山の郵便配達人
しばらく前、裏山の登山道を散歩していたときの事。野草の芽吹き具合を調べながらぶらぶらと登っていると、下の方からエンジン音が聞こえてきた。こんな山道にと思って立ち止まっていると、やがて姿を現したのは郵便配達のバイクだった。
裏山の登山道とは言っても六甲山のこと、場所によっては急で狭く、所々は階段に近い状態になっている。そこをオフロード用ならいざ知らず、市街地用のバイクで登るのは大変だろう。しばらくして戻ってきたので「すごいなあ」と声をかけると、苦笑しながら「ハァー」と大きくため息をついて下っていった。
六甲山には、自動車が入れない登山道の途中に住んでいる人達がいるので、そこまで郵便を配達しなければならないのだろう。そこで大都市の真ん中に山の郵便配達人がいるというわけだ。
そういえば、大型電気冷蔵庫を3人がかりで担ぎ上げている所に出会ったこともある。登山道の入り口から何百メートルも担ぎ上げるのは冗談ごとでは済まない。仕事とはいえ大変なことだ。
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