ブレードパソコン
グラフィックボードに代表される拡張ボードは、独立したその作業専用のコンピューターである。高性能のグラフィックボードの中には、普及品のデスクトップパソコンより価格が高い物もある。一方、ノートパソコンのマザーボードは、各種コネクターの部分を除くと全体の1/4程度の大きさしかない。拡張ボードサイズにすることも可能だろう。
こうなると発想を変えてみたくなる。それは、デスクトップパソコンのマザーボードからCPUを取り払い、拡張ボード側に乗せてしまうことだ。こうすれば、必要に応じてCPUボードを増やしたり、より高性能の物に交換することで全体の性能を変化させることが出来る。CPUボードも周辺機能ボードも同じ規格のスロットにさせるようにすれば、組み合わせの自由度が上がる。
マザーボード上には、データーバスとバスコントローラーが残る。各CPUボードから共用するメモリー用のスロットと外部記憶装置接続用及びネットワークアダプタ用の小型スロット(コネクタ)ぐらいは残しても良いかも知れないが。
とここまで書いてやっと気がついた。これでは構造上ブレードサーバーと大差がない。つまり安価な分散コンピューティング用OSさえあればいつでも商品化できると言うことだ。いっそのこと異種のCPUが混在でき、マニアックになりすぎるが機能特化したCPUボードがあっても面白い。
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