「日米同盟」は日本の威信を高めるか?
小泉政権以後、政府や自民党関係者の「日米同盟」発言が目立つ。「日米同盟」を強調し、アメリカの方針に追従することが、日本の威信を高めたり国威を発揚することに役立つと思っているのだろうか。現実には他国から「アメリカの飼い犬」、あるいは「アメリカの尻尾」と見られ、軽蔑されるだけだと思うのだが。
世界のどの国も「もう一つのアメリカ」など必要としていない。このままでは国連安全保障理事会の常任理事国入りなど遠のくばかりだと思うのだが。それとも、アメリカの支持さえあれば威信が高まり、常任理事国入りできると信じているのだろうか。
むしろ、アジア・アフリカ・中南米諸国の立場と視点を踏まえ、これらの国々にアメリカとはひと味違う、独自の高い見識をもった国であることを示すことが、常任理事国入りには必要だと思う。アメリカへのお追従外交は逆効果だ。
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