ミニの車輪
新型の「mini」をよく見かけるようになってきました。 半世紀近く続いた「オースチン・ミニ」のフルモデルチェンジ版ですが、初代ミニの設計者であるアレック・イシゴニス氏が見たら一言いそうだなと思うことがあります。
それは車輪がずいぶん大きくなった事です。 車輪の大きさについては、ホンダのN360を見たイシゴニス氏が「何でこんな大きな車輪が必要なんだ?」と言ったという伝説があります。 軽自動車のN360の車輪が初代のミニよりも大きかったからです。 もちろん舗装が行き届いた英国の市街地走行を想定して可能な限りの室内空間を確保しようとしたミニと、そのころはまだ舗装が行き届かず路面が悪かった日本の道路状況を想定したN360とへの設計要求が異なっていた事が理由でしょう。 それにしても新型ミニの車輪はずいぶん大きくなりました。
初代の「フォルクスワーゲン」の車輪が大きいのは、アウトバーンでの高速走行を考慮した為だと思いますが、新型ミニも高速道路での乗り心地や走行安定性を考慮して車輪が大きくなったのでしょうか。
初代ミニはあの小さな車輪で、サーキットやラリーコース上を暴れまわった時代がありました。 新型ミニはどうでしょう?
PS:自動車関係で有名な言葉をもう一つ
「レーシングカーが煙草を吸うものか!」
50代以上の自動車好きなら、誰が何について言ったのかご存知ですよね。
そういえば「セブン」が製造元は変わったものの、まだキットで売られているようです。 神戸の街中でも時々走っているのを見かけますが、こちらの息の長さにも感服します。 イギリス人はしぶとい! 日本の真冬や真夏にオープンロードスターを乗り回す愛好家も相当にしぶといとはおもいますが。
また、今日の昼頃「コブラ」で四つ橋筋を走っている方もおられました。 この暑さの中渋滞する大阪市内中心部を、パワーアシストがないセミクラシックのオープンスポーツカーで走るのは、かなりの重労働ではないかと思いました。
2004/08/10 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)
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