学校のPCがLinuxに
MicrosoftがWin98やWinMeのサポートをやめた為、これらのOSで動いていた全国の小中学校のPCのOSがLinuxになるそうだ。今後、高校以下の学校にある全てのPCがLinuxで動くことになる可能性もある。
その数は約40万台とのこと。日本全国にあるPCの総数から見れば多いとは言えない数だが、将来を考えると影響が大きそうだ。
話題にはなるが一般人には敷居が高いLinuxに小中学校からなじんだ子供達は、大人になってからも自分のPCをLinuxで動かす事への抵抗感がないだろう。今後、毎年百万単位のLinux使いが世の中に送り出されてくることを考えると、ソフトウエア市場に与える影響は極めて大きい。
将来、Microsoftが、学校にある旧OSのPCの全数を無償で最新OSの機種と交換しておくべきだった、と悔やむ時が来るかもしれない。今日の400億円の節約が、将来毎年の数千億円の売り上げの逸失につながる可能性があるのだから。
注)400億円の節約: Microsoft自身が40万台をまとめて発注し、OSと学習に必要なアプリケーションをのせ、ディスプレイとセットにして各校に配送しても、所用経費はたかだかこんなものだろう。Microsoftにしてみれば知れた額だ。ゲイツ氏の収入はもう一桁多いだろうから、彼のポケットマネーでもまかなえる。
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