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June 21, 2004

旗を高く揚げよう

私の街、神戸のプロスポーツはどうも元気がない。 かつて仰木監督の下、今はメジャーや他球団に去った主力選手が結集してブルーウエーブが好成績をあげていた時期もあったが、今は選手の年俸が上がるとすぐにトレードに出してしまうためチームとしての成績が上がらない。 今の経営者の方針では、近鉄と合併すれば年俸が高額の選手は数年の内に皆整理されてしまうだろう。 どうも球団の採算にばかり目が行ってファンをどう喜ばせ、客をどう集めるのかという視点からの経営ではないような気がする。

一方ヴィッセルも毎年J2落ちの心配をさせられるのはたまらない。 こちらもチームの経営方針に選手の闘志をかき立てるものが感じられないのは、ブルーウエーブと同じである。

どちらのチームにも共通しているのは、地元での存在感の薄さである。 震災の年にブルーウエーブが闘志あふれるプレーで優勝したときに各選手に感じた気迫が、今のどちらチームにも感じられない。 このため地元住人にとってもスタジアムに応援に行こうという気になりにくくなっている。 チームが悪いのか、無関心な住民が悪いのか。 どちらにしても、地元での存在感の薄さはひどすぎる。

そこで、市民を中心に有志企業も加えて支援のためのシンジケートを作れないかと思っている。 市にも協力してもらい、住民がチームの存在を身近に感じるための活動を行っていく。 会員には会費を払ってもらい、チームには会員への特典を用意してもらう。 市には両者の交流の場を多数提供してもらう。 そして、新神戸、三宮などの主要駅前には市と両チームの旗を高く揚げよう。 もし、神綱ラグビーチームにチーム独自の旗があればこれを加えるのもいい。 無ければ作ろう。

最後に両チームの経営陣に言いたい事がある。 それは、もっと地元に目を向けてほしいと言うことだ。 経営陣が地元に目を向けなければファンは去ってゆく、また地元の声援がなければチームは盛り上がらない。

2004/06/21 馬納戸昇(UMANANDO NOBORU)

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