梅雨前線生成のメカニズムが代わった?
今年は梅雨前線の様子が今までとは異なっているような気がする。 これまでの感覚では東西に伸びた前線上を西から東へと低気圧が進むのだが、今年は低気圧が日本海で生まれるため前線が引き上げられて南北に延びている。 また通例では、前線が日本海にまで北上すると西から消えて消滅するのだが、今年は日本海中部で朝鮮半島から北海道まで長く横たわったままで消滅しない。 これは梅雨前線の生成メカニズムが変わったことを示しているのかも知れない。
以前読んだ解説では、ヒマラヤ山脈の北を流れる西風とインド洋から流れ込む湿った空気が中国南部で集束して梅雨前線が出来るとなっていた。 そして、太平洋高気圧が強まって前線を押し上げると集束が崩れて消滅するのだろう。 しかし今年は北上しても消滅しない。 だとすると前線の生成メカニズムが変わり、ヒマラヤ山脈ではなく北の崑崙山脈や天山山脈が前線の維持に関係しているのかも知れない。
なぜ北上しても前線が消えないのか、気象専門家に解明してもらいたい。
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