もある。元々UNIX用に作られたものではあるが、まだ生きていたのかと驚いた。懐かしかったので久しぶりに子猫とじゃれてみた。
ところで、調子が悪いノートPCも最近は放り出したままになっている。チェックディスクをかけると途中で連続シークの状態になってしまう。おそらくディスクに傷があるのだろう。ディスクを交換してLINUX専用にしようかと思案中だ。
補足;
"eye"、"neko" ともにデスクトップアクセサリー。
"eye"は目玉がカーソルのある方向を見る。"neko"は子猫がカーソルを追いかけ、カーソルが動かないと寝てしまう。子犬バージョンもある。ともに元来はUNIXのX-Window用だが、どちらもMS-Windowsに移植されたことがある。Win95版まであったが今は入手できないようだ。
"nethack"は、30年以上も昔にUNIXネットワーク用に作られたオンラインダンジョンゲームの元祖。文字と記号(ASCII文字)だけで作られているが、ログインするたびに新しいマップが生成されるので飽きない。"rogue"も内容はほとんど同じ。どちらもPC-9801等のパソコンに移植されたので、年配のパソコンユーザーには遊んだことがある人も多いはず。日本語化されたWindows版がVectorや窓の杜から入手できる。
注;
KNOPPIXのCDやDVDは雑誌や解説書の付録でも入手できるが、日本における公式サイトからディスクイメージをダウンロードして、自分でディスクに焼いて作成することもできる。
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