慰安婦問題;謝罪の相手が違う
安倍氏が米国議会の要人に対し、慰安婦問題を謝罪したという。
だがどう考えても謝罪する相手が違う。慰安婦となることを強制された、本人達に対して謝罪するのでなければ筋違いだろうに。謝罪された米国議会の要人達もさぞ当惑したことだろう。
はしなくも、民族差別意識を露呈したと言うことか。
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安倍氏が米国議会の要人に対し、慰安婦問題を謝罪したという。
だがどう考えても謝罪する相手が違う。慰安婦となることを強制された、本人達に対して謝罪するのでなければ筋違いだろうに。謝罪された米国議会の要人達もさぞ当惑したことだろう。
はしなくも、民族差別意識を露呈したと言うことか。
刑事裁判の法廷に、被害者の遺族が出廷して意見を述べることが検討されている。それ自体は悪いことではないのかもしれないが、遺族参加の模擬法廷の報道を見ていると気になることがある。
それは、遺族が有罪か無罪かが確定しないうちから被疑者を有罪と決めつけてなじったり、重罰を要求する場面が多いことだ。これが導入が予定されている裁判員制度と、昨今のずさんな警察・検察の捜査とに結びつくと多くの冤罪を生み出す可能性がある。遺族の感情的な言動が裁判員の判断をゆがませないよう、注意する必要がある。
あくまでも、推定無罪の原則を破壊しないような運用を期待したい。
バイオエタノールを添加したガソリンが市場に供給され始めたそうだ。バイオエタノールは計算上炭酸ガス放出量が零だと言うが、原料が食料と競合したり、原料生産の為に熱帯林が伐採されたりしているという問題がある。
ただ日本の場合、原料の生産には大きな余力がある。それは、減反政策で作付けされなくなった水田や過疎化で耕作が放棄された農地だ。これらを有効に活用すれば、バイオエタノール用の澱粉をかなり生産できるだろう。元々農地だった場所を再利用するのだから森林破壊もない。
食味は関係ないのだから、手間をかけなくても反当たり収量が多く、冷害や暴風に強い品種を重点的に栽培すれば、低コストで生産できる可能性がある。原料用品種を開発するのもよいだろう。こうすれば、貧困国の食料との競合も減らすことができるし、日本の農村の環境保全にも役立つだろう。
先日、メインに使っているデスクトップPCが、スキャナーを正規のドライバーで認識しなくなった。2月にも同じ症状があり、ドライバーの再セットアップやシステムの復元では直らず、結局OS(WinXP-SP2)の再セットアップが必要だった。
そこで今回も再セットアップを始めたのだが途中で止まってしまった。おかしいと思って調べると、PCの筐体が手を触れられないほど熱くなっていた。電源ユニットの冷却ファンが回っていなかったのだ。
しばらく前から時々異音がするのを放置していたのだが、ファンのベアリングが消耗して回転が重くなっていた様だ。電源ユニットを交換して対処したが、あれこれ入れ替えているのでオリジナルのパーツは筐体、CPU、ブートドライブ、そしてマザーボードだけになってしまった。
ブートドライブのHDDも、4年以上使っているので寿命が近づいてきている。そろそろPC全体の更新を考えるべきかと思うこのごろだ。
日本はなぜ、エリツィン元ロシア大統領の葬儀に特使を送らないのだろうか?
ロシア人に日本をアピールするよい機会だというのに、駐露大使が参列するだけだという。これは外向的失策といってもよい。
米国は二人の元大統領が、ドイツは現職の大統領が参列する。それに比べて日本は明らかに見劣りがする。このままでは、日本がロシアを軽視していると受け取られかねない。
葬儀はまた非公式な首脳会談のチャンスでもある。日本は、少なくとも元首相の一人を参列させるべきだ。
はやっていない豪華リゾートホテルの救済策のような・・・・・
救済策なら、いっそのこと夕張にすればよかったのに。
たしか、夕張にもつぶれたリゾート施設があったような気がする。
歴代首相の訪米時恒例の手みやげだが、安倍氏は何を手みやげにするだろうか。
牛肉輸入の無条件化が最も可能性が高いが、国内の反発も怖いだろう。日米双方の反発のどちらを優先するかだが、安倍氏の気の弱さからみてアメリカに媚びる可能性のほうが高い。
極薄型テレビや照明用として商品化が目前になった有機ELだが、実は太陽電池と同じ構造をしている。どちらも、電荷移動層(電子を良く伝える)と正孔移動層(電子が抜けた場所が動きやすい)を重ね合わせ、両側に電極を付けた構造なのだ。
有機ELは、両層の境界で電子と正孔が出会って発生したエネルギーを色素が吸収して光を出す。有機太陽電池は、両層の境界で色素が光を吸収して電子と正孔を放出する。つまり、有機ELと有機太陽電池は同じものを逆向きに使っているとも言える。
もちろん、それぞれに最適な材料が異なるので、現時点でELと太陽電池の両方に使えるものがあるわけではないが、材料が進歩すれば、窓ガラスに貼り付けて昼は太陽電池として発電し、夜は平面照明として使えるようなものが出現する可能性はある。すべての窓でこのようなものが使われれば、エネルギー生産用に発生する二酸化炭素を減らす役に立つだろう。
安倍氏が外国記者達に対する談話で、従軍慰安婦の強制連行の責任を認める発言をしたという。これが訪米に備えた海外向け発言であれば、いずれこれを打ち消す発言を戦争を美化したい人たちに向けてするのだろう。
米国に対しても、戦争を美化したい人たちに対しても、それぞれに媚びる発言を繰り返していれば、日本の国際的な信用と威信は低下するばかり。一貫した発言をしてほしいものだ。
日米の銃撃事件の背景は共通しているように思う。
どちらも見下されて相手にしてもらえない、という鬱積した不満が爆発したものだろう。米国の場合は白人社会の中で低く見られているという東洋人の劣等感が、日本の場合は社会的に取りあってもらえないという暴力団員の劣等感が、それぞれ根底にあるように思う。
劣等感は人を内向させ孤立させがちである。また、認めてもらえないという不満を蓄積させやすい。さらに、孤立したものは差別やいじめの対象になりやすい。そしてこうした状態を放置すると、やがて不満が臨界点に達して暴力的な行動に追いやることになる。
劣等感を抱く人たちを追いつめて暴走させない為には、何らかのガス抜きが必要だ。だからといって暴力団の存在を容認する気は毛頭ないが、劣等感から孤立しがちな人に対しては何らかのメンタルケアを考えるべきなのだろう。
GPS付き携帯電話から送られる位置情報を使って、歩行者がいることをドライバーに教えるサービスの実験を始めるという。
ということは、GPS付き携帯電話の持ち主の行動のすべてを監視し記録できることでもある。これは使い方によっては重大なプライバシーの侵害になりうる。こんな危険なサービスはありがたくない。
私は「1984年」のウインストン・スミスのようにはなりたくない。
注;「1984年」、ジョージ・オーウェル著のアンチユートピア小説。
日本人の反応; だから銃をなくそう。
米国人の反応; だから銃を携帯しよう。
北朝鮮はしばらくは動かないだろう。
文言上、できない・しないのどちらであろうとも、澳門に預金が残っている限り動く義務がないという理屈だ。これでしばらく時間を稼ぎ、その間に次に持ち出す条件を検討していることだろう。
外交交渉にしたたかな北朝鮮に、成果を焦った米国が見事に一本とられた形だ。どこかの国のお目出度い幹部達は、北朝鮮の外交担当者の爪の垢でも煎じて飲んでもらいたいものだ。彼らを拉致してもらい、じっくり外交交渉術を教育してもらうのもよいかもしれない。
それにしても、北朝鮮もイランも米国に軍事的余力がないのを見透かしてやりたい放題だ。いくらハイテクを誇っても、兵士の数が足りなくては戦争ができない。レジスタンス相手のゲリラ戦になれば、どれだけ多くの場所に部隊を配置できるかが決め手だが、兵士の数が底をついた米国には為す術がない。
イラクやアフガニスタンから撤退して、兵力に余裕ができれば北朝鮮やイランへの圧力になるが、体面を捨てて実利を取る勇気は今の米国にはないだろう。
寿命や赤の色調に問題があるといわれてきた有機ELテレビが、年内にも商品化されるという。テレビだけでなく、照明器具も商品化が近いそうだ。
有機ELテレビは印刷法で製造できる可能性があり、そうなれば液晶やプラズマよりも安価になると期待できる。また、基板としてガラスを用いなくてもよいので軽量になる。裏面にアルミ合金の放熱版を付けるとしても、液晶テレビより遙かに軽いだろう。最近実用化されている薄膜スピーカーと組み合わせれば、壁掛けテレビとして最適だ。
当面は庶民に手が出るものではないだろうが、5年後の価格に期待したい。
電気自動車用として、大容量のリチウムイオン電池の開発が行われているが、気になる点が一つある。それは、交通事故でリチウムイオン電池が破損した場合、火災になる可能性が高いと言うことだ。
リチウム電池は電圧が高く重量あたりの出力も大きいという点から、自動車用として適した性質を持っている。しかし、金属リチウムは反応性が極めて高く、空気に触れれば発火する。さらにリチウムイオン電池の電解液は有機溶剤が用いられるので、金属リチウムの燃焼熱でこれに引火する可能性もある。
破損時に火災のおそれがない大容量で軽量の2次電池があればよいのだが、現状では適当なものがないようだ。従って、リチウムを使う限りは破損して発火した場合でも乗員に危険が及ばない工夫が必要だろう。
6カ国協議の動向は、北朝鮮の目論見通りに進んでいるようだ。
今後、米国の金融制裁解除不履行を理由に各施設の停止を拒否し、テロ支援国家指定解除との取引を持ち出してくるだろう。
また、日本に対しては拉致問題や従軍慰安婦問題を口実に、6カ国協議からの日本外しと植民地支配に対する賠償との取引を狙ってくるだろう。日本が靖国神社問題や従軍慰安婦問題を抱えている限り、北朝鮮にとって拉致問題は6カ国協議での交渉上何の障害にもならないからだ。
ブッシュ氏と安倍氏がこれに対処できるか大いに疑問だ。
最近、バスなどの座席を譲るかどうかで迷うようになってきた。
私自身が席を譲られる年齢が近づいてきたので、年の近い人に席を譲るのは失礼ではないかと考えるようになった為だ。明らかに足腰が弱っている人には迷うこともないが、70前で健康に見える人には席を譲るかどうかで迷うこのごろだ。
タミフルを服用したインフルエンザ患者の異常行動が問題になっている。
しかし、10代へのタミフルの投与を原則中止にしてからも、インフルエンザ患者の異常行動が多発しているようだ。こちらはインフルエンザの高熱によるものとしか考えられないわけだが。
つまり、患者の周囲の人たちは、タミフルを服用していないからと安心できないわけだ。こうなると、タミフルを服用した患者の異常行動がタミフルの副作用かどうかも怪しくなってくる。結局のところ、大多数のインフルエンザ患者にタミフルが投与されていた為に、高熱そのものによる異常行動が見えなくなっていたのかもしれない。
異常行動とは別に、これよりも重要と思われるニュースが流れていた。
それは、タミフル耐性のインフルエンザが現れていると言うことだ。耐性のあるウイルスが増加すると、恐れられている新型インフルエンザがすぐにタミフルに対する耐性を獲得して、流行を食い止められなくなる危険性がある。こちらの方がタミフルの濫用を慎む大きな理由といえるかもしれない。
いつもの事ながらぐずな日本。
アンザス軍はすでに出動しているのに日本はまだその気配もない。。
災害救援は24時間以内に出動しなければ価値が大幅に下がるというのに。ソロモンのような小国を蔑視してする気がないのか?最近の失点を取り返すよい機会だというのにもったいない。
仮にも一国の代表者が、他国の代表者に対して言い訳をするとは見苦しい。国威低下もここに極まれり。
一国の代表者たるもの、言ったことは取り消すな。後で取り消さねばならなくなるような事は言うな。
国内向け限定の発言ができる時代ではないことに留意せよ。
ソロモンの津波災害の救援に、我国が誇る救難飛行艇を数機派遣してはどうだろう。一度に運搬できる量は少ないが、飛行場がない島へも救援物資や人員を運搬できる。小回りがきく点とヘリコプターより速度がある点が重宝されるだろう。
日本の国際的威信と好感度を高める役に立つと思うのだが。
靖国合祀問題や従軍慰安婦問題に関する右派の発言が、国際社会での日本の地位を次第に低下させている。
こうした発言が国際社会での日本の威信を低下させ、国益を損なっていることを右派の諸氏は認識すべきだ。このままでは、国際社会における日本の孤立化がさらに進み、国連安全保障理事会の常任理事国入りなど夢のまた夢だ。
保守政治家や高級官僚の諸氏は、もう国内向けと海外向けの発言の使い分けができる時代ではなくなった事を認識し、不用意な右派向け迎合発言は慎んでほしい。
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