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January 2007

January 31, 2007

フイルムカメラとデジタルカメラ(2)

結局、修理を依頼したミノルタDXは部品が無く修理できないとのこと。経営が変わったこともあって、旧型カメラの修理には熱心ではないのかもしれない。ソニーならばあり得ることだ。構造部品が簡単に壊れる癖まで親会社に影響されなければよいが。昔から、ソニー製品ではこれでよく泣かされてきた。

ところで、ニコンが永久修理と豪語していたことがあったが、今はどうだろうか?ニコンもデジタル一眼レフ以外は実質的に撤退しているが。

現在、35mm一眼レフのメーカーは国内では実質的にニコンとキャノンしかない。仕方がないからEOS7sでも買うか。レンズも買わなければならないから、\1,000/月で償却して10年近くかかる。それまで長生きできるだろうか・・・。マニュアルカメラの方が信頼できるのでFM-10も選択肢としてはあるが、適合するレンズが入手しにくそうだ。(と言うわけで考え中)

追加(07/07/01);
機械式カメラの修理を引き受ける業者のサイトを見つけた。URLを参考までに書いておくので、興味のある方はご参照を。
http://www.suzuki-shop.net/repair/index.shtml

事故原因調査と刑事免責

最近の各種事故に関する捜査を見るにつけ、加罰主義、報復主義に傾きすぎているような気がしてならない。被害者とその家族の心情は分かるが、可能な限り多くの責任者を見つけ出して報復したいという欲求が強すぎるように見える。

テロリストを除けば、事故を起こしたくて起こす者などいない。最も重要なことは、同種の事故を再発させないことだ。加罰主義や報復主義はその妨げになる。自分に不利な供述は誰もしたがらないし、しない権利が憲法で認められている。自分に不利な供述をしてもらうには、刑事免責を行うべき場合もある。多くの国で事故調査における刑事免責を行っているのはこのためだ。

製造会社で行われている「ヒヤリ・ハット報告運動」では、報告者を処罰しないことを保証している。報告して処罰されるのでは誰も報告したがらないし、報告がなければ潜在する事故の芽や微小な事故の原因を分析して、大事故の防止に役立てる事ができなくなるからだ。

JR西日本の加罰主義が尼崎脱線事故を招いたことを他山の石とすべきだと思う。未必の故意が当てはまる場合を除き、刑事免責を考えるべきだ。

「居直り」、「開き直り」、「丸投げ」

「居直り」と「開き直り」は小泉氏の得意技だったが、今や政界全般に蔓延しているようだ。

安倍氏は「丸投げ」も見習っているようで、何かにつけ「~に検討させています」、「本人が決めることです」と人ごとのように言う。

トンデモ科学者の疑問(植物編)

早春から咲き始める「キンポウゲ科」の花は、花弁にプラスティックのような光沢があるものが多い。このため写真を撮る際、偏光フィルターを使っても光沢で色が飛んでしまい思うような画にならないことがある。

最近、この光沢の利点を思いついた。それは陽光を花芯に集め、暖めるための反射鏡になると言うことだ。まだ気温が低い時期に、温度の高い場所には昆虫が集まってくるだろう。これが昆虫の目にとまりやすい鮮やかな黄色とともに、受粉に有利に働くというものだ。

真偽のほどは分からない。しかし、このトンデモ科学者はこれで納得している。

鳥インフルエンザが変化?

鳥インフルエンザの発症報告が続いている。

しかし直近の数件では鳥の死に方が変わってきているように感じる。以前は一日で百羽以上、時には数百羽が死ぬことが多かった様な記憶があるが、十数羽から数十羽程度の例が増えてきている。

ウイルスにとっても、激しい症状で大量の宿主を短期間に殺してしまうのは生存戦略として不利である。このため、症状が軽い方向に変化したウイルスが広がりつつあるのかも知れない。

もっとも、鳥で症状が軽くなったからと言って、人間への感染性を得た時に症状が軽い保証は何もない。ウイルスが新しい宿主への感染力を得た当初に、激しい病状を表すのはよくあることだから。中型の猿から人類を含む類人猿に宿主を広げた「エボラ出血熱」や、豚から人類へ宿主を広げたと考えられる「日本脳炎」、そして古くは悪名高い「スペイン風邪」などがその例だ。

逆に病気との関連が分かっていないウイルスの多くは、宿主との折り合いを付けて共存に成功したものと言って良いだろう。細胞内器官の中には「ミトコンドリア」のように、元来は独立した生物だったと言われるものもある。細胞内で、細胞内器官の様に振る舞っているウイルスもあるかも知れない。

January 30, 2007

信義の問題

NHKの放送改変問題や「あるある」騒動を見ると、マスコミに信義を守るという意識があるのかどうか疑問に感じる。

取材前の説明と実際の放送内容が違っていたら、それは取材先に対する信義を守らなかった事になる。また、視聴者の信頼を裏切ったらそれも同様だ。ゴシップ紙並の信義で良いというならそれを最初からそれを宣言すべきだ。

信義を守るかどうかは権利以前の問題であり、信義を守らないのは恥を知らない人間のすることだ。

January 29, 2007

忍び寄る原材料インフレ

ここ数年、世界は原材料の値上がりにみまわれている。原因は中国、インドそしてロシアなどの急激な経済発展による需要増だ。これらの国はかつては鉱産物、化学原料などの輸出国であったが、今や輸入国に代わりつつある。特に中国は世界の工場と言われる一般消費財の輸出国であったが、国内需要増により輸出が急減している。これに伴い原材料の輸入も急増しており、これが世界的に原材料の価格を押し上げている。

日本国内でも、輸入原材料への依存率が高い分野から価格が上昇しており、次第にこれが川下に波及している。このため、大手企業でも原材料価格の値上げを受け入れざるを得なくなっており、そのコスト上昇は労務費その他にしわ寄せされている。

しかしこれにも限度があるので、近い将来諸物価が一斉に上昇し始める可能性がある。また、バイオエタノールの増産による穀物価格上昇が、飼料穀物を含む食料全体の価格上昇に連鎖する可能性もある。デフレが止まったと喜んでばかりはいられない状況なのだ。

久間防衛大臣

安倍氏は久間防衛大臣の発言も止めることができない。イラク問題にしても、沖縄の基地移転に関しても小泉-安倍ラインの体面がつぶれるような発言を繰り返しているにもかかわらずだ。

閣内での指導力はまだまだ低下するのだろう。そのうち女性の同情票が集まって、支持率が回復するかも知れない。

それにしても現閣僚で、防衛大臣がもっとも非戦・非米的な発言をするというのは興味深いことだ。

米国の迷走

ブッシュ氏がイランに対する非難を強めている。イラク攻撃の失敗に対する不満を、イランに対する恐怖感を煽ることでそらそうというのだろうが、やりすぎるとイラクのシーア派の米国に対する反感を強め、米国に依存して権力を保持している暫定政府の基盤を崩壊させる事になりかねない。なぜ暫定政権が米国に対して距離を取り始めたのを熟考すべきだ。既に、イラクに親米政権を樹立するという構想は幻想になりつつある。

さらにイラクの内戦状態が続けば、クルド自治州の独立、それを受けてのトルコ・イランのクルド族の分離独立運動の過激化などに繋がり、南部でのサウジ・ヨルダン対イランの対立と合わせ、収拾がつかなくなる恐れもある。また、これらの国々が衝突を避けるため、国内の不満をイスラエルに向ける可能性にも注意が必要だ。

一方で米国内の関心が薄い北朝鮮問題については、何とか外交手段でとばかりに譲歩をちらつかせる事を繰り返している。いずれ、実際に米国が先に譲歩する事態に追い込まれるのは目に見えているのだが。

January 28, 2007

「あるある」騒動

「あるある大事典」が実験を捏造したとして騒ぎになっている。しかし、もともとこの手の娯楽番組では、虚偽とは言えないまでも誇大な、あるいは正しいとは言えない内容が多いというのが常識だ。

特に、健康になる食品やダイエットに関する場合は虚偽すれすれを狙う場合が多い。実験の画像も、現在の画像処理技術でどうにでもできるので全く信用できない。登場する学者達のコメントも番組のテーマに迎合した、首をかしげるような大げさな内容が多く、売名あるいは研究室の運営費稼ぎが目的ではないかという感じがすることもある。

と言うわけで、もとからお笑い番組と割り切って、話し千分の一ぐらいに聞いておけば間違いはない。捏造も笑いをとるためのギャグと思えば腹も立たない。ただ、番組内容が詐欺商法に利用されることも多いので、それだけは気を付けたいものだ。

追加;「試してガッテン」の「血液サラサラ商法のごまかし」に関する放送を思い出した。健康商法には、「そんなことをすると体に悪そう」いうものも多いし、体によいという理由がみあたらないものも多い。特に生体にとっての微量元素のとりすぎは有害と考える方がよい。逆に全くとらないのも有害だが、普通の食事をしていれば必要量は摂取できるはずだ。

携帯電話の新サービス案

携帯電話の新しいサービスを思いついた。それは一つの番号で複数の端末を利用できるものだ。

出かける先によって、それに応じた端末を使えるようにする。つまり、パーティーに行く時はドレッシーなデザインのもの、レジャーに出かける時は日常生活防水がついたタフなもの等々、それにふさわしいデザインのものに持ち換えができれば端末の売り上げが増えるだろう。使用する端末を選択して切り替えるのは、いろいろな方法が考えられる。

トンデモ科学者の疑問(音楽編)

散歩しながらふと思いついた。ベートーベンの第九の4楽章全体をCD音質でフーリエ変換するには、一体何次まで必要になるのだろう。

1次以下も必要なのかな?生成された式がCDに収まらなかったりするかも。それはありそうもないか・・・・

January 26, 2007

スケールが小さい

近頃の政治家は不正をするのもスケールが小さい。けちな詐欺師並みのごまかしだ。

参院副議長の辞任は当然だが、その一方で開き直っている者が何人もいる。違法ではなくとも不正直であることは隠しようもない。政治家と坊主の嘘は方便と言うが、方便は人のためにつく嘘のことだ。自分の利益のためにつく嘘など、政治家の嘘としてはスケールが小さすぎる。嘘もそれをつく人物の器量の大きさに比例するのだろう。

ちいせえ、ちいせえ。白浪五人男も馬鹿にするだろう。

だんだん

だんだん良くなる法華の太鼓
だんだん悪くなる日本の首相

安倍氏は閣僚からもなめられている。全く抑えが効かず言いたい放題。重鎮達も、明確な政策が示されていない現状では、「総裁の政策に反することは許されない」とも言えず匙を投げたか。すっかり鳴りを潜めている。

(法華宗、日蓮宗の方ごめんなさい。物のたとえですのでご容赦を)

注;「だんだん良くなる法華の太鼓」は、どんなことであれ毎日続けていれば上手になると言う意味。

January 25, 2007

フイルムカメラとデジタルカメラ

故障したミノルタXDを修理に出した。もっとも工場で調べてみなければ、修理可能かどうかは分からないとの条件付きだ。25年以上前のカメラだから仕方がないのだが。

同じXDの中古ボディを買おうかと思って、中古カメラを多く扱っている店に言ってみたが2~3万と意外に高い。これでは新品の普及版一眼レフのボディほとんど変わりがない。現在製造されている新品ががレンズ付きで5~6万で買えること、及びXDの今後の修理を考えると中古は得策でないと思い、とりあえず修理可否を見てもらうことにした。

ついでにデジタル一眼レフも調べてみたが、まだ画素数は1GPx程度しかなく、それで価格が30万以上もする。これではとても買う気になれない。フィルム式の一眼レフの代替として使うとすれば、35mmフルサイズの撮像素子で2GPx以上、かつ価格が10万以下にならなければ価値がないと言うのが私の考えだ。

この場合でも、画像は10bit以上の階調が欲しいし、無圧縮または可逆圧縮で120画面程度保存できなければならない。従ってHDD内蔵が必須になるだろう。こうなると、電子回路とHDDの耐久性が何年あるかが問題になる。電子機器の耐久性は一般にメカニカルな機器と較べて劣るし、メカニカルな部品のように補修部品が無い場合に職人さんに制作してもらうこともできない。

私としては10年以上の耐久性は必須なのだが、それが期待できるかどうか判断する材料(実績)がないこともデジタルカメラに食指が動かない理由の一つだ。現状では、フイルムカメラでは実現できない極薄型以外には魅力を感じない。

January 23, 2007

バイオ燃料で穀物が値上がり

メキシコでは主食であるトウモロコシが値上がりしているそうだ。原因は大生産地である米国やブラジルで、エタノール生産に大量消費されるためだとのこと。穀物の値上がりが拡大すれば、慢性的に食糧が不足している低開発国で飢餓が発生する恐れもある。

飢餓を避けるため耕地拡大が活発化すれば、これは森林破壊が進むことを意味する。これでは炭酸ガス吸収が減り、生態系の破壊も進むので何をしているのか分からない。地球温暖化を回避する手段としては、バイオ燃料は基本的に方向性が間違っている。

温暖化を回避するためには、現時点では原子力との共存を避けて通ることができない。そのためには、原子力利用の安全性改良を強力に、かつ継続的に推し進めていかなければならない。むやみに恐れたり安全性を強弁したりするのは、どちらも百害あって一利無しだ。

また限られた資源である核燃料を、まだ目処が立たない核融合の実用化まで食い延ばす努力もしなければならない。それができなければ、悲惨な事態が待ちかまえている。そのために何をすべきかは言うまでもない。

鮪は高くてもかまわない

神戸で鮪の資源保護に関数会議が行われているそうだ。日本が提唱して開かれたと言うことだが、世界に鮪食を広めた日本が率先して資源保護に動くのは義務といえるだろう。

日本食の広がりとともに嗜好食品としての鮪の消費が増え、その結果全世界の海で個体数が激減しているという。ここは値上がりを我慢して、資源保護に協力すべきだろう。日本が漁獲を減らしても他国がとるというのはいいわけにならない。漁獲高も輸入量も制限し、日本が率先して消費を減らすべきだ。

民主党の内部反目は日本の不幸

小沢氏が代表となっても、相変わらず民主党は明確な政策を示すことができない。名家鳩山家と草の根の反目の狭間で、さすがの豪腕小沢氏も腕がふるえないのだろう。民主党が納得できる政策を示すことができない間は、同じく政策不在の自民党も安穏としていられるという物だ。誰も舵を取らない日本は漂流するばかりで、これは国民にとって不幸なことだ。

もっとも、民主党が明確な政策を示すことができない本当の原因は、政策家不在という面が大きいからだと思う。小沢、鳩山、菅の3氏とも政策家とは言えない。小沢氏が豪腕と言われるのは調整役としての優れた手腕によってであるし、菅氏は優れた論客ではあるが政策家としては十分なスタッフがいないように見える。鳩山氏に至っては、政策よりも民主党をいかに鳩山家の党にするかを最優先にしているように見える。

他に目を向けても、社民党も共産党も過去の紋切り型政党から脱皮していないし、公明党も今や自民党の1派閥に過ぎない。こんな現状では選挙で投票する政党がない。とはいえ何か行動しなければならないのは明らかだ。次の選挙でどう行動するかを今から熟慮せねばならない。

内閣支持率調査結果

読売新聞と朝日新聞から相次いで内閣支持率の調査結果が発表された。数字そのものはいつもの事ながら両社で大差があるが、大幅に低下したことでは一致している。両社の分析結果を見ても、やはり安倍氏の一貫性のない態度が次第に不信感を増加させているようだ。支持するしないは別としても、安倍氏にもっと腹をくくってもらい、一貫性がある政治指導を求める人が多いだろう。民主党が内部対立で明確な政策を示せないことで救われてはいるが、はたしていつまで持つ事やら。

それにしても、世論調査も誰が行うかによって差が出るのは何とかならない物か。特にマスコミによる調査は、調査主体が明らかになると、その社を支持しない人たちは回答しない傾向が強いので、作為が無くても偏ってしまう。しかし調査主体を明らかにしないと、ますます回答拒否が増えるだろう。結局は幅広い調査主体の結果を集めて平均値をとるしかないのだろうか?

ペット輸入はポジティブリストで

ペット用動物の輸入ではいろいろな問題が起きているが、今度は蛙の病気が心配されている。激しい病気を持った蛙が野放し状態で輸入されていて、日本の蛙が激減することが心配されているのだそうだ。

逃げ出したペットが野生化してしまう問題を含め、逃げ出しても日本の生態系や生活環境に大きな影響を与える心配のない物だけを種名毎にリストアップし、そのリストに記載された物だけの輸入を認めるべきだ。ペット用動物が輸入できなくても日常生活には困らないのだから。

January 22, 2007

新聞社のデスクも言葉を知らない時代

"諸見里&上田 悪夢の「9」を叩き撃沈"、これはMSN-毎日インタラクティブで見た見出しである。

この見出しは「撃沈」という言葉の用法がおかしい。正しくは「轟沈」あるいは「沈没」であるべきだ。本来チェックすべきデスクが用法を知らないのか、見落としたのかどちらだろうか?スポーツ紙でよくあるだじゃれや語呂合わせにも見えない。

学校で教える文法では明確に区別されていないが、日本語でも「他動詞」と「自動詞」の使い分けは歴然としてある。だから使い方を誤るとおかしな文章になってしまう。上の例では「撃沈」は他動詞、「轟沈」と「沈没」は自動詞の語幹として使われる。

名古屋市地下鉄工事談合疑惑

大手ゼネコンによる談合の疑惑だが、名古屋市に密告があったため落札区間を交換した疑いもあるとのこと。

密告があったことがどうしてゼネコン側に分かったのか、不思議な話だ。市の関係者がゼネコンに内報した可能性はないのか?これも発注担当者の主導による官製談合ではないのか?

追加(2007.01.24)
昨日のNHKニュースによれば、密告されても情報が一致しないよう先手で交換しているとのこと。密告者の信頼性を低下させるための手法として、なかなか考えたものだ。

January 21, 2007

「君が代」の不思議

と言っても、国歌論議ではない。歌詞中の「さざれ石の、巌となりて苔のむすまで」の下りに関してである。

これは水成岩のでき方をズバリと言い表している。地学で岩石のでき方を学ぶ現代人にとっては不思議でも何でもない。しかし、この詩が作られた時代の人たちが水成岩のでき方を知っていたのだろうか。永遠とも言える年月の比喩的表現だとしても、なぜこの様な言い回しを思いついたのか?不思議な話だと思う。

大相撲を盛り上げるには

初場所も千秋楽。だが、今場所も盛り上がらないまま終わってしまった。

原因が朝青龍にライバルがいないためであることは歴然としている。それは大関陣が不甲斐ないためだという人も多いだろう。しかしなぜ大関陣が不甲斐ないのかについては原因がはっきりしている。

ここ何年も、頭角を現してきた若手が大関に昇進したとたんに体を痛めてしまうことが続いている。このために大関を陥落した例がいくつもあるし、昇進後めざましい成績を上げられなくなった例も多い。特に、膝や足首を痛めそれが尾を引いている例が多いので、何か対策が必要なのではないだろうか。

負傷後に無理をして回復が遅れる例が多い様に思うので、休場のさせ方を考える必要があるだろう。また、大型化している力士達が関節を痛めにくいよう強化するにはどのようなトレーニングが有効なのかなど、整形外科やスポーツ医学の専門家の知恵を借りるべきなのではないだろうか。

目先の興行の売り上げも重要ではあるだろうが、負傷後に無理をさせて有望な力士が活躍できなくなるよりも、十分な回復を待って復帰させる方が土俵が盛り上がり、長期的には得だと思う。場所数を減らすのは難しいだろうから、負傷後は医師の許可がなければ土俵に上がれない様なシステムを検討してはどうだろうか?

January 20, 2007

銀塩写真

相変わらず銀塩写真を愛用している。プロしか手を出せない価格だったデジタル一眼レフも、銀塩カメラの普及品に価格性能とも近づいてきたようだし、特に拒絶しているわけではないのだが、30年近く愛用して手になじんだカメラを捨てるのも心残りだ。フイルムスキャナーはあるので、画像のPCへの取り込みも問題はない。

ただ、このカメラがいつまで働いてくれるのかがいささか気がかりになってきた。というのはこのカメラの5年ほど前に購入して、予備機として使ってきたボディのシャッター膜が動かなくなってしまったからだ。手動絞り、手動フォーカスのこのカメラは、自動絞りでは心許ない条件下での撮影に愛用してきたのだが修理すべきか思案中だ。もっともメーカーが事業を売却してしまったので、引き継いだメーカーが修理に応じてくれるかどうかも分からない。

と言うわけで、今のうちに銀塩カメラの後継機を購入するか、あきらめてデジタル一眼レフに乗り換えるべきとカメラ店を覗いている。だんだん銀塩カメラの中級機が店頭から姿を消し、普及機と高級機だけが残っているのが先行きの不安をかき立てる。解像度がギガピクセル台で、感度が1600(ストロボを使いたくない屋内撮影で使用する)まで使える普及機が出れば買うかと思ったりもするのだが。

しかし、商品寿命が短いため補修サービスがいつまで受けられるのかと言った不安が、手を出すのをためらわせている。特に電子機器メーカーの製品にはその不安が強く、製造終了後5年間などというのであればとても使えない。

注;撮像素子のカラーフィルターの経年劣化を考えると、10年後、15年後に補修可能であるかどうかが大きな問題である。色再現性が悪くなっても、その時点では素子が入手できないため交換不可能である可能性が高い。それだけの理由で、手になじんだカメラを捨てるのは残念だ。

追伸;と言っているところでシャッタースピードダイヤルが壊れてしまった。クリックストップが全く効かない。メーカに修理可否の問い合わせメールを出したがはたしてどうなるか・・・・。

January 19, 2007

ワイアレスマウス

デスクが狭くコードが邪魔になることが有るため、最近ワイアレスマウスを使っているがこれが意外に使いにくい。

どういう事かというと、頻繁に「信号が弱くなっています」、あるいは「信号精度が悪くなっています」という警告が表示される。マウスとレシーバーの距離は20cm程しかないし、電池が新品でも警告が出る。マウスパッドをいろいろ取り替えてみても同様である。

また、レスポンスも僅かに遅いようで、急いでいる時にはポイントし損なうことがある。このため、時間を競うパズルゲームでは若干ハンディキャップがあるように感じる。写真の加工修正などでも、ケーブルマウスより多少ゆっくり行う必要があり、焦ると範囲指定などをやり損なう。

もっともコードがない分操作は楽だし、全てのワイアレスマウスがこの様な物でもないだろう。

参考;使用中のマウス 「Microsoft Wireless Mouse 5000」 小さいマウスは手が疲れるので、大きい方が好み

ついでに言うと、コード式マウスはデスクから落としても途中でぶら下がって止まっていたが、ワイアレスマウスはコードがないので床まで落ちてしまう。このせいでそのうち壊してしまいそうだ。

アフリカン コーラス

あまり聴く機会はないが、アフリカのグループのコーラスにはいつも圧倒される。あのようなデリケートなハーモニーとリズムの感覚には、日本人は逆立ちしてもかなわない。

時折、テレビのアフリカ関係の番組の背景に流れることがあるが、CDはほとんど見ることが出来ない。たまたま手元に1枚あるが、これもアメリカで活動するザンビア出身の聖歌隊のもので、誰かからもらったのだが記憶がはっきりしない。

現地では誰かが歌い始めるとコーラスになり、自然にあのようなハーモニーになるそうだ。子供の時から、歌と言えばコーラスであり、コーラスと言えばあのようなハーモニーであることが身に付いているのだろう。

翻って日本を見ると、日本にはハーモニーという概念がなかったようだ。大相撲の「君が代」斉唱を聴くと、皆がそれぞれ勝手なキーで歌っているので、斉唱と言うよりも混唱、あるいは雑唱と言う方がふさわしい。それが日本の伝統であるので悪いと言うつもりもないが、アフリカのコーラスと並べると、ハーモニーの無い音楽文化と有る音楽文化の両極端を見るようで面白い。何がこの様な違いを生み出したのだろうか?

参考;
「Zambian Acapella, The Acapella Artist Series」 CD7019932606, Tha Acapella Company, Paris, TN, USA

余計なおしゃべり;「パリ,テキサス」と言う映画があったが、テネシー州にも「パリ」があることをこれで知った。

January 18, 2007

日銀が利上げ見送り

日銀が利上げ見送りを決定したとのこと。利上げを主張した強硬派もいたようだが、現在の実体なき好景気では当然の処置だろう。内閣もこれを歓迎しているとのこと。

と言うことは政府も景気状況が名目上だけの好景気で、実体がないことは承知していると言うことになる。実体のある好景気であれば、景気対策が成功した証しとして利上げを求めるだろう。しかし、一般消費が低調な現状では僅少な利上げでも、名目上の好景気を崩壊させかねないと言うわけだ。

実体のない虚像の好景気を実体のある物にするには、一般消費の中核である中低所得層に対して、明確な所得増の見通しを示すことが不可欠だ。財政改善のためにも、景気を改善して税収の自然増を図るべきだろう。

January 17, 2007

大震災13回忌

今日は阪神大震災の13回忌にあたる。書こうか書くまいかと迷っていたが結局書くことにした。

1.当日朝

あの朝、目覚め際の浅い眠りの中で、地下鉄の駅で電車が近づいてくる時のように轟音が近づいてくるのを聴いた。朝っぱらから大型トラックの集団が通っているのかと思った瞬間、布団ごと1m程飛ばされた。大地震であることはその瞬間に分かったので、箪笥が倒れかかってくるのを恐れて、すぐに隣で寝ていた妻を引きずって部屋の反対側まで逃げた。

20秒程して揺れが収まったところで、別室の子供達に声をかけると大丈夫との返事が返ってきたのでとりあえず安心はした。しかしまだ外は暗く、町中が停電して様子が分からないので明るくなるのを待つことにした。ただ、電話が通じなくなる事は予想できたのですぐに弟と妻の両親に無事であることは連絡しておいた。

周囲が見えるようになって外を見ると、近所の家で倒壊した物はなかったが屋根瓦はほとんど吹き飛び、遠くでは20本近くの煙が立ち上っていてまるで爆撃された街のようだと思った。かすかに消防車のサイレンも聞こえたが、全部はとても消しきれないと感じた。この頃勤務先に連絡しようとしたが、既に電話は通じなかった。

電気もガスも止まっていたので、何か腹に入れる物をと近くのコンビニに出かけてみると、既に人が集まり始めており、店員がレジが使えないので値段は記憶が頼りだが良いかと言いながら客に応対していた。客達も非常時だから仕方がないと言いながら買い物をしていたが、みなこのとき既に必要最小限の物しか買っていないようだった。

公衆電話は非常時でも通じることを思い出したので、勤務先に連絡しようと最寄りの電話ボックスまで行ってみると、既にすぐそばの小学校に大勢が避難してきていて、列に並びながら家族の誰が死んだなどと話していた。それで私が予想していた以上に深刻な事態であることを知った。

勤務先に電話が通じると、いきなり「何をしている。早く出てこい!」とのお叱り。とりあえず「交通手段が分かり次第出勤します。」と答えて電話を切ったが、「死者が大勢出ているようです。」とは結局言えず、こちらの状況とのギャップに何とも言えない気分を味わった。

その後は情報が全くないため動くに動けず、救援活動の邪魔になるよりはと家で待機することにした。結局、災害の全体像が把握できるようになったのは夕方電気が回復してテレビを見られるようになってからだった。

マンションの被害状況を見て回ったが、あちこちにヒビが入っていたが大きな被害はないようだった。ただ、大きな余震の度にヒビが広がらないかが気になり何度も見て回った。また、4階以上では貯湯式の電気湯沸かし器が倒れたところがあり、最上階では全戸で倒れていた。このため上水配管がちぎれ、屋上タンクは空になっていた。


1日目の教訓
情報入手のため、乾電池で使えるラジオまたはテレビを常備しておくべし(情報があれば何かできたかも知れない。幸い我が家では大した被害がなかったが、何かすべきだったのではないかと言う思いは、正直言って傷になって残っている。)
風呂の水は抜かずにおけ(水洗トイレに必須)。
食料は数日分は蓄えておくべし(最低3日。水や熱源がなくても食べられるもの)。
カセットボンベ式ガスコンロがあると暖かいものが食べられるので重宝する。

その他
この地震は、最悪の事態が起きるには最善の時間に起きた。大半の人が自宅にいる時間だったため、混乱は最小限で済んだ。日中であれば、人的被害も混乱ももっと大きかったろう。通勤通学の時間帯であれば、倒壊した駅や電車の脱線などでの人的被害はどれぐらいになったことか。また、新幹線も崩壊した高架から落下して多くの人が死んだだろう。

追加(2008/01/15);
寒い時期に停電すると暖房ができなくなることも覚えておくと良い。現在使われている石油ストーブは、ほとんどがファン式なので停電すると使えなくなる。寒冷地では、電気を使わない対流式石油ストーブを備えておくと、調理にも使えるので重宝するだろう。

ノリ騒動で感じたこと

中村選手が四面楚歌の状態に陥っているとのこと。

今回の騒動を見ると、中村選手が代理人の選任を誤ったことが原因の一つのような気がする。法律の専門家として弁護士を代理人に立てたようだが、この人が中村選手のプロ野球選手としての商品価値を見誤っていたのではないだろうか。そのためいたずらに強気の交渉を行い、結果として中村選手を追いつめたように見えるのだが、真実はどうだったのだろう。

いずれにしても代理人の選任は、慎重に行わなければならない。法律に明るいことはもちろん、依頼人である選手の商品価値を冷静的確に見極めて交渉出来ることが、選手の最大利益を確保することにつながるはずだから。

代理人は、優秀なセールスマンであることも要求されるのだ。

電灯線LAN(2)

以前書いたことがある「電灯線LAN」がやっと実用へ動き始めたようで、店頭でアダプターを見かけるようになった。

まだアダプターの価格が高いような気がするが、無線LANが使いにくいマンションでは重宝しそうだ。セキュリティ面から見ると、信号が外部へ流出しないよう積算電力計の内側にローパスフィルターを入れる方が良いと思う。外部ネットワークとの接続は専用ルーターを使えばよい。

いずれにしろ、家庭内で利用するLANの選択肢が増えることは歓迎だ。


追加;詳しく知りたい人は下記のキーワードでの検索をお奨めします。

    電灯線LAN
    電力線通信
    PLC (これを使うとリレー類も多数出てくるので上の二つがお奨め)

追加2;アマチュア無線愛好家は相変わらず反対を続けているが、最近の住宅建設ではコンセントでアースがとれるよう配線にシールド配管を使うケースが多いので、影響はさほど大きくないのではと思われる。

ブレードパソコン

グラフィックボードに代表される拡張ボードは、独立したその作業専用のコンピューターである。高性能のグラフィックボードの中には、普及品のデスクトップパソコンより価格が高い物もある。一方、ノートパソコンのマザーボードは、各種コネクターの部分を除くと全体の1/4程度の大きさしかない。拡張ボードサイズにすることも可能だろう。

こうなると発想を変えてみたくなる。それは、デスクトップパソコンのマザーボードからCPUを取り払い、拡張ボード側に乗せてしまうことだ。こうすれば、必要に応じてCPUボードを増やしたり、より高性能の物に交換することで全体の性能を変化させることが出来る。CPUボードも周辺機能ボードも同じ規格のスロットにさせるようにすれば、組み合わせの自由度が上がる。

マザーボード上には、データーバスとバスコントローラーが残る。各CPUボードから共用するメモリー用のスロットと外部記憶装置接続用及びネットワークアダプタ用の小型スロット(コネクタ)ぐらいは残しても良いかも知れないが。

とここまで書いてやっと気がついた。これでは構造上ブレードサーバーと大差がない。つまり安価な分散コンピューティング用OSさえあればいつでも商品化できると言うことだ。いっそのこと異種のCPUが混在でき、マニアックになりすぎるが機能特化したCPUボードがあっても面白い。

特典ポイント制度

今はやりの特典ポイントを愛用している方も多いだろう。しかし、こんな見方もあると言うことを一つ。それは、特典ポイントはまだ買ってもいない商品の価格の一部の先払いとも言える、と言うことである。

特典ポイントは買った商品の価格に応じてポイントをもらい、そのポイントで次回購入時に値引きしてもらえると言う制度だ。(貯めたポイント数に応じて景品がもらえる物は、今回の話の対象外)

このやり方では、ポイントが使われなければそれは販売店の丸儲けになる。と言うことは購入者から見れば、次回に買うであろう商人の価格の一部を先払いしていることになる。価格の比較を行う際にはポイント込みで計算しなければならないわけだし、ポイントをどう評価するかも考えねばならない。これなら、最初に価格を引いてもらうほうが私の好みには合うのだが・・・・。

これに気付こうが気付くまいが、ポイントを使わなければ損と思わせる(事実損だが)点ではなかなか巧妙なやり方だと思う。これに釣られて不要な物を買わないように注意しよう。

迷走続く安倍内閣

安倍首相が今国会でのホワイトカラーエグゼンプション(事務職除外とでも訳すか)法案の提出を断念したという。相変わらず安倍氏は腰が据わらない。言い出したからには徹底するべきだと思うのだが、よく考えずに言い出して、少し反対されると引っ込めるでは情けない。日本政府の対外的信頼度にも関わってくる。

財界では、法案提出断念に反発を強めているそうだ。この様なことが続けば、財界の安倍氏支持にも影響するだろう。もっとも経団連会長が交代して以来、経団連のやり方が姑息になってきているので、安倍氏もやりにくいのかも知れないが。

追加;
White-collar=白襟,事務系(上級)労働者
Exemption=(義務からの)免除

細かく翻訳すれば、「事務系(上級)労働者に対する(残業手当支払義務の)免除」となる。何もカタカナ語を使わなくても良いと思うのだが・・・・。カタカナ語で意味を分かりにくくするのが好きな人が多い。

January 16, 2007

妹殺し、その後

"事件後。両親は「なぜ、子供たちの悩み、苦しみを分かってあげられなかったか」と後悔の日々を過ごしている。「同時に2人の子供を失ったようだ」。父親は、そうつぶやいたという。"
毎日新聞(MSN) 2007年1月15日 23時50分より引用

「同時に2人の子供を失ったようだ」?はたしてそうだろうか。罪を犯した子供をもはや自分の子供ではないと見放しているようにも見える。これまでの報道からも、両親が子供に対して冷淡で精神的交流が希薄ではなかったか、と言う印象を受けているのだが。

何とか両親の関心を引いて認めてもらいたいという、2人の子供それぞれの葛藤が根底にあるような気がする。それが思うように満たされないため、妹は欲求不満を兄にぶつけ、兄はますます内向して、とうとう臨界点に達してしまったのではないだろうか?この事件を理解するためには、親子の関係を十分に解明する必要がある。

January 15, 2007

デスクトップとノート;選択の基準

ノートパソコンはますます重装備で大きく、デスクトップは小型で小電力に。

最後に残る選択基準は、フルキーボードを使いたいかどうかだけになるかも知れない・・・・。

まさかね。


追伸;重装備のノートパソコン一台の費用で、デスクトップパソコンは2~4台買える。超小型デスクトップを複数台、ディスプレーを共用して使えれば、その方が使い勝手が良さそうな気がする。Windowsでは無理だが。

殺した兄と殺された妹と

兄が妹を殺した。ご両親のショックと心痛はいかばかりか想像もつかない。

しかし、殺した兄よりも殺された妹の方に精神的なねじれを感じるのは私だけだろうか?タレント志望が思うようには進まず、その欲求不満を同じように志望が叶わない兄に向けることで解消していたような気がしてならない。

根底に、いじめと同じ構図が見える。

安定成長のためになすべき事は?

以前にも述べたように、全ての財は様々な過程を経て最終的に一般消費財に変換され、一般消費者によって消費されることによってその生産が完結する。ここで言う一般消費財とは、衣食住に関連する財であり一般消費者によって使用され、寿命が尽きれば消滅する物である。従って、経済の好・不況を根底で支えるのは一般消費であり、それは一般消費者の将来の収入予測に依存する。

この観点から現在の経済状況を見れば、国民全体の収入が伸びない事から一般消費が停滞するのは当然であり、極めて不安定な根が衰えた樹木のような状態にあると判断できる。従って、小さなきっかけでマイナス成長に転じる可能性があり、これを避けて安定した成長に導くためには、国民所得の底上げ、特に大量生産財の主たる消費をになう中低所得層の所得の増加が必要と考える。

補足;
一般消費財に変換されない財、例えば金融財などは取引に関与する者同士の取り決めに拠って評価され価値が発生する物であり、取り決めの前提になる環境が変化すればその価値が消失することがあり得る。一般消費財に変換されうる財でも、市場における投機により実際の消費に見合うことなく付加された価値は、同様に消失することがある。この様に投機により、実際の需要を無視して余分の価値が付加された状態がバブルである。

国税全廃論

地方の自立、地方への権限委譲などが言われているが、一向にそれに向かった動きがない。現実にはむしろ、中央官庁が財政や許認可などの権限を増やそうとする動きの方が目に付く。また自民党も全体主義指向の中で、それを後押しする傾向がある。

そこで、一気に地方の自立を勧めるために国税を全廃するのはどうだろう。税金は市町村単位の地方税のみとし、そこから一定の算式に基づいて都道付近に拠出し、国へは同様の方式で都道府県から拠出する。国はこれを国全体に関わる事業と、災害復旧などで一次的に税収が不足する地方自治体への還付に当てる。

こうすれば自然に、地方自治体は財政的自立を目指すようになるのではないかと思うのだが。

高齢者は明るい色の衣服を

車を運転していると、突然暗がりから人が出てきて驚くことがある。大抵は暗い色の着衣が暗がりにとけ込んで見えなかったためだ。差し迫った危険が無くても、驚いて運転を誤る可能性がある。

何よりも、人に気付くのが遅れて人身事故になるのが恐ろしい。特に、反応速度が遅くなっている高齢者は、車に気付いてもそのまま出てきてしまい、双方の対応が遅れて重大事故になる可能性がある。

従って、高齢者が交通事故から身を守るには明るい色の衣服を身につける方がよい。これはまた、高齢者自身の気分を明るく若返らせ、日々を楽しく過ごす上でも役に立つだろう。いかにも老人ですと言うような反射テープを身につけるより、明るく華やかな衣服を身につける方がよほど楽しいだろうし。

January 13, 2007

「むすんでひらいて」

幼稚園のお遊戯の定番の一つが「むすんでひらいて」だが、この曲の起源はどうやらイギリスの古いクリスマスキャロルらしい。音楽関係のサイトを覗いて回っているうちに偶然出会った。メロディを聴けるので、適当に選んで聴いているうちに、突然「むすんでひらいて」のメロディが流れ出したので唖然とした。

興味のある方は覗いてみてはいかが?

参照サイト;
http://www.hymnsandcarolsofchristmas.com/Hymns_and_Carols/hush_my_babe.htm

トンデモ科学者の疑問(宇宙編2)

この宇宙はビッグバンで始まったという。それならば、この宇宙の総エネルギーは有限であり、エネルギー面からはこの宇宙は有限で閉じていることになる。

全てを吸い込むというブラックホールですらこの宇宙に留まっている。さもなければ、ブラックホールはこの宇宙から脱落して消失してしまう。従って、ブラックホールを他の宇宙への通路にするのは無理だろう。

それにしてもこのエネルギーはどこから供給されたのか。あるいは何から転換されたのか。この宇宙の外のどこかに、我々の宇宙と対になる負のエネルギーで作られた宇宙があるのか。それならば何が正負を分離したのか。

疑問は尽きないが、これらは現在の科学の取り扱い範囲外で、トンデモ科学の領分だ。

CD「Laulupuu, Suomalaisia Kansanlauluja」

久しぶりに聴きたくなって、古いCDを引っ張り出してみた。

「Laulupuu」は1970年代から1980年代に活動していたフィンランドのトラッドグループ。1980年頃の写真で少なくとも40歳代以上には見えるので、もう活動はしていないだろう。インターネットで検索してみたが、英語で書かれた情報がほとんど無い。CDジャケットの解説にもほとんど説明がない。

5人組のコーラスは聴いていて心地よい。特にCD最後の「NUKU LAPSI」は子守歌らしいが、初夏の風になって緑の森を駆け抜けていくような爽やかさがある。


「Laulupuu, Suomalaisia Kansanlauluja」 280E 52059 Europian Traditional Collection キングレコード(1989)

最近嫌いになった言葉

「美しい~」;驕慢と自己陶酔の臭いがするようになった。言葉が腐り始めている。

「国際基準の~」;単に「米国基準」の意味しか無くなったようだ。米国以外は視野から外れている。

January 12, 2007

A war of the House of Bush

Why dose USA continue to be killed it's soldiers in Iraq?

It's only a war of the House of Bush.


PS.
But at now,US Force should stay in Iraq, to avoide worse situations relating to Iran,Saudi and Israel.USA is responsible to suppress the civil war in Iraq.I think,it is necessary to be at least twice the force in Iraq,to do it.

日本食認証制度?

農水省が海外における正しい日本食の普及を目指して、日本食認証制度の導入を目指しているそうだが、ばかばかしいことだ。

日本におけるフランス料理その他の海外から導入された料理の現状を見れば、それが本国における物とは大きく異なっていることがすぐ分かるはずだ。どれも日本人の味覚に合うよう大きくアレンジされている。味覚はそれを食べる土地の気候や風土、そして文化的背景と強く結びついている。だから、その土地でおいしく食べられるようアレンジされるのは当然で、そうされるべきだ。

そもそも、その土地で最もおいしく食べられるよう、地元の人たちの味覚や美意識を考慮し、その土地の食材を活用してアレンジするのが料理人の腕の見せ所というものだ。

国がそんなことに乗り出すよりも、ミシュランに倣ってブリジストンあたりに日本食レストランの格付けガイドブックを出してもらう方が気が利いている。日本人向けの純正日本食の部と、その土地の人たちのためのアレンジ日本食の部でも作ればよい。と思うのだが・・・・。

それにしても、日本国内で西洋料理を始め各地の民族料理を取り入れて、創作日本料理に取り組んでいる料理人たちの立場はどうなるのか。不純日本料理とでも呼ぶのだろうか?

January 11, 2007

米軍イラクへ増派

これでは少なすぎる。増派するならば可能な限りの兵力を一気に送るべきだ。

米国は出し遅れ、小出しの愚を犯している。この兵力では、さらに追加を迫られるだろう。首都だけを守ろうとするのはベトナムと同じやり方だ。何もかもうち捨てて逃走したダナンからの敗走を再現したくなければ、腹を据えてとことんやらなければならない。

でなければ、ここで敗北を認めて撤退すべきだ。所詮はブッシュ家の戦争ではないか。

皮ごと食べられるブドウ

朝刊の農業雑誌の広告に「皮ごとぶどう」とあるのに目を引かれた。恐らく皮ごと食べられるブドウのことだろう。

最近、春先にスーパーなどの店先で南米産のブドウを見かけるが、これは皮が薄く、種も柔らかいので丸ごと食べられる。米国でもこのタイプが多いようだ。巨峰などと較べると、味も香りもあっさりしているがさわやかでなかなかおいしい。

なぜか日本では種なしが普及したが、欧米では種ごと食べられる方向に品種改良が進んだようだ。ジベレリン処理が不要で、手間がかからないからかも知れない。好みの問題ではあるが、私はこのタイプのブドウの味は好きなので、夏に多湿な日本の気候にあった品種が開発されて、秋にも手に入りやすくなると嬉しい。

January 10, 2007

タンカーと原潜が衝突

原潜がタンカーに衝突したから大事に至らなかったが、少しタイミングがずれて、タンカーの方が原潜に衝突していたら、原潜をを撃沈してしまいかねなかった。

こんなに混雑しているところで、それも喫水が深い大型タンカーが多い海域で浅深度潜航する原潜もどうかと思うが、前方にいる大型タンカーを探知できないようで敵の軍艦や潜水艦を探知できるのだろうか。日向沖で衝突した日本の訓練用潜水艦もそうだが、実戦能力が疑われてしまう。

音源が多すぎて位置を特定できなかったか?それとも探知手の技量不足か?

(続)まだまだ続く安倍内閣のスキャンダル

とうとう(続)が付いた。幾つ(続)が付くことになるのやら。

安倍政権の閣僚には、「違法行為もばれなきゃいい」族と「みんなでやれば怖くない」族が多いようで・・・。

事務所費用のごまかしも、秘書給与のごまかしも違法行為であり、その重さには違いがない。恥を知るならば、議員辞職すべきだ。と言っても恥知らずだからこそ、こんなごまかしをするのだが。

ごまかし容認政権では、ますます日本の威信が低下するばかり。

January 08, 2007

オリックス球団の経営がおかしい

近鉄バッファローズの吸収合併の前後から、オリックス球団の経営が変質してきている。

腰が据わらず、何かに甘えたような経営が続いている気がする。以前のようには選手を大切に育てようとせず、かと思うと逆に甘やかしたりもする。選手にも全体に気迫が感じられない。

このままでは2007年もまた低迷しそうだ。

January 07, 2007

これだけ食べれば健康維持とは言うけれど

一日にこれだけ食べましょうと多数の番組で勧めているが、同一番組で一年間に勧めた分を一日で食べるのは象でもなければ無理だろう。

どう思います?勧める方の代表として、みのもんたさん。

改憲論議の前に

小泉氏に続き、安倍氏も改憲に熱心だ。国際的な地位を高めるために、軍隊の海外派遣、集団安全保障体制への参加が不可欠だという。また、国防上攻撃が差し迫っている場合には先制攻撃も認めるよう変更する必要があるという。

しかし本当にそうだろうか?国防に関しては、改憲議論以前になすべき事がなされていない。

例えば、極端な政治経済の東京への一極集中。これは他国からの攻撃に対して、日本を極めて脆弱な物にしている。日本を先制攻撃するのにミサイルなど必要がない。貨物船に核爆弾を隠して持ち込み、東京湾の奥で自爆させればそれで日本の政治経済両面の統治体制は消失してしまう。その対策として必要なはずの首都機能の分散は全く論議されていない。

また、物流も東海道に極端に集中しており、東海大地震が有れば数ヶ月間東西の物流は深刻な影響を受ける。日本を攻撃しようとする者が、これを見逃しているはずがない。東海道線、東海道新幹線、東名高速道が海岸に集中している場所があるから、そこへ破壊工作班を送り込んで数カ所でこれらを爆破すれば、大地震の場合と同じく、数ヶ月間は東西の物流が阻害される。国防上からは東海道以外の交通ルート、特に高速鉄道網の整備が急務であるにもかかわらず放置されている。

さらに高速道路についても、太平洋側と日本海側の間で軍隊を迅速に移動させるという観点からは整備されていない。経済性がないという理由で、戦略的に必要な場所に十分な性能を持つ道路が建設されていない。また、既存の高速道路のほとんどは、高架や橋梁の強度不足で戦車が通行できないという。

本気で国防を考えるならば、ただのお題目にすぎない改憲論議より、これらの見直しを行うことの方が急務だと思う。

日本の威信を高めたいのであれば、改憲より先に米国に尻尾を振ってすり寄るのを止めるべきだ。米国に媚びを売っても、他国から、そして当の米国からも軽蔑されるだけだ。

まだまだ続く安倍内閣のスキャンダル

続々と出てくる安倍内閣のスキャンダル。一向に種が尽きそうもない。

安倍氏の人を見る目のなさが露呈している。いくら総裁選挙の論功行賞人事とはいえ、人品の卑しい人を見抜き排除する目がないとこういう事になる。また、それを下手なやり方でかばい立てするから、余計に問題が大きくなる。

本人の人品も卑しいからと言われても仕方がない。次を狙う人たちにとっては、安倍氏の評価が下がればそれだけ引き継いでからの仕事がやりやすくなる。彼らにとって好都合な状況が拡大しているわけだ。

安倍氏にとって気の毒な面があるのは否定できない。小泉氏がやり散らかして逃げた難題の後始末が有るからだ。安倍氏が緊急になすべき事はその始末であり、自分の色を出すのはその後だ。評価を回復するには、その難題に正面から取り組み、解決してみせるのがもっとも良いのだが、その時間が残り少なくなってきている。

Olatz Zugasti

珍しくバスクの伝統音楽のCDを見つけたので買ってみた。演奏家は「Olatz Zugasti」という女性で、演奏スタイルはハープの弾き語り。

ハープはバスクの伝統楽器ではないそうなので、アイルランドを中心とするユーロトラッド系演奏家と言うべきかも知れない。だが、CDに収められているのは子守歌を中心としたバスクの民謡で、派手さは全くないがやや低めの心地よい歌声だ。

バスク語の歌詞の意味は全く分からない。タイトルの英語訳から類推するのみだが、子供に歌い聴かせる歌で、単語数が少ないので多少の見当はつく。

バスクは北のオック、南のカタロニアに挟まれているので、メロディーにはそれらの民謡の影響があるような気がする。もっとも、オック、カタロニアのどちらについても何かを言えるほどの知識はないが。

「Olatz Zugasti, Bulun Bulunka」 STCR-10 STAND OUT RECORDS/ELKARLANEAN

参考;女性デュオによるオック地方のクリスマスキャロル
「Martina e Rosina de Peira, Nadal Encara」 280E 52065 Europian Traditional Collection キングレコード

January 05, 2007

公取が大手ゼネコンの安値落札を調査

公取が大手ゼネコンの極端な安値での公共工事落札を調査するという。

談合が無くなれば値引き競争が始まるのは当然。安値競争をさせるための談合つぶしだから。

しかしこれは大手ゼネコンにとっては都合がよい。資金力に物を言わせて、中小ゼネコンでは倒産してしまうような安値で受注し、目障りなローカルゼネコンを駆逐してしまうチャンスだから。

一次受注者(元請け)から中小を一掃して傘下に収めてしまえば、あとは大手の思うままに市場(受注価格)をコントロールできる。マイクロソフトが独占しているOS市場の現状を見れば、それは一目瞭然だ。

公取の指導も大手ゼネコンの追い風になり、値上げの口実として利用されかねない。大手による価格つり上げを防ぐために利用されないようにどう捌くのか、公正取引委員会の今後の行動に注目したい。

尻切れトンボのシリーズ物

たまった文庫本を整理しようと、分類し始めて改めて尻切れトンボに終わっているシリーズ物が多いことが確認できた。

本国では完結しているのかどうかは確認していないが、巻末の解説を見ると続巻が既に出版されている物も多い。翻訳出版権を持っている出版社としては、せめて本国で出版済みの物は翻訳出版を完遂して欲しいと思うのは私だけだろうか?

もっとも、翻訳出版は続いているものの本国での出版速度が速すぎて、自転車で新幹線を追いかけているような物もあるがと言えば、SFのオールドファンならあれかと思うだろう。早川書房さん40年間ご苦労様です。

ブッシュ米国大統領の苦境深まる

ブッシュ米国大統領の苦境がさらに深まっている。

少しでも次の選挙を有利にするには、イラクから早期に撤兵することが必要であるが、イラクが暫定政府単独で安定するまでは撤兵することもできない。現状のまま撤兵すれば、米国がイラクから退却したように見えるからだ。これは体面にこだわる点では北朝鮮にも劣らない、米国にとって受け入れられる物ではない。

従って、反暫定政府派を押さえ込むためには大量増派が必要であるが、国民の早期撤兵を望む気持ちを後ろ盾と感じる野党は、増派規模を押さえ込もうとするだろう。ブッシュ氏が体面を保ったまま任期を終えるのは難しい。

イラク戦争は、言ってみれば父親の汚名を雪(すす)ごうとするブッシュ家の戦争に過ぎないのだが、それによって米国民は(日本もだが)高いつけを払わされている。

注)ブッシュSnr.は湾岸戦争の際、フセイン元大統領にとどめを刺さなかったため、後に強硬派から「腰抜け」、「臆病者」との非難を浴びた。「ここまでやればあとは勝手に自壊するだろう。これ以上米兵の血を流す必要もない。」と言う判断が甘かった事にはなるが、それは結果論で強硬派の勝手な言い分にすぎない。

訂正;「米国人」から「人」を削除します。体面にこだわるのは国家としての米国であり、全ての米国人がそうであるとは言えないので。

January 04, 2007

「勝ち組」、「負け組」、「負けず組」

しばらく前からのはやり言葉に「勝ち組」「負け組」がある。客観的な基準など無い人生の勝ち負けをどう判断するのかと首をひねっていたが、今度は「負けず組」だそうだ。

死を目前にして、心から「面白い人生だった」言えればその人は人生の勝ち組だと思う。しかし一人一人の価値観は全く同じではありえないので、他人の満足が自分の満足とは異なることもまた当然である。

結局のところ、その人にとって人生が「勝ち」だったのか「負け」だったのかは、他人には決して評価できない、評価したとしても、その評価者の価値観ではと言う意味でしかない。そんな評価しかできない事にはたして意味があるのだろうか?

たとえ、それが他人から見れば砂山に砂粒を一つずつ積み足すような事であるとしても絶えず努力を続けること、そして死を目前にしてその到達点を心から「満足だ」と言える強靱な精神を作り上げる事ができた人が人生で勝った言えるのだろう。

私はまだ、そういえるだけの修養ができていない。

January 02, 2007

2チャンネルで募金を嘲る祭り?

人を嘲る者は人に嘲られることを恐れている。だから嘲られるより先に嘲ろうとする。


人を傷つけようとする者は、傷つけられる恐怖から逃れたいが故に人を傷つけるのだ。

差別されることを恐れる者は、人を差別しようとする。
見下されることを恐れる者は、人を見下そうとする。


人を傷つける者は全て皆、臆病な小心者なのだ。それ故、傷ついた人を見ることで優越感に浸り、小心な自分を直視することから逃れようとする。

戦争もまた然り。攻められることを恐怖する者は、相手より先に攻めようとする。たとえ勝算が無いとしても。

再生医療研究にまた成果

患者自身の細胞を使う再生医療に、次々と新しい糸口が見えてきている。

一人の命を救う為に一人の死を願うと言う道徳的にすっきりとしない面を持つ、臓器移植に決別できる日が一日でも早いことを願う。

教育再生会議

社会規範をわきまえた子供を育てると言っても、見本となるべき代議士先生達が反面教師では・・・。

January 01, 2007

Linuxで遊ぶ

予備機にしているノートパソコンがどうも不安定なので調べていたが、CPUの冷却不足による熱暴走だった様だ。

CPUクーラーを取り外し、古いグリースを完全に拭き取り、新しいグリースを付けてクーラーを取り付け直したら暴走は起きなくなった。しかし何度も強制停止を繰り返したためか、ハードディスクのエラーチェックが書き込みによるリスタートの繰り返しでいつまでたっても終わらない。

そこで、以前雑誌の付録に付いてきた「KNOPPIX」というLinuxが有るのを思い出し、これを試してみた。これはインストールせずにCDから直接起動して使えるのが特徴で、これを使ってハードディスクの破損ファイルの掃除をしようというわけだ。

まだ、コマンドの使い方がほとんど分からないのでハードディスクの掃除まで行き着かないが、必要最小限のアプリケーションは付属しているので、しばらくこれで遊んでみようと思っている。

ノートパソコンのOSはWindows Meだが、別の記事に書いたようにMicrosoftのサポートが無くなったし、いまさらWin XPを入れる気にもならない。少し動かしてみた感触では、Win Meに比較してもLinuxの方が動作がはるかに軽い。最終的には、このノートパソコンのOSを完全にLinuxにすることになるかも知れない。

私にとって理想のOSとは、堅牢でセキュリティが高いカーネルと、カーネルから完全に独立したアプリケーションとの間をつなぐ手続きが明確なインターフェース、そしてそのカーネルの上で軽く動く管理ツール群である。

最新のWindowsは、Microsoftがカーネルとアプリケーションの境界を不明瞭にしてしまったため、Microsft自身にとっても完全に理解できる者がいない状態になっているのではないかと思う。他社のアプリケーションを使わせないようにするための戦術として、故意にそのようなやり方をしたのだが、その結果Windowsは堅牢性の点で信頼できない物になっている。

補足;
パソコンとのつきあいが長い方には、Microsoftが敵視したのが何かはおわかりでしょう。そして裁判の結果Microsoftが破れたけれど、Windowsにはその戦術の悪い遺産が残ってしまった事もご承知の通り。

Amici ForeverとIl Divo

ここ数年流行している、クラシック系のコーラスグループである。これも流行らしく、歌詞がイタリア語やスペイン語の曲が多い。

Amici Foreverは名前(イタリア語と英語が混ざっているが、いつまでも友達という意味だろう)に反して、当初の女性二人と男性三人のうち男女各一人が抜けて今や三人になっているが、五人組時代のCDはなかなか良い。
下記のIl Divo(こちらは男性四人組)と較べると女性が加わっている分、耳当たりが柔らかくゆったり聴くのに向いている。Il Divoは少し声を張り上げすぎるきらいがある。

Il Divoは前記のようにテナーが声を張り上げすぎる嫌いはあるが、これはこれで楽しいコーラスを聴かせてくれる。

双方で重複している曲目もかなりある。特に、「ネラ・ファンタジア」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「アンチェインド・メロディー」などは他の多くのグループや歌手も取り上げている。ほとんどの場合、歌詞がスペイン語やイタリア語になっているのも流行なのだろう。

「Amici forever The Opera Band」 (輸入盤)82876-52739-2 Victor
「Amici Forever Defined」 (輸入盤)82576-709432 RCA Victor
  公式サイト;www.amiciforever.com

「Il Divo」 (国内版)BVCM-31166(82876-67654-2) BMG(SYCOmusic)
「Il Divo Ancora」 (輸入盤)82876738712 SYCOmusic(SONY/BMG)
  公式サイト;www.ildivo.com

最近また、三匹目のドジョウを狙ったグループが出ているがこちらはまだ聴いていない。

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