立候補すると儲かる?;背番号候補の記憶
乱立する群小政党の中には同じ戦局に複数候補を立てている党もある。 その他大勢の小党では一人でも当選の見込みが全くないのに何故かと考えてしまう。 比例代表のための票数を稼ぎたいのかとも思うが、そこで思い出した事がある。
かつて、千葉県でのことだったと思うが、ある企業経営者が社員を多数立候補させたことがある。 候補には番号を付けたので背番号候補と言われた。
経営者がこんな事をしたのは、立候補すると儲かると踏んだからだ。 当時、立候補すると選挙ポスター用紙などを含めて現物給付があった。 経営者は印刷業なので、選挙ポスターを印刷せず自分の事業に流用し、さらに選挙運動もしなけれ供託金を没収されても利益が出せたらしい。 これが流行しては選挙の本質が失われるとの非難の声が上がり、その後供託金が大幅に引き上げられる原因となった。 それを思い出したのだ。
当時と今では供託金の額も支給品も異なるが、当選の可能性が無い選挙区に複数候補を立てるのは何故だろうか。 かつて「大阪維新の会」が金(確か3百万円程)を取って公認を出したところ、金で議席が買えるならばと希望者が殺到したことがあるが、同じようなマネーメイキングの仕組みがあるのだろうか?
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