ブレードパソコン(2)
トンデモ科学者による、ブレードパソコンについての粗雑な考察。
最も簡単な母基板の構成;
データーフロー制御装置[DFC]
一つ以上の基板挿入用スロット
一つ以上のシリアルのデーター転送用バス[DB]
基本動作
1.スロットに挿入された基板に重複しないIDを与える
2.データを送り出したい基板はDFCに転送先と、データ量を通知する
3.DFCは、データ量とDBの使用状況に応じて一本以上のDB(チャンネル)を割り当て、転送元と転送先に通知する
4.転送元は、割り当てられたDBを専有してデータを送出する
5.データの転送は、DB毎に独立した非同期方式で行う
6.転送終了後、転送元はDFCに終了を通知
7.複数のDBがある場合は、そのうちの一本をDFCと基板間の交信用として確保しても良い
その他
1.この構成では、内部記憶メモリーはスロット上の基板に搭載し、基板上のメモリー管理ユニット[MMU]によって管理される
2.この構成では、I/O用I/Fはスロット上の基板に搭載する
3.スロット上の基板のうち、少なくとも一つはプロセッサーボードである
4.スロット上にプロセッサーボードが複数ある場合は、そのうちの少なくとも一つはプロセス全体を制御する
5.プロセッサーボード上には作業用メモリーが搭載されていても良い
補足
1.この構成では、各プロセッサーボード上のMPUやクロックが異なっていても、極端な場合にはOSが異なっていても、システム全体としては動作しうる(その他のスロット上のその他の基板についても同様だが、そのような構成にメリットがあるかどうかは未考察)
2.この構成では、同じ基板がデータの送受を異なるDBを使用して同時に行いうる
3.この構成では、MPUが内部記憶メモリーに直接アクセスしなければ、内部記憶容量の上限はMPUのアドレス空間に制限されない
4.スロット上の基板間のデーター送受を、光による多重通信方式で行う場合には、スロット用ソケットの役目は基板の固定だけにできる可能性もある
追加(2007/06/19);サーバー関係のサイトを見て回っていたら、PC-ATアーキテクチュアのブレードサーバーをブレードPCと呼んでいるところがあった。オリジナルな造語のつもりだったが、別の呼び名を考えなければいけないようだ。
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