公取が大手ゼネコンの安値落札を調査
公取が大手ゼネコンの極端な安値での公共工事落札を調査するという。
談合が無くなれば値引き競争が始まるのは当然。安値競争をさせるための談合つぶしだから。
しかしこれは大手ゼネコンにとっては都合がよい。資金力に物を言わせて、中小ゼネコンでは倒産してしまうような安値で受注し、目障りなローカルゼネコンを駆逐してしまうチャンスだから。
一次受注者(元請け)から中小を一掃して傘下に収めてしまえば、あとは大手の思うままに市場(受注価格)をコントロールできる。マイクロソフトが独占しているOS市場の現状を見れば、それは一目瞭然だ。
公取の指導も大手ゼネコンの追い風になり、値上げの口実として利用されかねない。大手による価格つり上げを防ぐために利用されないようにどう捌くのか、公正取引委員会の今後の行動に注目したい。
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