昔聞いたような・・・
イラク戦争も次第に泥沼化の様相を深めています。 連日「反米武装勢力・・人を殺した」との報道がありますが、これはベトナム戦争の頃の報道とそっくりです。 あのときも「ベトコン・・人を殺した」との報道が連日のようにされていました。
アメリカが敗北した後、ベトコンとして殺された人の中に大勢の一般市民(村民)が含まれていたことが明らかになりましたが、イラク戦争でも殺された武装勢力の中に多くの一般市民が含まれていると思います。 大勢を殺したと、戦果を誇ればそれだけ反感が高まる一方で、戦争を続けるためには国内向けに戦果を誇って見せなくてはならないという矛盾した状況にアメリカは追い込まれています。
古来、戦争は最後にどう収めるかが一番難しいとされていますが、すでにアメリカはひきどきを失ってしまっています。 今、アメリカが撤退すれば対米協力者は国外に逃亡しなければならなくなり、その後にふたたび反米的政権が樹立されるでしょう。 これでは何のために戦争をしたのか分かりません。 そこでアメリカはイラクから撤退もできず、際限なく反米派を殺し続ける事を余儀なくされています。 これは、ベトナム戦争と全く同じ状況です。 ベトナム戦争と同じ結末になるのかもしれません。 そうなれば余波はサウジアラビアなどの対米協力派諸国にも及ぶでしょうし、イスラエルにも影響するでしょう。
状況が次第に危険度を高めているような気がします。
2004/08/13 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)
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