The Beers Family というのはアパラチア出身で、ロバートとイブリンの夫婦と一人娘のマーサの3人で、伝統楽器を使ったアパラチア地方の民謡を演奏していた。
いた、というのはもう40年も前のLPなので、もう活動はしていないであろうからだ。しかし私の好きなLPの一枚で、mp3に取り込んでよく聞いている。私のユーロトラッド嗜好の原因となったLPでもある。
特に好きな曲は、"Dumberton's Drums","Lulaby to Martha",そして"The Water Is Wide"だ。
"Dumberton's Drums"は恐らくスコットランド起源で、"The Water Is Wide"はアイルランド起源(追記2)の曲。後者は競艇のCMに使われた事がある(演奏者は不明)ので、メロディーを聴けばあれかと思うだろう。そして"Lulaby to Martha"は、父親のロバートが娘のマーサのために作ったしみじみとした子守歌だ。
疲れを感じたときに、このグループが使っているフィドルやマウンテンダルシマーの音色、そして穏やかな歌声を聞くと、くつろぐ事ができる。
追記;"The Beers Family"は1958年から1972年にロバートが自動車事故でなくなるまで活動していたとのこと。
追記2(2010/01/15);"The Water Is Wide"最近入手した楽譜(注)ではイングランド起源の曲となっている。"O,Waly,Waly"と言う曲名でも知られているらしい。
(注) Folk Songs of England,Ireland,Scotland & Wales;William Cole,Norman Monath/ALFRED PUBLISHING(1992)
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